秋山準 入場曲

秋山準

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 00:23 UTC 版)

入場曲

長年使い続けた「SHADOW EXPLOSION」を変えたとき、「大会場に映える曲」と発言していた。実際にこの2日後の10月8日に新日本プロレス東京ドーム大会に出場している。2014年以降は「SHADOW EXPLOSION(ヴォーカル入り)」と「STERNNESS」を使い分けている。

DDTにレンタル移籍後は「『SHADOW EXPLOSION』って一番気合入ってた時なんですよ。落ち着いてきて『STERNNESS』に変えたけど、『SHADOW EXPLOSION』って一番カッカカッカ前に出ていた曲なんで、じゃあそれでいこうと。」[16] という理由で「SHADOW EXPLOSION」を使用。2021年のNOAHへのスポット参戦、及びDDTでも2022年より再び「STERNNESS」を使用。

得意技

フィニッシュ・ホールド

エクスプロイダー
秋山が開発し、現在は多くのレスラーに使用されている技。相手と向かい合い、右手を左肩口へ回しながら左手を右太腿の外から股に差し入れ、後方へ反り投げる変形の裏投げ。素早く仕掛けられる為走りこんでくる相手へのカウンター技としても用いることができ、また角度を調節することも可能な使い勝手の良い技である。受身の天才でもある三沢をして、「秋山のスープレックス(エクスプロイダー)は通常とは違い横向きに投げられるので受身が取りづらい。はっきり言ってやっかいだよ。」と言わしめたほどである。初期は右手の添え先が相手の右肩になるなど投げ方が安定せず、三沢のコメント通り相手の身体が横向きになることが多かったが、徐々に改良され、現在のように縦に投げるようになった。
バリエーションとして断崖式・雪崩式が存在するが、危険すぎるため一時期封印していた(雪崩式を食らった三沢は首に重傷を負った。)。断崖式が出されたのは2004年東京ドームにおける小橋戦、2007年武道館でのモハメド・ヨネ戦の2回。ただし小橋にはコーナートップからの断崖式という危険なシチュエーションで繰り出している。
新日本プロレス飯塚高史がヒールターン前に得意としていたブリザード・スープレックスとはロックの仕方が左右逆。雑誌のインタビューで秋山は、左手を相手太腿のどこへ添えるかで角度を調整していると話している。
リストクラッチ・エクスプロイダー
現在の主なフィニッシャー。股下を通した左手で相手の左腕を掴み、受身が取れない状態で後方に反り投げる。相手の股下を通したリストクラッチにすることで、相手は急角度のフロント・スープレックスのような角度で脳天から後頭部を前に突っ込むよう鋭角的に叩き付けられるため、技の威力が非常に高い。以前までならこの技が決まれば試合はお終いとなっていたが、最近ではカバーに入る際に片エビ固めではなく体固めの体勢で押さえ込むため、キックアウトする相手も出てきている。(以前は渾身の力で片エビ固め(3つ目のカウントが入るときにはほぼエビ固め)で押さえ込んでいたため、返されることは皆無だった。)
変形リストクラッチ・エクスプロイダー
リストクラッチしてのフィッシャーマンズ・スープレックス。後述のスターネス・ダストγと似た技であるが、垂直落下式のバスターではなく、自身もブリッジで反り返るスープレックス系の技であるという点で異なる。2007年1月での潮崎に対して初めて繰り出し、その後も度々使用されている。
スターネスダストα
リストクラッチしてのフィッシャーマンズ・バスター。志賀が長期欠場する一因となった技である。このことを秋山は非常に後悔しており、半封印状態となっていた時期もあった。
変形スターネスダストα
スターネスダストαの形で持ち上げ、開脚して尻餅をつきながら、みちのくドライバーIIのように相手を垂直に落とす。初出は2009年3月のGHCヘビー級選手権。近年の王座戦はこの技で決めることが多く、一度もキックアウトされたことがない。
スターネスダストγ
αと同じくリストクラッチ・フィッシャーマンズ・バスター。αはリストクラッチ・バーニングハンマーに似た落とし方だが、この技はクラッチだけはリストクラッチで、普通のフィッシャーマンズ・バスターの落とし方で落とす。最近ではこの落とし方が多いが、因みに秋山がこの技を実際に使ったのは一度だけで、試合結果にはスターネスダストαと表示されている。
フロントネックロック
完全に極まると逃げ出すことがほぼ不可能である。相手のスタミナを削ぐ繋ぎ技としても使われる。三沢の話によると「打開する方法は無い」とのことだが[17]、小橋と中西学が共に力ずくで返したことがある。小橋は両腕で踏ん張って首を抜くことができたが、これは秋山が小橋の右腕をクラッチできないまま技へ移行したからである。一方の中西は技が完全に決まった状態から秋山の体を持ち上げて立ち上がり、秋山を後方に投げ捨てた。スタンディングの状態(胴締めを伴わない)で繰り出すこともある。
ジャンピングニーバット
相手に走りこんで飛び膝を相手の顔面・首筋に当てる技。これを出した際に当時日本テレビの実況アナウンサーの若林健治が「ジャンボ鶴田直伝!」と叫ぶのはお約束と化していた。秋山もそれを誇りにしており、「一番思い入れのある技は何ですか?」という雑誌のインタビューに自身のオリジナル技ではなく、ジャンピングニーを選んでいる。なお、上半身を真っ直ぐに立て垂直に飛び上がり、膝から脛付近を『面』で当てる鶴田のそれと比べると、胸を反らし腰から下を前方に突き出し膝頭を『点』で当てる。低空式で放ったり、後頭部へも放つことがある。
ランニング・ニーバット
相手に走りこんでジャンプせず、そのまま膝を相手の顔面と首筋に当てる。ハーフダウン状態の相手によく放ち、連発型で使うことや仕掛ける前に膝当てをずらしながらむき出しの膝を当てることも多い。

打撃技

エルボー
エルボー・スタンプ
逆水平チョップ
チョップ・スマッシュ
張り手
ドロップキック
フロントハイキック
通常、カウンター等を使用。
ニーリフト
秋山のニーリフトは通常、カウンター、ランニング式を使用する。
ラリアット
延髄斬り
エルボードロップ
ニードロップ

投げ技

ブルーサンダー
抱え式バックドロップアトミック・ドロップの体勢で相手を担ぎ上げて相手を水平に180度旋回させながらジャンプして自ら、開脚してジャンピング・パワーボムの形で尻餅を着くように着地し、相手を背中からマットへ叩きつける技。
全日本時代初期の秋山のフィニッシュ・ホールドで、当時の秋山のコスチュームのカラーから名付けられた。その後、橋が「ゴリサンダー」の名称で受け継いだ。
ドラゴンスクリュー
相手の足を捕えて回転し、膝にダメージを与える技。過去にはエプロンから断崖式で放ったこともある。
ゴッチ式パイルドライバー
秋山が全日本時代(ノア移籍以前)に多用していた技。通常のゴッチ式とは違い、相手の顔が自分の方を向いた形(ツームストーン・パイルドライバー)で繰り出すのが特徴。
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
秋山の専大の先輩でもある馳が開発した変形のフロント・スープレックス。串刺しエルボーからのロコモーション式で放つパターンも多い。新人時代、エクスプロイダーを決め技にするまでの期間にフィニッシュ技としていた。最近はあまり使用しない。
DDT
ダブルアームDDT
秋山は1990年代後半頃、インプラントDDTのように持ち上げて垂直に落とす形で使用した。
ブレーンバスター
垂直落下式ブレーンバスター
雪崩式ブレーンバスター
ジャーマンスープレックス
バックドロップ

関節技、締め技

ナガタロックII
秋山のライバル、新日本の永田が得意技とするグラウンド式腕極め顔面絞め。2001年10月8日の新日本東京ドーム大会において永田とタッグ結成が決定した際、合同公開練習中に永田から直接伝授した。一方、秋山は代わりに自らの必殺技であるエクスプロイダーのコツを永田に教授した。
ネックアンドアームブリッジ
別名「橋いじめ」、「橋殺し」。相手の片腕を取りテコの応用で相手の首を絞り上げる。健介が使うストラングホールドαと同種のダメージを与える技だが、ネックアンドアームブリッジの場合は技をかけている側は腕ひしぎ逆十字固めのような仰向け状態である。名称にあるブリッジは技を開発した際に実験台となった橋誠選手に由来。
タラバガニロック
フロントネックロックの発展系。まず、足を監獄固めで捕らえてからフロントスリーパーに移行する。足の自由が奪われるためか、フロントネックロック以上に身動きが取れない。なお、名前の由来は小橋の秘密特訓にかけられたもの。

タイトル歴

全日本プロレス
プロレスリング・ノア
DDTプロレスリング
プロレス大賞
  • 新人賞(1992年)
  • 敢闘賞(1998年)
  • 殊勲賞(2000年)
  • 殊勲賞(2001年)
  • 最優秀タッグチーム賞: バーニング 小橋建太&秋山準(1999年)
  • 技能賞(2003年)
  • 年間最高試合賞:(ベストバウト): 小橋建太 x 秋山準(7月10日/NOAH・東京ドーム:GHCヘビー級選手権)(2004年)
  • 年間最高試合賞(ベストバウト):三沢光晴&秋山準x小橋建太&高山善廣(12月2日/NOAH·日本武道館:小橋建太復帰戦。この試合で小橋が放った逆水平チョップは217発)ダブル受賞(2007年)
  • 殊勲賞(2011年)

  1. ^ a b c d ベースボールマガジン社『レスラーヒューマンストーリーII プロレスラー男の履歴書』p48-55
  2. ^ 「レスラーヒューマンストーリー 第135回 秋山準編」『週刊プロレス』2013年3月27日号、pp.63 - 66
  3. ^ 「全日本プロレス」の商標権は白石伸生オーナーが所有しており、商標の譲渡の交渉を進めているためひとまず「新会社の社長就任」と発表された。
  4. ^ 全日本プロレス オフィシャルサイト – 公式ホームページ運営会社変更・事務所移転のご案内
  5. ^ 週刊プロレス2017年9月13日号pp.15.
  6. ^ 週刊プロレス2017年9月13日号p.15.
  7. ^ 秋山準 リー戦で左ひじ骨折、シリーズ欠場 日刊スポーツ 2018年9月19日9時9分(日刊スポーツ新聞社、2018年10月5日閲覧)
  8. ^ 7/10【全日本】秋山が社長退任でGM職に、新社長には福田剛紀氏が就任 全日本が新人事を発表…”. プロレス格闘技DX (2019年7月10日). 2019年7月16日閲覧。
  9. ^ “全日本秋山準社長が退任しGM就任「令和の長州に」”. 日刊スポーツ. (2019年7月10日). https://www.nikkansports.com/battle/news/201907100000647.html 2019年7月16日閲覧。 
  10. ^ jun0917startの2020年1月26日19時21分のツイート- Twitter
  11. ^ 【プロレス大賞授賞式】故青木篤志さんに功労賞 師匠・秋山「全日本にとっても最大の功労者」” (2020年1月17日). 2020年2月29日閲覧。
  12. ^ 全日本秋山準WWEゲストコーチ トリプルHと会談” (2020年3月2日). 2020年6月29日閲覧。
  13. ^ 【DDT】全日本・秋山準のレンタル移籍決定「僕の持っているすべてを伝えていければ」”. 東京スポーツ (2020年6月27日). 2020年6月29日閲覧。
  14. ^ “秋山準 古巣・全日本に感謝の決別”. 東京スポーツ (東京スポーツ). (2021年1月30日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/221051 2021年1月30日閲覧。 
  15. ^ KO-D無差別級王者・秋山準が樋口和貞の挑戦を退け4・11後楽園で男色ディーノを迎撃へ!「俺はディーノをリスペクトしてる」”. バトル・ニュース (2021年3月28日). 2021年4月13日閲覧。
  16. ^ DDT TV SHOW!#8”. DDTプロレスリング (2020年6月27日). 2020年6月27日閲覧。
  17. ^ 2006年9月9日のGHCヘビー級選手権試合(秋山vs丸藤)のテレビ中継の、解説者として発言。
  18. ^ 『週刊プロレス』NO.1997 2019年2月20日号 pp.92-93
  19. ^ “秋山が大森に「ワイルド・バーニング」結成呼びかけ”. 東京スポーツ. (2014年1月28日). http://www.tokyo-sports.co.jp/prores/mens_prores/228517/ 2016年11月3日閲覧。 
  20. ^ “ワイルドバーニング短期決戦奏功 秋山組大逆転優勝”. 東京スポーツ. (2014年12月7日). http://www.tokyo-sports.co.jp/prores/mens_prores/342515/ 2016年11月3日閲覧。 
  21. ^ 11/13【全日本】秋山は大森のグランドスラム後押し宣言 ワイルドバーニングが2種の合体技試し斬りで最強タッグ制覇→世界タッグ返り咲きに手応え(写真あり)”. プロレス/格闘技DX. 2016年11月3日閲覧。
  22. ^ 週刊プロレス NO.2258 2023年8月30日号 108ページ
  23. ^ A・I・C(アキヤマ・インターナショナル・コミュニケーション)オフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2009年7月13日アーカイブ分)
  24. ^ 水澄の里 島根・奥三隅温泉湧水 豊かな自然に育まれた、おいしい水“みんなの潤水” - ウェイバックマシン(2015年3月20日アーカイブ分)


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