琉球国由来記
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『琉球国由来記』(りゅうきゅうこくゆらいき)は、琉球王国の王府が編纂させた地誌である。王府が編纂した体系的な最初の地誌で、康熙52年(1713年)に国王へ上覧された。沖縄を研究する上で欠くことのできない資料と言われている。
- ^ a b c 伊波普猷『伊波普猷全集』 第7巻、平凡社、1975年6月。
- ^ 古橋 信孝・三浦 佑之・森 朝男(編)『霊異記・氏文・縁起』 11巻、勉誠社〈古代文学講座〉、1995年6月。
- ^ 「間切役場」のこと。属島では「蔵元」と言った。
- ^ 「『琉球国由来記』 解説」では、『久米中里間切旧記』、『久米具志川間切旧記』、『久米之君南風由来並規式位階〔位階且公事〕』、『慶良間島渡嘉敷間切由来記』、『宮古島旧記』、『八重山島旧記』、『那覇由来記』を紹介している。このうち『久米中里間切旧記』は昭和初期に久米島の旧家で発見されたものなので、各地の旧家を隈なく探したら、今後も発見があるのではないかと同書では考察している。
- ^ 伊波 普猷・東恩納 寛惇・横山 重(編)『琉球史料叢書 第1』井上書房〈琉球史料叢書〉、1962年6月。に所収。
- 1 琉球国由来記とは
- 2 琉球国由来記の概要
- 3 脚注
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