表面プラズモン 表面プラズモンの概要

表面プラズモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/28 10:06 UTC 版)

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金属-誘電体界面に沿って伝播する電子密度波の模式図。電荷密度振動および関連する電磁場は表面プラズモンポラリトン波と呼ばれる。界面から離れた距離に対する電磁場強度の指数関数的依存性が右側に示されている。これらの波は電磁スペクトルの可視光範囲の光で非常に効率よく励起することができる。

表面プラズモンにおける電荷移動は常に金属の外側(および内側)に電磁場を生成する。電荷運動および関連する電磁場の両方を含む励起は平面界面での表面プラズモンポラリトン、または小粒子の閉曲面に対する局在表面プラズモンと呼ばれる。

表面プラズモンの存在は、1957年にRufus Ritchieにより最初に予測された[1]。その後20年間で多くの科学者により広く研究された。主な研究者としては50年代60年代にはT. Turbadar、60年代70年代にはHeinz Raether、E. Kretschmann、A. Ottoがいた。表面プラズモンによるフォトニクスに似たナノスケール構造における情報伝達はプラズモニクスと呼ばれる[2]

関連項目

外部リンク


  1. ^ Ritchie, R. H. (June 1957). “Plasma Losses by Fast Electrons in Thin Films”. Physical Review 106 (5): 874-881. Bibcode1957PhRv..106..874R. doi:10.1103/PhysRev.106.874. 
  2. ^ Polman, Albert; Harry A. Atwater (2005). “Plasmonics: optics at the nanoscale”. Materials Today 8: 56. doi:10.1016/S1369-7021(04)00685-6. http://daedalus.caltech.edu/publication/pdf/0801_opinion.pdf 2011年1月26日閲覧。. 


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