超音戦士ボーグマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 15:02 UTC 版)
用語
- ボーグマン
- 宇宙空間に適応させたサイボーグの総称。
- ボーグマン計画
- ボーグマンによる宇宙進出計画。メッシュの陰謀により中止になる。
妖魔 ()- 異空間に生息する魔物。
- ファントム
SWAT () - 世界警察が結成した対妖魔特殊警察。美姫を隊長として、全隊員が女性で構成されている。
- 各所に隠し武器が装備された専用のプロテクターとスマートガンなどの重火器を装備しているが、ボーグマンのようにサイボーグ化していない生身の人間に過ぎないため、妖魔との戦闘では苦戦を強いられることが多い。ボーグマンたちを素人扱いし、何かにつけては妖魔絡みの事件から手を引かせよう(警察が対妖魔に乗り出したので、もう民間人であるボーグマンチームは不要という意図)とするが、結果的には彼らに助けられることが多く、結局はこの種の物語で主人公たちを引き立てる典型である「常人で編成されたやられ役の戦闘専門職」の役回りを担う。
- 登場直前までは「妖魔SWAT」という名称で設定されていたうえ、全隊員のキャラクター設定もしっかり用意されており、アニメ雑誌などへの資料提供が行われていた。中でも中華娘の李大龍(リ・タイロン)は大きな前人気を得ていた[要出典]が、これらの設定は美姫以外の未登場に伴い、全てが未使用に終わった。
スタッフ
- 企画 - 嶋村一夫(読売広告社)
- シリーズ構成 - 園田英樹
- プロデューサー - 堀越徹(日本テレビ)、大野実(読売広告社)、頼経康史(東宝)、加藤博(葦プロダクション)
- キャラクターデザイン - きくちみちたか
- メカニックデザイン - 大畑晃一、山田高裕、福地仁
- 美術監督 - 新井寅雄
- 録音監督 - 清水勝則
- 音楽 - 飛澤宏元
- 効果 - 野口透(アニメサウンドプロダクション)
- 監督 - 根岸弘
- 企画制作 - 日本テレビ
- 製作 - 読売広告社、東宝株式会社、葦プロダクション
- 制作著作 - 日本テレビ、東宝株式会社
主題歌
- オープニング・テーマ
- エンディング・テーマ
上記の楽曲を収録したシングルCDは、いずれも東芝EMI(当時)のユーメックス・レーベルより発売された。
OP/EDの「DON'T LOOK BACK」・「FOREVER」は、従来のアニメ主題歌にはなかったヘヴィメタルサウンドが人気となった。また、そのヒットを受けて同ユニットのメンバーであるMARCYと、当時人気を誇った女性ロックバンド「SHOW-YA」の寺田恵子により本番組のためだけのユニット「HIPS」[注 2]が限定結成され、後期のOP/EDを担当した。
- 挿入歌
-
- 「ボーグ・ゲット・オン」
- 作詞 - 水谷啓二 / 作曲 - 工藤崇 / 編曲 - 飛澤宏元 / 歌 - 山寺宏一
注釈
- ^ アニスへ組み込まれたボーグマンシステムは本来彼女専用ではなく、奇跡的に一致したものである。
- ^ その後もこのユニットは結成されている。
- ^ このソニックシステムのために用意されたバンクシーンは光の明滅がかなり激しく、ポケモンショック発生以降のCS放送における放送では画面を暗くする修正が加えられている。
- ^ 本編中のリョウたちのブレスレットの効果音、もしくは、玩具のブレスからのビープ音に反応し特殊な発光パターン、GWを駆動させる。
- ^ 菊池のスケジュールが取れなかった分については彼による作画監修か、アニメ本編の作画監督や原画マンによる描き下ろし。
- ^ 全裸姿については、リョウとの肉体関係を示唆した絵柄すら存在した。また、菊池の画集『Zwei』の40ページによれば、水の無いプールの底に全裸で横たわったアニスを描いた『月刊ニュータイプ』1988年12月号付録のポスターは賛否両論となり、小さい子から疑問に思う投書が届いたという[要出典]。
- ^ これらの版権イラストやフィギュアについては、後年に発売された菊池の各画集(『The NEXT GENERATON』 (ISBN 4-8291-9104-X)、『STUDIO TRON ART BOOK 1993』 (ISBN 4-8291-7254-1)、『Zwei』 (ISBN 4-8291-9116-3))で紹介されている。
- ^ アニスについては東宝からキャラクター使用許可が下りず、鷹森が演じる「ライカ」という別ヒロインへ変更されている。
出典
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