古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 04:08 UTC 版)
用語
Dキッズのツール・アイテム
- ディノホルダー
- 石板の力を使いやすくするために剣竜が開発した小型アイテム。内部には、絶滅に瀕した恐竜たちの思念が集まった石板のかけらが収められている。恐竜カードをスラッシュすることで恐竜を自在に呼び出し、成体化させたり、幼体化させたりすることが出来る。わざカードを使うことで恐竜の攻撃を強化することが可能となるが、超わざカードは石板と同じ紋章が描かれた同じ属性のカードでなければ使うことが出来ない。世界各国に恐竜が現れた場合に反応し、Dラボから始点として、恐竜が現れた場所へと瞬時に移動できる「ディノテレポート」が使える。マナーモードを含めた通信機能も兼ね備えており、カードを収納することができる。後に改良が進められ、初期の頃は新しい恐竜しか反応しなかったが今まで出てきた恐竜にも反応するようになり、さらに多くのカードを取りやすくするために、トリガーを押すと本体の頭部が開閉できるようになった。一方、耐久性は低く、物理的なショックや水に落としたりして動かなくなったりなど、破損することが多々あった。また、ノーピスが極秘で開発し、強化した石板のコピーが入ったノーピス専用の黒いディノホルダーもある。
- ディノライザー
- 第二期から登場。Dキッズが手首に装着するツール。クリテイシヤ博士とリアスが未来の科学技術でディノホルダーの機能を参考にして作ったディノホルダーの改良品。内部には石板のかけらが収められている。エレメントブースターをセット(ディノテクトオン)することで、恐竜たちにディノテクターを装着させて、パワーアップすることが出来る。
- ディノガジェット
- 第二期から登場。Dキッズが腰に装着するツール。ディノライザーのバックアップ機で、クリテイシヤ博士とリアスが開発した恐竜カードとわざカードの収納用アイテム。
- エレメントブースター
- 恐竜たちにディノテクターを装着させ、ザンジャークのジャークアーマー恐竜に対抗するためのパワーアップ用アイテム。ディノライザーまたはアクトホルダーにセットすることで装着できる。ソーノイダがジャークアーマーの残骸からを分析して開発に成功した。
- 恐竜の属性に合わせて6種類存在し、形や色は対応する属性の色が用いられている。
- バックランド号
- エンシェント博士やソーノイダたちが石板のパワーを用いて造ったタイムマシン。移動したい時代を設定して発進ボタンを押せば始動する。破壊された建造物などを修復できる復元装置やステルス機能がついている。名前の由来はメガロサウルスを研究したイギリスの古生物学者「ウィリアム・バックランド」から。
- エンシェント博士が恐竜保護のプロジェクトのために使っていたが、ソーノイダとノーピスの陰謀によって奪われてしまった。第一期ではアクト団の基地、アジ島となっていた。
- 第二期ではアクト団だけでなくリュウタたちDキッズの基地としても使用される。終盤、ノーピスの罠にはまり、残されたジュラサンがゲルジャークの電撃棒によって機能停止にされ、墜落させられるがすぐに復帰しジャークベースに囚われたままの両親を救出するべく黒い翼竜に突入する。リュウタたちをジャークベースに移した後、ノーピスが黒い翼竜に特攻するのに使われ倒すことに成功するが、再起不能となり、レックスたちはザンジャークのタイムマシンで未来へ帰ることとなった。
恐竜関連
- 石板
- エンシェント夫妻が2126年に、白亜紀後期の地層で見つけた石板で、秘属性を除く6属性に対応した6つのかけらと中心部分から成る。地球の生物たちの生命のパワーが具象化したもので、絶滅に瀕した恐竜たちの思念が詰まっている。もとは6500万年前の隕石とともに地球にやって来たもので、隕石に反発しようとした地球と、絶滅しかけた恐竜たちの生命のパワーによって生み出されたとされる。
- ノーピスが石板のコピーの製作に成功したことで、本物の石版を持たなくとも恐竜を召喚できるようになったが、成体化はできても幼体化はできなくなった。タイムマシンの動力源にもなるが、石板のコピーでは代用できないため、第二期最終回でレックスたちが未来に帰る際はザンジャークのタイムマシンを利用した(そのため、ザンジャークは石板のパワーによらないタイムトラベルシステムを開発していたことになり、少なくともタイムトラベルのための動力源は石版だけではない)。第二期の最終決戦で黒い翼竜を倒すために使われ、コスモストーンとともに破壊された。
- 恐竜カード
- 本物の恐竜が封じ込められているカード。エンシェント博士によって、6500万年前に絶滅してしまう恐竜たちを保護する目的で開発されたのが始まりである。同種の恐竜カードは複数枚存在する場合もある。
- 石板と接触させることで、そのカードの恐竜が召喚され、体力を消耗するとカードに戻る。また、カードに描かれた6つの属性(炎、水、雷、土、草、風)と同じ属性の物質に触れたときも恐竜が召喚されることがある。他の恐竜に倒されるなどしてカードに戻った場合は、カードは地上に落下し回収する必要が生じるが、召喚者の意思でカードに戻った場合は召喚者の手元に自動的に帰ってくる。
- わざカード
- 恐竜たちにわざを発動させるカードで、ソーノイダが恐竜バトルの目的で開発した。恐竜カードの属性と同じ属性のわざ(超わざ)を使うと最大限の力を発揮する。
- 恐竜カードといっしょにカプセルに入っていることもあり、恐竜カードと接触した状態でカードに描かれた6つの属性と同じ属性の物質に触れるとわざカードの能力を持った状態で覚醒し、恐竜の意志でわざを発動できるようになる。
- タマゴ型カプセル
- 恐竜カードが入っているタマゴ型のカプセル。わざカードが一緒に入っていたり、わざカードだけが入っていたりすることもある。サウロロフスは1つのカプセルに2枚の恐竜カードが入っていた。
- お助け恐竜
- 戦闘の際、Dキッズ及びアクト団の召喚する恐竜のサポートを行なう恐竜または古生物。
- チビ恐竜
- 恐竜カードをスラッシュする際、奥から手前へスラッシュすると成体になるが、手前から奥へスラッシュすると幼体になり、その幼体の姿の俗称をチビ恐竜と呼んでいる。
- ガブ、エース、パラパラ、ティラノ、スピノ、サイカ、パキケファロサウルス、テリジノサウルス、ディノニクス、メガロサウルス、ブロントの11体にのみ確認されている。石版のコピーでは幼体化できないはずであるにも関わらず、なぜブロントがチビ恐竜の姿でいられたのかは不明である。
- 本アニメにおける恐竜の幼体は犬程度の大きさであり、リュウタたちは剣竜の助言で周囲の人間たちからの詮索を避けるため、ガブたちのことを新種の犬だと言い張っている。亜紀にも第二期までは犬であるとしてしばらく正体を知らせていなかった。
- 第二期の最終決戦で石版が破壊されたため、幼体化はできなくなった。
- バトルフィールド
- 恐竜同士が戦う際に出現する特殊フィールド。通常は空間がゆがむ程度だが、一度に多くの恐竜が召喚されるなどして時空のゆがみが大きくなると周囲が中生代(恐竜時代)のような空間になる(実際に恐竜時代にタイムスリップしているわけではない)。
- 初期の頃は全体的に暗い色調で演出されていたが、第一期第14話からキャラクターが明るい色調で表現され、第一期37話から空の色だけが変わる形になった。
- ディノモンド
- 通常より数倍の大きさを持つ巨大な琥珀。オーエン博士がセイスモサウルスの胃の化石から発見したが、アクト団によって奪われた。この琥珀の粉末を溶鉱炉などの高温熱源に入れると大量のエネルギーが放出され、純粋なアクトメタルが精製される。アジ島のマシンパワーを全開にさせるはずだったが、主電源につないでもあまりパワーアップしなかった。
- コスモストーン
- 石板と同じく6500万年前の隕石とともに地球にやって来て恐竜を滅ぼした7つの小さな球状の宝石である。イエロー、ブルー、パープル、ホワイト、レッド、グリーン、ブラックの全7種類から成り、それぞれが恐竜の属性(雷、水、土、風、炎、草、秘)に対応しているため、属性の相性に応じて、恐竜を強化させたり、弱体化させたりすることができる。 それぞれ高いエネルギーを持った危険物質であり、それぞれの特定の効果は明かされていないが、一般に人間が素手で触れることはできない(スパルタカスはイエローコスモストーンに触れることができる唯一の人物であった)。機械には影響を与えないらしく、タルボーンヌは素手で掴むことができた。 7つ全てが組み合わされると、それらは宇宙を破壊するのに十分なエネルギーを放出すると言われている。 コスモスストーンは世界中に散らばっているが、ブラックコスモスストーンの発見の経緯を考えると、全てのストーンが同じ期間に存在するはずであるため、ストーンを見つけるためになぜタイムトラベルする必要があるかは不明である(おそらく、ザンジャークは最も簡単に手に入れることができる時間上でストーンを探していたのであろう)。ザンジャークはコスモストーンを揃えることで宇宙をコントロールできるようになると信じており、全てのコスモストーンを手に入れることで宇宙を支配することがザンジャークの目標である。エンシェント夫妻を誘拐したのもコスモストーンを探し出す装置を開発させるためであるが、彼らはわざと一部に欠陥を生じさせて作るなど妨害工作を行なっていた。 その一方でノーピスは、コスモストーンを揃えると、この宇宙を含む全ての時空間だけでなく、次元全体が破壊され、宇宙の再起動をもたらす、つまり新しい進化の始まりが起こると考えていた。 ノーピスにはこの新たに再起動された宇宙を支配する野望があったが、後に7つのコスモストーンが一つになり、黒い翼竜が形成されると、彼はこれほどに大きな力を制御してはならないと悟り、バックランド号を動かし黒い翼竜の核に特攻して黒い翼竜を滅ぼした。その際コスモストーンは石版とともに残らず破壊された。マーベル・シネマティック・ユニバースにおけるインフィニティ・ストーンとのいくつかの類似性が指摘されている[1]。
- コスモストーンの所有者または所在地の変遷は以下の通りである。
- イエローコスモストーン:ソフィア→スパルタカス→ミハサ(ザンジャーク)→ノーピス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
- ブルーコスモストーン:宝島→ミハサ(ザンジャーク)→ノーピス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
- パープルコスモストーン:両界山(五行山)→ザッパー(ザンジャーク)→ノーピス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
- ホワイトコスモストーン:洞窟→レックス(Dキッズ)→服部半蔵→ミハサ(くノ一)→武田のくノ一→武田信玄→ミハサ(ザンジャーク)→ノーピス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
- レッドコスモストーン:ペルシャの洞窟→ジーニー(ティタノサウルス・コルバーチ)→タルボーンヌ(アクト団)→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→ノーピス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
- グリーンコスモストーン:バサシ城→パラパラ→ルイ13世(フランス王国)→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→ノーピス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
- ブラックコスモストーン:火山→マンモス→Dキッズ・アクト団→ノーピス→ザンジャーク→破壊
アクト団関連
- アクトホルダー
- アクト団が使用する恐竜召喚用のツール。恐竜カードをスラッシュする際の掛け声は「アクトスラッシュ!」。3つ存在しており、炎、水、土の石板が入っているが、石板のコピーを使用しているためか、他属性でも使えるらしく、風属性の「ユタラプトル」、雷属性の「スティラコサウルス」、草属性の「アルティリヌス」を召喚したり、草の超わざ「スーパーインパクト(超竜衝撃)」を発動したこともある。
- 第二期からはディノライザーと同様、エレメントブースターをセット(ディノテクトオン)することで、恐竜たちにディノテクターを装着させ、パワーアップすることが出来るようになった。
- アジ島
- アクト団が使用していた島。実はバックランド号というタイムマシンだった。
- 恐竜占い
- ソーノイダが恐竜が出現する前にカードの場所を見つけだすために行う、恐竜の骨を使った占い。エドが「非科学的なのによく当たる占い」と言っているように、的中率は高い。
- 超アクト恐竜
- アクト団の秘密兵器によって強化され、洗脳されてしまった恐竜。体色や模様は赤紫色がベースになっている。アニメでは超A.アクロカントサウルスの1体のみしか登場していない。
- シークレット恐竜
- 恐竜と超わざカードをソーノイダが開発した特殊な技術で融合させた七色に光る恐竜。第7の属性「秘」を持ち、どの石板でも召喚することができる。それ以外に、カードが太陽などの光に触れてもその恐竜が召喚される。ノーマル恐竜に比べ、能力が強化されていて、専用の超わざを持っているのが特徴である。
- ソーノイダが創り出したシークレット恐竜はパキケファロサウルス、テリジノサウルス、ディノニクス、メガロサウルスの全4体。ソーノイダがタマゴから返して一から育てたが、パキケファロサウルスはあまやかしすぎ、ディノニクスとテリジノサウルスには厳しくしすぎと、育て方が悪かったせいか最終的に返り討ちにあっている。一方メガロサウルスはその常軌を逸した凶暴性からソーノイダは親権を放棄しており、召喚時ソーノイダの意志とは無関係に暴走した。
- ソーノイダが創り出した4体以外にジャークのブロント(アニメ版でのブロントは秘属性となっているが、ゲーム版ではアパトサウルスが秘属性、ブロントは水属性と区別されている)とノーピスのクリオロフォサウルスが登場している。
- アクトコントローラー
- アクト団が恐竜をマインドコントロールして自在に戦わせるための装置。
- スーパーアクトコントローラー
- 第一期の後半から登場した強化型アクトコントローラー。超アクト恐竜を創り出すことができる。
- アクトボール
- アクトコントローラーやスーパーアクトコントローラーによってコントロールされた恐竜の周りに取り付けられる発信機。
- アクトメタル
- アクト団のマシンの動力部をコーティングするために必要な物質で、貴重な金属。ソーノイダによると、鉱石から取り出しただけでは不純物が多く、不純物を除いて精製するためにはディノモンドをテラエネルギーに変換する必要があるが、コーティングが不完全なリアクターではディノモンドのエネルギー変換はできないとのことである。
謎の存在
- 光の翼竜
- 声:中司優花
- 時空の狭間でリュウタたちの前に現れ、コスモストーンの保護を求めてコスモストーンの所在をDキッズらに教える白色光を纏った謎の翼竜。翼竜とはいってもプテラノドンのような厳密な意味での翼竜の姿ではなく、むしろミクロラプトルのような姿をしている。
- 終盤、6つともザンジャークの手にわたってしまった影響で苦しみだし、愛想が尽きたかのように最後のコスモストーンの在り処を伝えることなく姿を消した。そして再び現れた時にはノーピスを追って現代に戻ろうとするリュウタたちの前に現れて阻止しようとするが、制御が効かなくなったバックランド号と衝突し砕け散る。しかしその後、黒い翼竜を倒そうと奮闘するリュウタたちの前に復活して現われ未来を託す意味で協力する。
その他
- 恐竜の化石発掘して女の子にモテる方法100
- レックスの誕生日祝いにオーエン博士がレックスに送ったプレゼントの本。
- ゴウト団
- アクト団のソーノイダ、ウサラパ、エド、ノラッティ〜にそっくりな4人で構成された強盗集団。結局警察に捕まってしまった。 実はアクト団の先祖であるらしい。
- ^ “Cosmos Stones” (英語). Dinosaur King. 2020年3月12日閲覧。
- ^ “Golden Bird Move Card” (英語). Dinosaur King. 2020年3月13日閲覧。
- ^ 「ニチアサキッズタイム合体スペシャル」内での企画。
- ^ 現:朝日放送テレビ
- ^ 北國新聞 2007年4月4日付朝刊23面テレビ欄より
- ^ 北國新聞 2008年3月26日付朝刊32面テレビ欄より
- ^ 北國新聞 2008年4月2日付朝刊24面テレビ欄より
- ^ 北國新聞 2008年4月16日付朝刊24面テレビ欄より
- ^ 北國新聞 2008年4月23日付朝刊34面テレビ欄より
- ^ 北國新聞 2008年10月22日付朝刊22面テレビ欄より
固有名詞の分類
2007年のテレビアニメ |
シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド 獣神演武 古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー のだめカンタービレ 爆丸バトルブローラーズ |
アニメ作品 こ |
コイ☆セント コスモウォーリアー零 古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー こどものおもちゃ コビーの冒険 |
名古屋テレビのテレビアニメ |
無敵ロボ トライダーG7 バトルスピリッツ ブレイヴ 古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー Bビーダマン爆外伝V 無敵鋼人ダイターン3 |
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