目黒 (目黒区)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 04:11 UTC 版)
歴史
江戸の守護のために安置された江戸五色不動の一つ、目黒不動(泰叡山瀧泉寺、目黒区下目黒)は慈覚大師円仁の創建と伝える古刹である。目黒不動は五色不動の中で最も著名であり、21世紀でも庶民の信仰を集めている。
1745年(延享二年)当時は、江戸町奉行が管轄する町屋の南西の端に位置していた。拡大する江戸の範囲を絵図に引いた朱色の線(朱引)の内側であると1818年(文政元年)に定めたとき、目黒は朱引の外側にあった。ただし、町奉行の支配地域である黒線(墨引)の内側には入っていた。本来であれば江戸の領域外となるはずだったが、目黒不動尊のために唯一の例外として御府内とされた。江戸末期に至るまで武家地としてはもとより町人町としてもほとんど機能しておらず、目黒不動尊の寺町として栄えていた。筍の名産地だった。
明治に入ると東京奠都や明治政府設立に大きく貢献した公家の三條實美公爵邸をはじめ佐賀藩士の久米邦武邸など、上大崎と区境を跨る形で広大な邸宅が点在する住宅地として知られるようになった。
地名の由来
旧:荏原郡中目黒村と下目黒村にまたがる地域である。そのため中目黒や下目黒とするわけにもいかず、結局は目黒駅に近いことから目黒と名づけられた。中目黒村、下目黒村や目黒町の中心地域ではなかった。目黒区役所は上目黒にある。
交通
- 東急バス (黒01 黒02 黒06 黒07 黒09 東98) 権之助坂、大鳥神社前、元競馬場前
- 東急バス (黒01 黒02 黒06 黒07 東98) 権之助坂、大鳥神社前、元競馬場前
- 東急バス (黒09 渋41 渋72) 田道小学校入り口
- 東京都道312号白金台町等々力線(目黒通り)
- 東京都道317号環状六号線(山手通り)
- 田道庚申通り
- 中町通り
- 油面通り
- 権之助坂
- 金毘羅坂
- 三条坂[7]
- 十七が坂
- 馬喰坂
- 目黒川
- 田道橋
- ふれあい橋
- 目黒新橋
施設
- 目黒区民センター
- 目黒区民センター公園
- 目黒区美術館
- 目黒区民センター図書館
- 体育館
- 目黒区中小企業センターホール
- 目黒区立田道小学校
- 目黒区立目黒東児童遊園
- 目黒区立大塚山公園
- ミクロネシア連邦大使館
- 東京インドネシア共和国学校
- 東京インドネシアモスク
- ^ “区勢要覧 - 2.人口と世帯”. 目黒区 (2021年3月31日). 2021年4月14日閲覧。
- ^ a b “町丁別世帯数および人口表”. 目黒区 (2021年4月1日). 2021年4月14日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “区立学校学区域”. 目黒区 (2018年8月25日). 2021年4月14日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ 画像と史料ですっきりわかる目黒1丁目界隈の郷土史
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