石像寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 06:05 UTC 版)
文化財
重要文化財
- 石造阿弥陀如来及び両脇侍像・石造弥勒仏立像 - 本堂背後の阿弥陀堂に安置。定印(じょういん、膝上で両手を組む)を結ぶ阿弥陀如来坐像の左右に脇侍の観音菩薩・勢至菩薩像が立つ。花崗岩製で、阿弥陀像の像高91.5cm、両脇侍像の像高は約103cm。各像の光背にはそれぞれの像に対応する種子(各尊を梵字1字で象徴的に表したもの)を刻む。中尊光背裏の銘により、伊勢権守佐伯朝臣為家なる人物が願主となって元仁2年(1225年)に完成したことがわかる。制作年の明らかな鎌倉時代の石造彫刻の基準作として貴重である[4]。堂内向かって右に立つ弥勒仏像は2010年(平成22年)に追加指定された[5]。一つの石から掘り出した石仏としては日本最古である。
前後の札所
所在地
脚注
参考文献
- 竹村俊則『昭和京都名所図会 5 洛中』、駸々堂、1984
- 毎日新聞社編『仏像めぐりの旅 4 京都(洛中・東山)』、毎日新聞社、1993
関連項目
- 京都市立乾隆小学校
- 佛迎山瑞雲院
- 境智山本久寺
- 光明山歡喜院千本閻魔堂引接寺
- 瑞應山千本釋迦堂大報恩寺
- 日本の寺院一覧
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固有名詞の分類
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