遊☆戯☆王
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アニメ
テレビアニメ
原作漫画『遊☆戯☆王』は2度アニメ化されている。1作目は1998年にテレビ朝日系で東映動画制作による『遊☆戯☆王』、2作目は2000年にテレビ東京系でASATSU-DK系列のNAS制作による『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』である。
最初のアニメ化作品である『遊☆戯☆王』は半年で放送終了となったが、1999年にコナミより発売された『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』のヒットを受け、1作目の放送終了からわずか一年半という期間で『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』として再びアニメ化されることとなった。この2作品は制作会社、放送局、担当声優などが異なっており、まったく関連のない別作品として扱われている[注 12]。
テレビ朝日版(東映版)
- 『遊☆戯☆王』
- 1998年4月4日から10月10日までテレビ朝日系(フルネット局)で放送。全27話。制作/アニメーション制作は東映動画(放送期間中に東映アニメーションに商号変更)。
- 原作第1巻学園編遊闘1から第7巻TRPG編遊闘59までのアニメ化作品。のちのテレビ東京系列で放送された作品群とはまったく関連性をもたない。
テレビ東京版
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』
- 2000年4月18日から2004年9月29日までテレビ東京系で放送。全224話。NAS制作、アニメーション制作はぎゃろっぷ。
- 原作第7巻遊闘60から始まる決闘者の王国編から、最終第38巻・遊闘342および遊闘最終話までのアニメ化作品。王国編より前のエピソードは省かれているが、物語上重要なもののみ要所で挿入され補完されている。
後続作品
原作部分完結以降(2作目『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』完結以降)、主人公や設定を一新したアニメオリジナル作品が制作・放送され続けている。『GX』から『VRAINS』までは『デュエルモンスターズ』と同じくNAS制作、アニメーション制作はぎゃろっぷ。『GX』・『5D's』については『デュエルモンスターズ』の世界を引き継いでいる。
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』
- 2004年10月6日から2008年3月26日までテレビ東京系で放送。全180話。
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の世界観を継承した作品。本作以降は全てアニメオリジナル展開作品。
- 『遊☆戯☆王5D's』
- 2008年4月2日から2011年3月30日までテレビ東京系で放送。全154話。
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の数十年後を舞台とした作品。
- この作品よりハイビジョン制作(地上デジタル放送のみ、アナログ放送はレターボックス放送)を実施。
- 『遊☆戯☆王ZEXAL』
- 2011年4月11日から2012年9月24日までテレビ東京系で放送。全73話 + 番外編1話。
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』や『遊☆戯☆王5D's』と異なり過去作品とのストーリー上の関連性は明言されていない。
- 『遊☆戯☆王ZEXAL II』
- 2012年10月7日から2014年3月23日までテレビ東京系で放送。全73話。
- 『遊☆戯☆王ZEXAL』の続編。話数は『ZEXAL』から継続されている。
- 『遊☆戯☆王ARC-V』
- 2014年4月6日から2017年3月26日までテレビ東京系で放送。全148話。
- 過去作品とのストーリー上の関連性は明言されていない。過去作品の『GX』から明日香やエド、『5D's』からジャックやクロウ、『ZEXAL』および『ZEXAL II』からカイトなどのキャラクターが登場するが、それぞれの作品と同一人物ではなく、パラレルワールド設定となっている。
- 『遊☆戯☆王VRAINS』
- 2017年5月10日から2019年9月25日までテレビ東京系で放送。全120話。
- 過去作品とのストーリー上の関連性は明言されていない。
- 『遊☆戯☆王SEVENS』
- 2020年4月4日から2022年3月27日までテレビ東京系で放送。全92話。
- テレビ東京系アニメシリーズ20周年記念作品[36]。本作より製作委員会方式となり、アニメーション制作はブリッジが担当する。
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』
- 2022年4月3日からテレビ東京系で放送中。
- 基本設定や世界観は前作『SEVENS』を一部引き継いでいる。
日本国外作品
- 『遊☆戯☆王ALEX』 (Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)
- 2006年にアメリカの4キッズエンタテインメントが制作したミニシリーズ。日本未放映。『遊☆戯☆王カプセルモンスターズ』とも呼ばれる。全12話。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の番外編。
劇場用アニメ
1999年に初の劇場版作品『遊☆戯☆王』が公開。2004年には全米公開用に制作されたオリジナル長編映画『Yu-Gi-Oh! The Movie』(邦題:『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド』)が公開。さらに、2010年にはテレビ東京系アニメシリーズの10周年[注 13]を迎えたことを記念して、歴代主人公の武藤遊戯(遊☆戯☆王デュエルモンスターズ)、遊城十代(遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX)、不動遊星(遊☆戯☆王5D's)の3人が共演する『10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜』が2010年1月23日より全国のワーナー・マイカル・シネマズ、TOHOシネマズ、ティ・ジョイ、ユナイテッドシネマの3Dシアターにて公開された。
- 『遊☆戯☆王』
- 1999年、「'99春東映アニメフェア」の1つとして公開。
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド』
- 2004年に全米で公開。日本では劇場公開はされなかったが、上映イベントが行われた。
- 『10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜』
- 2010年1月23日公開の3D映画。また、2011年2月26日からアンコール上映された。
- 『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』
- 2016年4月23日より「遊☆戯☆王 20周年記念作品」として、完全新作のオリジナル長編劇場版アニメーション映画として公開。今回は当初から日本での公開を前提としており、原作漫画の続編になっている為、原作者である高橋が製作総指揮およびキャラクターデザインと脚本を担当する。主演は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』以降のシリーズで武藤遊戯を演じた風間俊介と、同じく海馬瀬人を演じた津田健次郎。
注釈
- ^ この呼称は作中では使われず、ゲーム版において初めて使われたものである。
- ^ 遊☆戯☆王シリーズとしては、『遊☆戯☆王ZEXAL』(原案・監修:高橋和希/スタジオ・ダイス、ストーリー:吉田伸、漫画:三好直人)の読み切り作品が、『週刊少年ジャンプ』2011年18号に掲載されている。
- ^ これは『週刊少年ジャンプ』誌上において言及されたもので、『マジック:ザ・ギャザリング』のカードセットが読者プレゼントにもなった[8]。
- ^ この辺りの双六の行動に関しては、後に文庫版で「双六は海馬と闇遊戯(アテム)の関係も、青眼との因縁もすべて承知で遊戯と海馬の成長のきっかけとするため海馬を煽り立てたのではないか」といった解説がされている。
- ^ アニメ版ではペガサスが直接説明する。
- ^ 海馬が作った理由は、立体化して巨大化したカードで姿を隠してペガサスの相手のカードを読む能力を封じるためである。原作のペガサスはこれを警戒しており、これを使われたら自身に有利に働かないと評していたが、アニメでは単に相手の土俵に上がらないのはセオリーであるためと語っており、千年眼の力を封じられるわけがないと語っている。また、王もペガサスの力は闇の力のため封じるのは無理だと評していた。
- ^ 千年アイテムによらない闇のゲームも数種存在する。
- ^ シャーディーは、「王墓をあばき財宝を盗み出す罪人を裁くために生み出されたもの…『ペル・エム・フルの書』にそう記されている」と語るが、罪人を裁くために使われるようになったのは戦争終結後である。
- ^ ゆえに史実とは異なる。実際に作中で事実として語られる内容と大きくずれがある。このため極端な話現代パートで確認できるセト、マハード、アクナディン以外の神官が本当に以下で述べる名だったのかすら不明。
- ^ a b コミックスでは未表記。
- ^ 読み切り時は、「原作:高橋和希 スタジオ・ダイス、マンガ:三好直人」
- ^ ただし、遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXで、姫小路 薫子や影山 リサ等、東映版遊☆戯☆王オリジナルキャラクターの名前が出る場面が存在する
- ^ 1998年にテレビ朝日系で放送された東映版の『遊☆戯☆王』はカウントされていない。
出典
- ^ “「遊戯王」高橋和希さん突然の死にジャンプ出版元の集英社「今後は決まっておりません」”. 日刊スポーツ. (2022年7月7日) 2022年10月15日閲覧。
- ^ ジャンプ・コミックス 『遊☆戯☆王』第16巻 作者コメント。
- ^ ジャンプ・コミックス 『遊☆戯☆王』36巻 作者コメント
- ^ 『ジャンプ流 VOL.8 まるごと高橋和希』集英社、2016年4月、4-5頁。
- ^ 文庫版第2巻の作者のあとがき。
- ^ 『遊☆戯☆王 キャラクターズガイド -真理の福音-』集英社、2002年11月、275頁。(ISBN 4-08-873363-0)
- ^ “劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』 - MARVELOUS!”. マーベラス (企業). 2020年4月4日閲覧。
- ^ 『週刊少年ジャンプ』1997年8号(2月3日号)、集英社、42頁。
- ^ KONAMI公式サイト
- ^ “1位はポケモン!キャラクター「メディアミックス」総収益の世界ランキングに日本の底力を見た”. FINDERS. (2019年12月10日) 2022年8月19日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 1”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 2”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 3”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 4”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 5”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 6”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 7”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 8”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 9”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 10”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 11”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 12”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 13”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 14”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 15”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 16”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 17”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 18”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 19”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 20”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 21”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “遊☆戯☆王(文庫版) 22”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ ジャンプ・コミックス『遊☆戯☆王R』第5巻 作者コメント。
- ^ 友永晃浩2021年4月2日のツイート『4/1発売の最強ジャンプ5月号に読み切り「遊☆戯☆王ラッシュデュエルLP」を掲載させてて頂きました。』
- ^ “Vジャンプ6月特大号にて『遊☆戯☆王OCGストーリーズ』連載スタート!” (2022年4月7日). 2022年4月24日閲覧。
- ^ “アニメ「遊☆戯☆王」新作は4月より放送、主人公はシリーズ初の小学生”. コミックナタリー (2019年12月21日). 2019年12月21日閲覧。
- ^ “【新番組】『遊☆戯☆王GO RADIO!!』4月13日(土)~放送開始!パーソナリティは、宮下草薙・宮下兼史鷹さん!”. 文化放送. 2024年5月14日閲覧。
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