魚津市民会館とは? わかりやすく解説

魚津市民会館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 13:15 UTC 版)

魚津市民会館(うおづしみんかいかん)は、富山県魚津市本江にかつて所在していた市立の文化施設である。

概要

1960年3月22日に着工、1961年7月1日に第1期工事が完成し[1]1962年6月1日、魚津産業文化会館としてオープン。その年のうちに魚津市民会館に改称[2]

鉄筋3階建て、延床面積2,237m2、総工費は7千余万円であった。大ホールは収容人員1,000人(固定席909、立見席191)で、当時としては富山県内でも数少ない立派な施設であった。舞台は間口14m、奥行6.5mであった[2]。1階は大ホールの他に控室3室、集会室、応接室、事務室、産業展示物陳列室、売店、ホワイエ。2階は会議室3室と和室。3階は会議室1室と結婚式場、控室、披露和室で構成されていた[2]

1980年頃から1994年頃には、魚津市交通センターも併設されていた[3][4]

開館以降、様々な文化行事、コンサートなどに使用されてきた。1994年新川文化ホールが開館してからは、文化行事などが新川文化ホールで行うことが多くなったため、市民研修センターなどとして使用してきた。

さらに、2002年新川学びの森天神山交流館が開館してからは、ほとんど利用されなくなった。このため、魚津市立図書館の改築に合わせて、取り壊されることになった。現在、跡地には魚津市立図書館が建つ。魚津市立図書館と隣り合う形であったため、旧魚津市立図書館の場所は、現在の図書館の駐車場となっている[5]

脚注

  1. ^ 『魚津市広報 市制10年記念特集号』昭和37年5月15日発行、2ページ『魚津市10年間の出来ごと』より。
  2. ^ a b c 『本江郷土史』(2021年11月15日、本江地区振興会発行)116頁。
  3. ^ 『昭和55年 魚津市黒部市住宅明細図No.6(宇奈月町・入善町・朝日町含む)』(1980年10月5日、刊広社発行)10 - 11ページ。
  4. ^ 『メーサイズ 平成6年版 魚津市・黒部市・下新川郡 住宅明細図』(1994年8月、刊広社発行)245ページ。
  5. ^ 『魚津市史 続巻 現代編』p454




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