構造主義
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構造主義(こうぞうしゅぎ、仏: structuralisme)とは、狭義には1960年代に登場し主にフランスで発展していった20世紀の現代思想の一つである。なお、構造主義と構成主義は異なる。構造主義の代表的な思想家としてクロード・レヴィ=ストロース、ルイ・アルチュセール、ジャック・ラカン、ミシェル・フーコー、ロラン・バルトらが活躍した。
注釈
- ^ 伝統的にフランスの数学者集団ブルバキとのつながりがある。
- ^ 岩井克人によれば構造主義とは、歴史には方向性があるとするマルクスへの批判であり、歴史の先取りに価値を見るサルトルへの批判であったという(日本経済新聞2013年10月10日(人間発見)国際基督教大客員教授 岩井克人さん 「資本主義」を考え抜く (3))。
- ^ 1896-1982。ロシア生まれの言語学者。アメリカでも活動した
- ^ 構成主義を研究したジャン・ピアジェは構造主義者を自認しているが、発達心理学を基礎に構造は構成的なものであるとして、レヴィ=ストロースの静的な構造理論を批判している。また、構造主義のむやみな拡張にも反対しており、ミシェル・フーコーも厳しく批判している。
出典
- ^ 構成主義 2024年3月2日閲覧
- ^ Sylvain Auroux, E.F.K. Koerner, Hans-Josef Niederehe, Kees Versteegh (2008 ) History of the Language Sciences, 2nd volume, p.1882 History of the Language Sciences
- ^ Deleuze, Gilles. 2002. "How Do We Recognise Structuralism?" In Desert Islands and Other Texts 1953-1974. Trans. David Lapoujade. Ed. Michael Taormina. Semiotext(e) Foreign Agents ser. Los Angeles and New York: Semiotext(e), 2004. 170–192. ISBN 1-58435-018-0: p. 170.
- ^ Dunn, Hopeton S. (2014). “A Tribute to Stuart Hall”. Critical Arts 28 (4): 758. doi:10.1080/02560046.2014.929228. ISSN 1992-6049.
- ^ Johann Sebastian Bach interlochen.org 2024年2月29日閲覧
- ^ 池田清彦『さよならダーウィニズム』p.144
- ^ 絵所秀紀『開発の政治経済学』日本評論社、1997年。
- 1 構造主義とは
- 2 構造主義の概要
- 3 生物学における構造主義(構造主義生物学)
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