新川文化ホール 概略

新川文化ホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 09:31 UTC 版)

概略

1983年2月、新川地区の3市3町が富山県議会へ請願書を提出したものが同年12月に採択され、1989年7月の基本構想委員会設置を経て[1]1991年10月6日に建設場所が決定[2]、続いて1992年9月26日に基本デザインが決定し[3]、同年10月13日に起工式が行われた[1]1994年10月31日に完成式が行われ[4]11月1日にオープン(同日こけら落しの『堀正文N響室内合奏団コンサート』が行われた)[5]

鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリートおよび鉄骨造地上4階地下2階建て[1]。敷地面積73,024㎡、建築面積8,230㎡、延床面積12,797㎡、大ホール(プロセニアムステージ、客席数1188席、間口18.4m、奥行18m、高さ8 - 10m、オーケストラピットおよび楽屋8室完備)・小ホール(プロセニアムステージ、客席数297席、間口11m、奥行11m、高さ8m、楽屋4室完備)・展示ホール(床面積1,000㎡、壁延長266m、5室分割可能)・会議室(7室)・和室(3室)、常設展示室、クリスタルガーデン(屋内庭園)、喫茶室、駐車場(800台分)といった施設があり[4]、チケットプレイガイド「アーツナビ」やレストラン「プチマドンナ」の営業が行われている。 特に大ホールは、県内でも有数の音響設備(残響可変装置(1.3 - 2.1秒))を備え[4]優良ホール100選に選ばれている[6]。2024年には北日本新聞主催の第49期棋王戦コナミグループ杯第1局(藤井聡太棋王vs伊藤匠七段)が開催された。

2020年の時点で、敷地内に児童向け屋内型遊び場を整備することが検討されている[7]


  1. ^ a b c 北日本新聞』1992年10月14日付朝刊19面『芸術振興の中核に 魚津 新川文化ホール起工 関係者ら工事の安全祈願』より。
  2. ^ 『広報うおづ』平成3年1月号(No.542)、15頁『1990年の主なできごと』より。
  3. ^ 『広報うおづ 1992年1月号』(通巻554号)、14頁『1991年の主なできごと 8月~12月』より。
  4. ^ a b c 北日本新聞』1994年10月31日付朝刊11 - 16面全面広告より。
  5. ^ 北日本新聞』1994年11月1日付朝刊28面『新川文化ホールオープン N響トップがこけら落とし 魚津』より。
  6. ^ 優良ホール100選(一般社団法人日本音響家協会、2023年1月17日閲覧)
  7. ^ 新川文化ホール敷地に屋内型遊び場 新年度予算案 県が調査費 知事「期待に添いたい」(北日本新聞Webun、2020年2月8日)


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