暗所恐怖症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動患者には暗闇への異常で持続的な恐怖があり、暗闇が非常に恐ろしいものではないということが頭では分かっていても、不安を経験する。治療法は他の特定の恐怖症と共通する(「特定の恐怖症#治療」を参照)。
暗所恐怖症は子供に発症することが多い。
治療
暗所恐怖症の治療には、曝露療法(エクスポージャー)が用いられる。治療者は、患者が暗闇に身を置くことをサポートし、「暗闇に身を置いていても、時間が経過するとともに、徐々に不安感が減少していく」ということや、「暗闇に身を置いても、恐れていることは起こらず、暗闇は危険ではない」ということを実感できるよう支援する。患者が治療に意欲的に取り組めるよう、暗闇として映画館を活用し、好きな映画を観に行くという目標の達成に向けた支援と並行して、暗所恐怖症からの回復をサポートした事例も報告されている[1]。
脚注
- ^ 仁藤 二郎 (2009).暗闇に対して恐怖反応を示す自閉症児への行動療法的アプローチ――映画館を利用した介入とその効果――.発達障害研究,31,44-49.
- 1 暗所恐怖症とは
- 2 暗所恐怖症の概要
暗所恐怖症と同じ種類の言葉
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