複合武器 複合武器の概要

複合武器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 04:34 UTC 版)

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ピストルソード

ピストルソード(英語:Pistol sword)とは、拳銃と剣を組み合わせた武器である。射撃から斬り合いへ即座に移行できるよう開発されたものや、怪我をしたイノシシにトドメを刺すため開発されたものもある[2]。製造やメンテナンスにコストと労力がかかり、振り回すのにも射撃の安定性でもバランスが悪く、打撃後には歪んでピストルとして使えなくなる可能性があるため廃れた[3]。時代に関わらず軍用でも民間でも製造を試みる人が多く、現代に至っても様々なバリエーションが開発される[4]

コンビネーション・ガン

コンビネーション・ガン英語版とは、ショットガンライフル銃など種類の異なる火器を組み合わせた銃である。狩猟用や空軍パイロットなどのサバイバル用途で開発された。

その他

  • アパッチ・リボルバー - ギャングが拳銃とメリケンサックやナイフを合体させた。
  • 道火桿 - 大砲に着火するための火縄が付いた棒(槍)。この装備に銃が付いたものもある[5]
  • ガンシールド英語版 - ヘンリー8世のボディーガードは丸い鉄盾に銃が付いたものを装備した。
  • 斧とピストルを組み合わせた武器は、16-18世紀までポーランド騎兵のトレードマークであった。
  • スペツナズ・ナイフNRS ナイフ型消音拳銃 - ロシアの特殊部隊用ナイフに単発の拳銃を組み込んだもの。英語圏では、バリスティック・ナイフという種類となる。
  • ランタン・シールド - 剣と盾とランタンを組み合わせた武器
  • Tarchイタリア語版 - 盾と小手を組み合わせた装備
  • パタ - 小手と剣を組み合わせた武器
  • Maduvu英語版 - インドの鹿の角と盾を組み合わせた武器

ギャラリー


  1. ^ 図解 近接武器 著者: 大波篤司 No,097
  2. ^ Davis, J.M. (1996年). “Swords & Knives”. 2008年10月29日閲覧。
  3. ^ Kinard, Jeff (2003). Pistols: An Illustrated History of Their Impact. ABC-CLIO. p. 59. ISBN 978-1-85109-470-7. https://books.google.com/books?id=ZVnuHX_6bG0C 
  4. ^ Powell, J.. “History: Sierra Madre Knife Pistols”. San Juan Enterprises. 2008年10月29日閲覧。 Modern knife pistol
  5. ^ Howard Ricketts, Firearms, (London,1962) p.29.


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