悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 17:43 UTC 版)
キャラクター
- ソニア・ベルモンド
- 本作の主人公。17歳の女性。金髪で青い目。ヴァンパイアハンターとして、ベルモンド家の名を後の世に残す先駆けとなった少女であり、祖父に学んだ鞭さばきと、幼少時から人には見えない存在の精霊たちとふれあえる術を会得している[4]。攻撃武器は鞭のみであるが(キャラクターイラストでは剣も所持している)、ソウルウェポンやバーニングモードという特殊能力を使える。ソウルウェポンはボス敵が生贄として捕獲している精霊たちの力を借りてサブウェポンとして使い、攻撃のほか回復も可能。バーニングモードはソニアが持っている天性の自己防衛能力で、発動中は無敵になり攻撃力や移動速度も2倍になるなど一時的に身体能力が飛躍的に上昇する。鞭は前作のクリストファー同様、2段階パワーアップで火球を撃てる。
- アルカード
- ステージ4のボスとして登場。『悪魔城伝説』で初登場したドラキュラの息子。ドラキュラを倒す望みを託すため、悪魔城のどこかで試練の時を待っている。『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』バージョンのような服装デザイン。近距離では剣で攻撃してきて離れると火弾を放ってくる。距離が開くとコウモリに変身して空を飛び反対側に移動する(コウモリ時は攻撃しても当たり判定が無い)。
- ドラキュラ伯爵
- 最終ボス。悪魔城の城主である魔王。『ドラキュラ伝説』同様に、正面を向いたスタイルで瞬間移動して火弾を放ってくる。一度倒すと巨大な怪物の姿と化し、頭部が瞬間移動して8方向に火弾を放ってくる。
- クリーチャーズ・バット
- ステージ1のボス。人間にコウモリの能力を融合させ造りだされた人工生命体のコウモリ男。筋肉質で怪力と飛行能力をもち、羽を広げて頭上から襲い掛かってくる。
- デスドラゴン
- ステージ2のボス。ドラキュラがその手で倒し生ける屍として蘇らせた巨大なドラゴンのゾンビ。炎を吐いたり、瓦礫を降らせてくる。
- フライングウルフ
- ステージ3の中ボス。狼の肉体とコウモリの能力を融合させ造りだされた。腕が羽になっていて、空を飛び炎を吐いてくる。首も長いので見た目はウルフというよりワイバーンのようにも見える。
- 死神
- ステージ3のボス。ドラキュラと血の契約を結んだ腹心。本作では足があり、服も人間のように着ている。宙を舞い、大きな鎌を振りかざして攻撃してくる。
- メデューサー
- ステージ4の中ボス。美しい女性姿の上半身と大蛇の下半身で蛇の髪をもつ。蛇に噛まれた者は石と化すと言われる[注釈 4]。サーベルで突いて斬りかかってくる。
- ミノタウロス
- ステージ5の中ボス。人間の体に猛牛の頭の怪物。手首には手錠とちぎれた鎖が付いている。超人的な怪力で、ジャンプして体当たりしてくる。
- 死刑執行人
- 隠しステージのボス。頭巾をかぶり顔を半隠しにした大男。ジャンプしながら大きな斧を振り下ろして襲い掛かってくる。
- コウモリ
- 天井や木などにじっとぶら下がっているが、近づくとフラフラと不規則な動きで飛んでまとわりついてくる。
- 火の玉
- ふわふわ揺れながら空中をまっすぐ飛び去っていく。
- 吸血虫
- 天井や木などに張り付いているが、近づくと落ちてきて、地を這ってくる大きなヒルのような虫。
- ゾンビ
- 歩いてウロついている動く死体。
- スケルトン
- 槍で武装している動く骸骨。槍を構えて直進してくる。
- シャドー
- 得体の知れない影。上空から斜めに漂って向かってくる。
- スケルトンヘッド
- 巨大な頭蓋骨。上の方で静止していて対面しているときは動かないが、背を見せると素早く向かってくる。
- 骨柱
- 頭部の骨を3つ重ねた柱。移動せず、火弾を放ってくる。
- ジョッシュ
- 人のような姿で、背中が大きく曲がって猫背。左右に歩いているが、近づくとジャンプしながら追いかけてくる。
- ブラックアーマー
- 耐久力が高い、大きな甲冑剣士。左右に歩いているが、急に剣で突進攻撃してくる。
- タワーズガーディアン
- 常にロープにつかまって上下に移動しながら、火弾を吐いて攻撃してくる時計塔の番人。
- 吸血樹
- 移動せず、花を開いて毒の種を飛ばしてくる。
- ジャイアントウォーム
- 地中を移動し口をあけて頭部を突き出してくる巨大なミミズのような虫。
- スパイダー
- 地面を這う巨大なクモ。
- 半魚人
- 水中から飛び出てきて火弾を吐き、ジャンプしてくる。
注釈
- ^ それまでのシリーズにもゲーム途中で使用可能になり選択して使える女性プレイキャラクターはいたが、単独女性主人公はソニアが初である。
- ^ ステージ5の途中にある6番目の隠しステージは行かなくてもゲームクリアできる。
- ^ なおゲーム誌「ゲームサイド」2009年2月号では、Wii用3D対戦アクション『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』(2009年)の記事においてそのプロデューサー五十嵐孝司(漆黒たる前奏曲の開発スタッフではない)は、本作のストーリーについて「パラレルワールドという解釈でいいのでしょうか?」と聞かれ「そのような解釈でいいと思います」と返答している。
- ^ 説明書のキャラクター紹介にはそのように書かれてあるが、ゲームには「石化」という要素はない。
- ^ 前々作『ドラキュラ伝説』(1989年)でも使用不可であったが前作『ドラキュラ伝説II』(1991年)では2つだけ使えた。
- ^ 敵から受けるダメージが小さくゴリ押しでもボスを秒殺できる上、無敵能力のバーニングモードがゲーム難易度を押し下げている。
出典
- ^ 本作の説明書を元に抜粋
- ^ 本作のパッケージ箱裏より
- ^ 「コナミマガジン」(コナミが発行していた無料情報誌)VOL.4より
- ^ 本作の説明書より
- ^ “【10月31日追加】「ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン&ゲームボーイ Nintendo Switch Online」追加タイトルが配信開始。”. 任天堂 (2023年10月31日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ “『デビルワールド』『謎の村雨城』『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』がNintendo Switch Onlineで配信開始。『忍者じゃじゃ丸くん』の百鬼夜行バージョンも登場”. ファミ通.com. KADOKAWA (2023年10月31日). 2023年10月31日閲覧。
- ^ やわらぎ (2023年10月31日). “「デビルワールド」「謎の村雨城」「悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲」がNintendo Switch Onlineに登場。「忍者じゃじゃ丸くん」百鬼夜行バージョンも”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年10月31日閲覧。
- ^ 西脇健史 (2023年10月31日). “GB版「悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲」やFC「デビルワールド」など3作がNintendo Switch Onlineで配信開始 ハロウィンにちなんだゲームがピックアップ”. GAME Watch. インプレス. 2023年10月31日閲覧。
- ^ a b “『悪魔城ドラキュラ』シリーズ、CD18枚+DVDのベスト音楽集BOXが発売決定”. CDジャーナル. 音楽出版 (2009年12月22日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b “悪魔城ドラキュラ 〜漆黒たる前奏曲〜 まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b “Castlevania Legends for Game Boy” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b 懐かしゲームボーイパーフェクトガイド 2017, p. 19.
- ^ a b 前田尋之 2018, p. 125- 「Chapter 2 ゲームボーイソフトソフトオールカタログ 1997年」より
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