緊急呼出し エマージェンシー・コール 概要

緊急呼出し エマージェンシー・コール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 17:07 UTC 版)

概要

東洋一のスラム街スモーキー・マウンテンを舞台に日本映画初のオールフィリピンロケを敢行した作品。監督は自らも医師免許を持つ大森一樹。大森は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災に被災し、芦屋の自宅マンションが被害を受けていたが、翌週には本作品のためフィリピンロケに赴いた[1]

出演の日本人役者は主演の真田広之大江千里鈴木京香シンシア・ラスター(セリフは英語である)のみであり、あとはフィリピン人の役者である。約90%が英語によるセリフであり、真田、大江との絡み、真田と鈴木との電話の絡みシーンのみ日本語のセリフである。

更に撮影では、日本人スタッフは撮影・照明・録音・チーフ助監督・演技事務などの重要パート10人たらずのみであり、大多数のフィリピン現地のスタッフが助手などを担当している。

1996年にVHS、2017年にDVDが発売された。

ストーリー

フィリピントンドのノース・ジェネラル病院で働く日本人産婦人科インターンの原田英之は行き着き暇もなく、小児科のニッキなどと共に次々と仕事をこなしていた。そんなある日、未成年の妊婦が運ばれてくる。その付き添いのカティに原田は惹かれるものを感じる。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

スタッフ

  • 監督 - 大森一樹
  • 原作 - 太田靖之「緊急呼出し」
  • 脚色 - 大森一樹北原陽一
  • 録音 - 瀬川徹夫
  • スクリプター - 宮腰千代
  • 助監督 - 崎田憲一、Marvin Panganiban
  • 照明 - 渡辺三雄
  • 美術 - Arthur Santamaria
  • 音響効果 - 倉橋静男
  • ネガ編集 - 三陽編集室
  • タイミング - 関口正晴
  • タイトル - 赤松陽構造
  • 現像 - IMAGICA
  • ダビングステージ - 東京テレビセンター
  • 協力 - The Philippine Information Agency、RSVP Film Studios
  • プロデューサー - 佐倉寛二郎、空閑由美子、Nita Trofeo
  • 製作協力 - CINEMA 1635 INC.、オフィスサンマリー
  • 製作 - プルミエ・インターナショナル

  1. ^ 「急之壱 『ゴジラVSデストロイア』」『平成ゴジラ大全 1984-1995』編著 白石雅彦、スーパーバイザー 富山省吾双葉社〈双葉社の大全シリーズ〉、2003年1月20日、288頁。ISBN 4-575-29505-1 
  2. ^ 真田広之:“俳優の完成形”とJACの歴史を、ビデオ考古学者・コンバットRECが振り返る | 国境を越えて活躍する日本人 第1回”. 映画ナタリー. Natasha (2021年7月27日). 2022年4月9日閲覧。


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