私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
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あらすじ
- 1 - 4巻(テレビアニメ化相当分)
- 主人公、黒木智子はいわゆる喪女でぼっちの高校1年生である。高校に入学しても彼氏ができるどころかクラスメイトともろくに会話もできない。そもそもまともに会話ができる相手と言えば、1学年下である弟の智貴や、中学時代の友人・成瀬優(ゆうちゃん)、3学年下の従妹・里崎希心(きーちゃん)など、学校外の極少数しかなかった。自分がぼっちになっている状況に焦り出した彼女は行動を開始するも、痛々しい失敗ばかりが続く。本人なりに頑張った文化祭で出会った1学年上の先輩・今江恵美など、優しく接してくれる人もわずかながらにいたが、智子はそれに気づかず、空回りのままだった。
- 5 - 8巻
- 1年間の奮闘も空しく、智子はまったく友達ができないまま2年生を迎える。弟の智貴も同じ高校に進学し、1年から同じクラスだった根元陽菜(ネモ)が話しかけてくるようになったり、中学時代の腐れ縁で智貴に片思いしている小宮山琴美と再会して中学2年生時代の智子・優・琴美の関係が戻るなど、学校内でいくつかの縁こそ出来たが、彼女を取り巻く状況はあまり変わらなかった。しかし、秋の修学旅行にて担任の荻野により半ば押し付けられる形で、他の班から溢れた「余りもの」グループの班長に任命され、同じ班になった女子たちと否応なく交流することになる。
- 9 - 12巻
- 紆余曲折ありながらも智子は修学旅行で班長を務めあげ、班のメンバーである3人のうち田村ゆり、吉田茉咲の2人と親しくなり、残りの内笑美莉(うっちー)からも一方的に意識されるようになった。これが転機となってゆりの友人である田中真子、クラスでも一目置かれる加藤明日香らとの交流が生まれ、さらには智貴の同級生・井口朱里と琴美との智貴を巡る片思いの争いに巻き込まれたり、陽菜の声優志望を偶然知ったことにより新たな関係が生まれたりなど、少しずつ周囲との距離が縮まっていく。そして季節は春を迎え、1年生のころからお世話になっていた先輩・恵美の卒業を経た智子は様々な思いを抱えながら3年生に進級する。
- 陽菜は、智子に自分が声優志望であることを知られていることに気がつき、以前にも増して智子に近づき始める。実は、高校入試の時に智子と出会っており、そのときから意識していたが、オタク趣味を隠しリア充グループの一員となっていたため、あえて遠くから見ていたのだった。一方でゆりは、智子が自分とは違い他人を受け入れがたいぼっちではなく、ある程度の人と交流ができることに気づき、数少ない自分の友人達との関係について強く意識し始める。
- 13巻 - 18巻
- 智子は、3年生に進級すると2年生時までの友人達と親交が深まるだけでなく、遠足では陽菜の親友の岡田茜の仲違いに巻き込まれたり、入試の時に手助けした新入生・平沢雫を世話したり、さらには球技大会でうっちーの友人グループ、ゲームセンターでは茉咲のヤンキー仲間や二木四季、勉強会では明日香の友人グループなど、1・2年生のころは関わりがほとんど無いか面識も無かったクラスメイトなどと交流をするようになったりするなど、1年生のころからは想像もつかない騒がしい日常を送り、もはやリア充のようになってしまったことを少し寂しく思う。ゴールデンウィークには友人達と各大学を見学した末に、オープンキャンバスに参加した難関大学の受験を決め、夏休みには予備校の合宿に参加する。
- 陽菜は、智子の行動を見て考えを改め、自身が声優志望であることを公表。遠足を経て智子と親しくなり、日常アニメのような生活を目指して智子の友人であるゆりにも近づき始める。一方ゆりは、智子に自分より親しい友人が多いと考えるようになり焦るが、智子も今まで学校に友達がおらず接し方がわからなかったため、ゆりとの関係性に悩んでいたのは同じであった。智子から歩み寄ることによってゆりの精神も落ち着いていく。うっちーは、3年生への進級で唯一別のクラスになり、自身の智子への気持ちをはっきりと意識する。智子への変なアプローチが増えたことによりついには球技大会にて友人たちにもバレてしまうが、その友人たちのサポートにより一方的に過ぎなかった智子との関係も改善されていく。明日香は、遠足での智子の行動を気に入り近づこうとするものの、智子との友人関係が対等にならないことに悩む。しかし、優と出会ったり、合宿で友人たちからのアドバイスを得たりすることで、同様に改善される。
- そんな智子と明日香の関係が気になる佐々木風夏は、勉強が手に着かず成績が落ちてゆき、智子とある意味対等な罵り合う関係となっていく。また、これまで親友である琴美以外の友人を作るのは好ましくないと考えていた伊藤光も、智子と同じクラスになったことで自身と琴美の周りにも人が増え、新たな友人関係が作られつつあることを受け入れ始める。これは、ゆりも同様であった。その中で、南小陽だけは進級によって友人が減り、自身がクラスで孤立しつつあることに焦り始める。
- 19巻 -
- 難関大学の文学部の受験を決めた智子は、小説家やゲームのシナリオライターなど、物を書く仕事に就くことを意識し始めるが、プロゲーマーを目指してインターネット配信を始めた四季や、漫画研究部でコミックマーケットにサークル参加している初芝、そして声優として着実に努力している陽菜とその声優養成所の友人達を観て、これまで何の努力もしてこなかった自分には難しいとも考えていた。そんな中、陽菜より文化祭で智子脚本による映画を撮ることを提案される。
- 私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。
- 主人公、黒木智子はいわゆる中二病で友達の少ない中学2年生である。2年生に進級するも以前のクラスの知り合いがいない智子は、友達のいなさそうな2人のうちの1人、成瀬優(ゆうちゃん)に声を掛けて友達になる。このまま優との2人の関係が続くと考えていた智子であったが、ある日、風邪で休んでいた間に優がもう1人の小宮山琴美に声を掛けてしまう。これにより、智子と優、優と琴美の親友同士と、智子と琴美の優を巡る罵り合う関係という、奇妙な3人組の日常がはじまるのだった。
注釈
- ^ 『ガンガンONLINEソムリエ』のアンケート投票で決定された。喪13(2巻)と同時発表。1位「私モテ(ワタモテ)」、2位「いや、僕達私達は略さず正式名称で呼びます。」、3位「もこっち」、4位「モテない」、5位「私が悪い」、その他「喪女」「ワタワル」「モテかわ」「わたおま」などの候補があった。
- ^ 元々「私モテ」の読み方がこれであり、主にアニメの製作委員会名などで使用されている。
- ^ 元々はファンが使用していたもので、作者のTwitterなどで確認できる。
- ^ a b c d 智子と1年から3年まで同じ場合、在籍クラスは1年10組 → 2年4組 → 3年5組。
- ^ 元々は県外(埼玉)の高校を志望していたが、母から願書提出を任された智子が願書を出し忘れたため、原幕を受験することになった。ただ、本当は原幕高校に進学したかったところを智子が同校にいるために躊躇っていただけだった。
- ^ a b c 智貴と高校1年から2年まで同じ場合、在籍クラスは1年10組 → 2年7組。
- ^ アニメでのクレジットは「智貴の友人」。
- ^ a b c 琴美と2年から3年まで同じ場合、在籍クラスは2年6組 → 3年5組。
- ^ テレビアニメ版では黒(栗色)であり、テレビアニメ化されているエピソードの時点では、まだほとんど掘り下げが無いモブキャラクターであった。
- ^ 3年生時は「ミキティ」。
- ^ a b 2年生時は登場していないが、智子と在籍クラスは別。
- ^ a b c d e f g 智子と2年から3年まで同じ場合、在籍クラスは2年4組 → 3年5組。
- ^ 智子の小陽に対する悪態に心の底から笑ったり、相手が理解できない話を自分中心に一方的に話し続けることに対して真子から「南さんと同じ」と指摘されて怒りを露わにするほど。
- ^ 登場した当初は笑顔や困り顔を見せる場面も多かったが、シリーズが進むにつれて少なくなっていった。智子からは「表情筋が10gくらいしかなさそう」などと評されている。
- ^ 喪82より。智子はそれまで学校での昼食は常に一人でとっており、高校生活に入ってから初めての「お誘い」であった。
- ^ アニメ版・喪10で登場した智子の1年生時の座席表にも「内」という名前があるが、彼女であるかどうかは不明。
- ^ a b c d e f g h うっちーと2年から3年まで同じ場合、在籍クラスは2年4組 → 3年4組。
- ^ 智子からは携帯電話番号を聞いていなかったため、わざわざ他の友人に尋ねるなどして調べた模様(そのため、智子は彼女から電話がかかってきたことにまず驚いていた)。
- ^ ただしこれは、「ミッション系大学を見学に行った」という話のオチ的な意味合いも含んでいる。
- ^ a b ノリ・マキの物語への登場は3年生時からで、サチと同じく在籍クラスは3年4組。
- ^ もっともうっちーはこの事を忘れており、その後も話しかけたりしている。
- ^ 素顔が明らかになる以前にも、18巻の特別編で智子に「表情がめちゃくちゃ怖い」と評されている
- ^ 学級委員長と直接明言されているわけではない。
- ^ 存在は2年生時から示唆されているが、物語への登場は3年生時からで、智子と同じクラス。
- ^ 修学旅行時に「カズキくん」と話をしていたことを凪に指摘されているが、これが彼氏の名前かどうかは不明。
- ^ 喪55の2年生時の七夕の短冊に「岸楓」という名前があるが、彼女かどうかは不明。
- ^ 当初は「れな」というルビが振られていたが、近年は「れいな」で統一される傾向にある。ただし、どちらが正しいのかはっきりしているわけではない。また、茉咲・杏奈・麗奈らヤンキーグループの共通の知人として、「レイナ」という人物は別にもう一人いる。
- ^ 2年生時の出席番号は岡田、加藤、楠、黒木の順になるはずだが、喪71における修学旅行時の新幹線で出席番号順に座らされたときには姿を見せていない。
- ^ 喪6において「みほ」という名前が登場しているが、彼女かどうかは不明。
- ^ 喪115
- ^ 喪98
- ^ a b アニメ喪3において、後に朱里と紗弥加と名付けられるキャラクターは登場しているが、エンディングに「女子中学生」としてクレジットされているのは佐藤奏美1人だけであり、どちらなのかは判断できない。
- ^ アニメでのクレジットは「体育教師」。
- ^ 第10話では出だし部分が通常とは若干異なる。第12話ではBパート後半のエンディング直前の話中に通常OPと同じスタッフテロップと共に同曲が流れたが、同曲のテロップに「オープニング主題歌」の表記は無かった。
- ^ その他、両隣の若者が立ち読みしている単行本として「ばらかもん(1巻)」や「アカメが斬る(4巻)」も登場している。
出典
- ^ ガンガンONLINE (2011年8月18日). “ganganonline: 毎週新連載プロジェクト16 第3弾目の「クラスメート、上村ユ ...”. Twitter. 2013年6月6日閲覧。
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- ^ It's Not My Fault That I'm Not Popular - ウェイバックマシン(2013年8月14日アーカイブ分) - OhInternet
- ^ 【わたモテ】智子は4chanアニメ板のマスコットキャラだよな?【海外の反応】 - 4chanの翻訳記事
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- ^ “私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。”. スクウェア・エニックス. 2016年3月22日閲覧。
- ^ “私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! アンソロジー”. スクウェア・エニックス. 2016年3月22日閲覧。
- ^ “私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 公式ファンブック 喪”. スクウェア・エニックス. 2016年3月22日閲覧。
- ^ 公式ファンブック喪 描き下ろしスペシャルコミック p.157
- ^ 原作第7巻初回限定特装版DVD収録。
- ^ "The Most Mean-Spirited Anime I Have Ever Watched"、 "Kotaku" 2013年8月21日、2013年11月23日閲覧。
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