真・三國無双
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 01:27 UTC 版)
シナリオ
主題歌
move『Can't Quit This!!!!〜KNOCK'EM OUT〜』
小説作品
堀場亙『真・三國無双 〜風焔乱舞+群星翔舞〜』(2008年1月、GAMECITY文庫)ISBN 9784775806364
開発
本作は対戦型格闘ゲーム『三國無双』の続編として企画されており、発足当初からPlayStation2用ソフトとしての制作が予定されていた。とはいえ、当時は対戦型格闘ゲームというジャンルがマニア向けになりつつあったため、それ以外のジャンルにしようということになった。このとき、PlayStation2の仕様が開発会社に提供されていたため、この仕様なら戦場そのものを再現できるのではないかという期待が膨れ、開発を始めると様々な案が出て、実現に至った。[2]
前作『三國無双』と同様に、キャラクターの個性を際立たせる方針は継続された一方、ドラマを描く必要があることから、史実とのバランスが難しいと鈴木はTGS2020でのインタビューの中で振り返っている[3]。
反響
『真・三國無双』シリーズのプロデューサーの鈴木亮浩によると、本作は前評判もなく初回出荷本数は10万本にも満たず[2]、ローンチタイトルとして発売されたコーエーの別作品『決戦』の陰に隠れてしまったという[3]。それでも、本作は評判が口コミを通じて広がり、ロングセラーとなったという[注釈 1][2]。また、イギリスの「ミダス・インタラクティブ」によると、発売日から6週間の間に日本では約30万本が売れたという[4]。
評価
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本作はレビュー収集サイトMetacriticにて、「一般的に好評」( "generally favorable reviews")という評価を得た[5]。
雑誌NextGenのDaniel Erickson は、本作について、「世界初となるリアルタイムストラテジー要素を取り入れたサードパーソン・3Dアクションゲームだが、システムそのものはいたって古典的である。面白いが、無茶苦茶奥が深いわけではない」("While it is the first third-person, 3D action game to feature a real-time battlefield, the gameplay is strictly old-school. Fun but not terribly deep.")と評している[19]。一方、日本のゲーム雑誌『ファミ通』のレビューでは40満点中31点がつけられた[10]。
注釈
- ^ 鈴木によると、一般的にアクションゲームは最初だけ売れて、それ以降は下がることが多いという[2]
- ^ Electronic Gaming Monthlyにおいては3人のレビュアーによる10点満点のレビューがつけられており、それぞれ 7.5/10, 6.5/10, 6/10である。
- ^ GameFanにおいては3人のレビュアーによるれびゅーがつけられており、それぞれ70, 72,83である
出典
- ^ “20周年を迎えた『真・三國無双』シリーズタイトルを紹介。派生タイトルやモバイルタイトルも【周年連載】”. 電撃オンライン (2020年11月3日). 2023年7月16日閲覧。
- ^ a b c d “『真・三國無双』20周年インタビュー。口コミで広がり100万本を達成した人気シリーズを振り返る【周年連載】”. 電撃オンライン (2020年11月10日). 2023年7月16日閲覧。
- ^ a b “[TGS 2020]「真・三國無双」シリーズ20周年インタビュー。コンシューマとスマホ,2本の新作について鈴木プロデューサーに聞いた”. 4Gamer.net. Aetas (2020年9月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ “Dynasty Warriors 2 signed by Midas”. midasinteractive.co.uk (2000年8月24日). 2001年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月14日閲覧。
- ^ a b “Dynasty Warriors 2 for PlayStation 2 Reviews”. Metacritic. Red Ventures. 2014年7月15日閲覧。
- ^ Marriott, Scott Alan. “Dynasty Warriors 2 - Review”. AllGame. All Media Network. 2014年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月16日閲覧。
- ^ Torres, Ricardo (2000年11月17日). “Dynasty Warriors 2”. Gamecenter. CNET. 2001年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
- ^ Dudlak, Jonathan; Johnston, Chris; Hager, Dean (November 2000). “Dynasty Warriors 2”. Electronic Gaming Monthly (Ziff Davis) (136): 264 2022年1月4日閲覧。.
- ^ Bramwell, Tom (2000年12月29日). “Dynasty Warriors II”. Eurogamer. Gamer Network. 2014年7月15日閲覧。
- ^ a b 「プレイステーション2 - 真・三國無双」『ファミ通』第915巻、エンターブレイン、2006年6月30日、86頁。
- ^ Fitzloff, Jay (November 2000). “Dynasty Warriors 2”. Game Informer (FuncoLand) (91). オリジナルのAugust 2, 2009時点におけるアーカイブ。 2014年7月15日閲覧。.
- ^ Weitzner, Jason "Fury" (November 2000). “Dynasty Warriors 2”. GameFan (BPA International) 8 (11): 88–89 2022年1月4日閲覧。.
- ^ Mylonas, Eric "ECM"; Van Stone, Matt "Kodomo"; Ngo, George "Eggo" (November 2000). “Dynasty Warriors 2”. GameFan (BPA International) 8 (11): 23 2022年1月4日閲覧。.
- ^ The Freshman (October 19, 2000). “Dynasty Warriors 2 Review for PS2 on GamePro.com”. GamePro (IDG Entertainment). オリジナルのFebruary 12, 2005時点におけるアーカイブ。 2014年7月15日閲覧。.
- ^ Dr. Moo (2001年1月). “Dynasty Warriors 2 Review”. GameRevolution. CraveOnline. 2014年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
- ^ Sato, Yoshiyuki Ike (2000年8月16日). “Dynasty Warriors 2 Review [JP Import]”. GameSpot. Red Ventures. 2000年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
- ^ Garbutt, Russell (2001年2月2日). “Dynasty Warriors 2”. PlanetPS2. IGN Entertainment. 2001年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月15日閲覧。
- ^ Perry, Douglass C. (2000年10月23日). “Dynasty Warriors 2”. IGN. Ziff Davis. 2014年7月15日閲覧。
- ^ a b Erickson, Daniel (November 2000). “Dynasty Warriors 2”. NextGen (Imagine Media) (71): 117 2022年1月4日閲覧。.
- ^ “Dynasty Warriors 2”. Official U.S. PlayStation Magazine (Ziff Davis) (38). (November 2000).
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