営団5000系電車 車種

営団5000系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 09:55 UTC 版)

車種

前述のとおり最終的な製造車両数は428両で、内訳はステンレス車が405両と事故代替車が2両、アルミ車が21両である。ただし、下記の製造両数に事故代替車は含まない。

  • 5000形(アルミ車は5150 - と区分)・計51両
  • 5200形(アルミ車は5450 - と区分)・計174両
    • ステンレス車5201 - 5365号・アルミ車5450 - 5458号
    • パンタグラフと主制御器を搭載する中間電動車。5000形・5600形・5100形のいずれかとユニットを組んで使用される。ステンレス車は製造数が100両を超えたため、車両番号は5300番台に突入した。
    • 下記編成表ではM1と表記する。
  • 5600形(アルミ車は5750 - と区分)・計96両
    • ステンレス車5601 - 5690号・アルミ車5750 - 5755号
    • MGとCP、BTを搭載する中間電動車。2次車以降で製造され、5000形を中間車化した構造となっており、5200形とユニットを組んで使用される。
    • 下記編成表ではM2と表記する。
  • 5800形(アルミ車は5950 - と区分)・計51両
    • ステンレス車5801 - 5848号・アルミ車5950 - 5952号
    • 制御車。東西線では西船橋、千代田線では代々木上原(本線)・綾瀬(北綾瀬支線)側の先頭に連結される。
    • 下記編成表ではCTと表記する。
  • 5100形(ステンレス車のみ製造)・計27両
    • 5101 - 5127号
    • 5600形に準じた中間電動車だが、車庫内での移動のために中野・綾瀬側の車端に収納式の簡易運転台が設置されている。5次車以降で製造され、5200形とユニットを組んで使用される。
    • 下記編成表ではMcと表記する。
  • 5900形(ステンレス車のみ製造)・計27両
    • 5901 - 5927号
    • 5次車以降で製造された付随車。5100形と同様に西船橋・代々木上原側の車端に簡易運転台が設置されている。
    • 下記編成表ではTcと表記する。

※車両需給の関係で5200形3両と5600形4両(うち1両はアルミ車)が電装解除されて5900形相当の付随車となっている。ただし、簡易運転台は設置されていない。


注釈

  1. ^ 快速列車の待避駅となる葛西駅原木中山駅の進路を制御する装置。列車種別を「普通」・「快速」を設定すると列車の車上情報を検知し、駅の連動装置を自動制御する。
  2. ^ 一般的な速度計周囲に車内信号が表示されるタイプではなく、計器盤上部に横型の車内信号表示器を取り付けたものである。
  3. ^ 5次車以降で営団で冷房改造されずに廃車になった車両はすべて東葉高速鉄道に譲渡されている。
  4. ^ 異常時に駅間で停車した場合、後方車両の前照灯を点滅させて停止を促す防護機能のこと。
  5. ^ 2014年7月26日放映。なお、この際の運転はATOを使用せず、全て手動で行われた。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.735 - 741 。
  2. ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』p.721 。
  3. ^ 交友社「鉄道ファン」1991年9月号記事
  4. ^ a b c 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1987年12月臨時増刊号
  5. ^ a b c d 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.758 - 759。
  6. ^ a b c d 帝都高速度交通営団『60年のあゆみ - 営団地下鉄車両2000両のあゆみ - 』pp.220 - 222。
  7. ^ a b c d 帝都高速度交通営団「60年のあゆみ」
  8. ^ a b 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.747 - 752 。
  9. ^ ネコ・パブリッシング復刻版私鉄の車両22巻
  10. ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.743 - 745 。
  11. ^ a b c d e f g h 交友社「鉄道ファン」1978年1月号「帝都高速度交通営団東西線10両化と千代田線延長にともなう車両増備」pp.130 - 133。
  12. ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』p.757 。
  13. ^ a b c d e f 交友社「鉄道ファン」1981年7月号「営団千代田線車両のうごき」pp.89 - 92。
  14. ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.79 - 157。
  15. ^ a b 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』pp.139・157。
  16. ^ a b c d e f g h i j k 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』pp.768 - 770・788。
  17. ^ 車両用高圧インバータ(日立評論1966年10月号。
  18. ^ 同時期に三菱電機からも営団地下鉄向けに静止形インバータ(12 kVA)が納入されている(三菱電機技報1967年1月号 pp.124 - 125)。これを本形式に搭載したのか、日立製と両方を試用したのかは不明。
  19. ^ a b c d e f 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道東西線建設史』p.761 - 763。
  20. ^ a b c 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』p.900。
  21. ^ 日本車輌製造「驀進 日本車輌80年のあゆみ」pp.338 - 339。
  22. ^ pp.582 - 583の「図12 深川車庫構内建物配置図」およびpp.776 - 777の「図14 深川車庫平面図」の上部に、越中島貨物駅との連絡線が書かれている。
  23. ^ a b c d 汽車製造『KSK技報』1967年10月新製品紹介「帝都高速度交通営団納入東西線用(第3次)5000系ステンレスカー」pp.758 - 759。
  24. ^ a b c 鉄道ピクトリアル1995年7月臨時増刊号
  25. ^ a b c d 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』pp.49 - 51。
  26. ^ a b 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道千代田線建設史』p.966。
  27. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1977年12月臨時増刊号
  28. ^ a b c d e f 交友社「鉄道ファン」1980年3月号「営団地下鉄千代田線綾瀬 - 北綾瀬間開業」pp.80 - 84。
  29. ^ a b c 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』1987年7月号LOCAL NEWS「営団東西線でチョッパ試験を実施」p.112。
  30. ^ a b c d 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」第24回(1988年)「新制御方式1500V四象限チョッパ」論文番号333。
  31. ^ 05系改造車が千代田線綾瀬—北綾瀬間で営業運転を開始 アーカイブ 2016年8月22日 - ウェイバックマシン - 交友社「鉄道ファン」railf.jp 鉄道ニュース 2014年5月3日





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