留夜別村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 22:44 UTC 版)
地理
「ルヨベツ」という地名の起源は、アイヌ語地名の「ルヨペッ(ルイオペッ、ruy-o-pet、砥石・群在する・川)」である。ゆっくり発音すると「ルイオペッ」であるが、「y-o」の部分が連音化して「ヨ」となったため、「ルヨペッ」と言い習わされ、それに漢字が充てられて「留夜別」になったと考えられる。河原にアイヌの人々が砥石として用いた溶結凝灰岩あたりの礫が散在していたことから命名。
- 山:爺爺岳、ルルイ岳、エビカラウス山、擂鉢山
- 河川:ソコボイ川、音根別川、チクニ川
- 湖沼:西ビロク湖、東ビロク湖、オン湖、オンネ湖、ニキショロ湖(泊村との境界上)
- 岬:安渡移矢岬、ルルイ岬、留夜別岬、赤石鼻
村内の地名
- 大字 留夜別村
- 留夜別
- 礼文磯
- 乳呑路(ちのみのち)
- 植内(うえんない)
- 白糠泊
- オカップ(岡布)
- ポンオカップ
- チクニ
- ヲヘウケトマリ
- ヒラウシトマリ
- シラリカントマリ
- ヲタイハケ
- アトイヤ(安渡移矢)
- ヒリク(美禄)
- チタルベウス
- キナカイ
- オキツネウス
- セセキ
- 代々別
- ポントマリ
- ウノトリイワ
- シロクタベツ
- ノツカ(野塚)
- サルカマップ
- チフンベツ
- 賽ノ河原
- シマイバケ
- アカンコロベ
- 大字 大滝村
- ショケベ
- ヲッチシ
- ルロイ
- シベトロ
- ヲンネトウ
- トショロ
- ソコボイ
- オタベツ
- オンコツ
隣接している自治体
歴史
- 1923年、留夜別村、大滝村が合併し二級町村として成立した。
行政
歴代村長
『根室・千島歴史人名事典』 による[2]。
- 1923年4月 - 1923年8月:岩城其一
- 1923年8月 - 1924年9月:田邊勝
- 1924年9月 - 1926年4月:福島愛之助
- 1926年4月 - 1929年5月:竹谷貞
- 1929年5月 - 1932年4月:服部安信
- 1932年5月 - 1941年5月:島崎久衛
- 1941年5月15日 - 1945年:小森輝義
経済
産業
立地企業
- 千島白糠泊製材
- 白糠泊北斗製材合資会社
- 国後製材合資会社 野塚工場
- 藤野缶詰所 (チタルベウス、キナカイ)
- 碓氷缶詰所 (オキツネウス)
- 釧路川口造材 出張所 (大滝村)
- 昌徳鉱業 千才鉱山出張所 (大滝村)
- 千寿鉱山 (大滝村)
農協・漁協
- 留夜別漁業組合
- 植内漁業組合
郵便局
局記号 | 局名 |
---|---|
島に | 乳呑路 |
島ち | 植内 |
島か | 白糠泊 |
注釈
出典
- ^ 北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例別表第1等に記載されている。
- ^ 根室・千島歴史人名事典編集委員会 2002, 375頁.
- ^ “千島連盟 脇理事長退任の意向 後任に松本氏浮上”. 北海道新聞デジタル (北海道新聞社). (2023年4月28日) 2024年2月16日閲覧。
固有名詞の分類
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