相模トラフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/11 06:37 UTC 版)
相模トラフ(さがみトラフ、英: Sagami Trough)は、関東地方の南方沖にある海底地形(舟状海盆;しゅうじょうかいぼん,トラフ)、及びそれに由来する現在活動中の沈み込み帯名。フィリピン海プレートの北東端に該当し、南側のフィリピン海プレートが北側のオホーツクプレート(北アメリカプレート)下に沈み込んでいる。この沈み込み帯のプレート境界断層では、数百年間隔でマグニチュード8クラスの巨大地震が繰り返されている。
注釈
- ^ Sagami Subduction Zoneのdeformation frontは不鮮明であるが、ここでは代表的な地形として上記の地形を挙げた。
出典
- ^ 「相模トラフ沿いの地震活動の長期評価(第二版)について」に基づく。
- ^ 関東直下の新しいプレート構造の提案 産業技術総合研究所 活断層研究センター 遠田晋次
- ^ 首都圏直下に潜むプレートの断片と地震発生 産業技術総合研究所 活断層研究センター 遠田晋次
- ^ 超稠密地震観測網Hi-netの広帯域利用 -地震波のモアレ現象- (PDF)
- ^ 産業技術総合研究所 宍倉正展:相模トラフ沿いの海溝型地震の新しい解釈 地震予知連絡会 会報第88巻 (PDF)
- ^ 相模トラフのオンライン海底地震観測網のデータについて地震予知連絡会 会報 第58巻 (PDF)
- ^ 相模湾初島沖システム観測ステーション
- ^ “沖合海底域 308 相模トラフ・南部海山”. 環境省. 2022年12月9日閲覧。
- 1 相模トラフとは
- 2 相模トラフの概要
- 3 相模トラフにおける地震
- 4 相模トラフの生物相
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