双恋 登場人物

双恋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 22:43 UTC 版)

登場人物

初期から登場する5組の双子と、2004年のゲーム化に際して加わった1組の双子、計6組12人が本作のヒロインとなる。

雑誌上の連載

電撃G'sマガジン上の連載は2002年10月号 - 2005年10月号までの3年間であった。以下ではその連載に関して述べる。

第1期(2002年10月号 - 2003年9月号)

2002年10月号から2003年9月号までの連載では読者参加ゲーム(12月号から)とイラストが交互に掲載された。

読者参加ゲームでは、参加者は5組の双子から1組を選び、各姉妹共通のとある状況下で行動を選択し、それに対して2人がそれぞれどうするかを選ぶ方式であった。行動は各姉妹に対応する5つ、反応は10通りで5組10人にそれぞれ対応する。参加者は自分で選んだ姉妹に対する行動と反応が選んだ姉妹のものと一致(一方でよい)すれば賞品がもらえるというもの。

イラスト回は特定テーマにあったイラストが掲載され(11月号 - 2003年7月号)、2003年3月号からは各双子のプロフィールを当てるクイズ「双子白書」と平行する形でキャラクターファイルが掲載された。正解発表回では姉妹毎に参加者数が集計され、順位も発表される。総投票数は、第1回(2003年2月号)が5628票、第2回(4月号)が5290票、第3回(6月号)が3699票、第4回(8月号)が3026票。なお、順位は全て白鐘→一条→桜月→千草→雛菊。

第2期(2003年10月号 - 2004年10月号)

電撃G'sマガジンの書面自体もリニューアルされ、た本作のキャラクターが表紙に起用される[1]

2003年10月号で最初のゲーム化『双恋 -フタコイ-』が発表され、2種類のアニメ化を発表。

このゲーム化に関連して新キャラクター桃衣姉妹を発表し、読者参加ゲームも舞台となるイベントは同じだが、姉妹毎に異なる状況で回答を5つの中から2つを選ぶ形式にリニューアルされた[注 2]。なお、開始時に5600票あった総投票数が3500票前後で伸び悩んだ[注 3]第2期でも、人気順位は第1期と同様白鐘→一条→桜月→千草→雛菊となり、最終回では桃衣姉妹が桜月姉妹を上回る。

読者参加ゲームの合間に掲載されたコミック『双恋 -twins Love Stories-』とノベル『双恋 -twins wonder life-』は、ノベルは『双恋ノベルズ』に、読者参加ゲームは『双恋ビジュアルズ』に収録されている。

第3期(2004年11月号 - 2005年10月号)

2004年11月号からはイラストと金閣寺ぷるるによるコミック『双恋 ツインズ・ラブ・コメディ』を連載。

この第3期連載当初4か月間は第2期連載のコミックをボイスドラマ化したCDや『双恋 -フタコイ-』の体験版、白鐘姉妹のフィギュアが付録となる。同時期に発売された電撃アニマガ14号で桜月姉妹のフィギュアが付録となる。

前半6回が各姉妹の日常、後半6回は『双恋島〜恋と水着のサバイバル〜』のダイジェストとなったイラストおよびコミックを収録した『双恋ビジュアル&コミックス』が2005年9月30日に収録されている。

また『双恋島〜恋と水着のサバイバル〜』の発表と時期を同じくしてファンページ「ふたコミ」が開始され、2005年10月号で本編連載が終了した後も「ふたコミ」は続いていたが、2006年5月号で終了となった。

連載終了後

連載開始から20年に当たる2022年には、ささきむつみによる一条姉妹・白銀姉妹の書き下ろしイラストを含む新規グッズが、ゲーマーズの実店舗および通販にて販売[2]

2022年12月『電撃G'sマガジン 30周年感謝号』には、ささきむつみによる桜月姉妹の書き下ろしイラストが寄稿された[3]

ゲーム

電撃G'sマガジンがリニューアルし連載が第2期に入った2003年10月号で、1本目の『双恋 -フタコイ-』が発表され2004年12月に発売された。その後、2005年に新たに2つのゲーム作品が発表され同年に発売された。

2006年3月に、『双恋』『双恋島〜恋と水着のサバイバル〜』の2本を統合した廉価版『双恋/双恋島 双恋COLLECTION』と、『フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン』の廉価版が発売された。

双恋 -フタコイ-

2004年12月9日にメディアワークスよりPlayStation 2用ソフト『双恋 -フタコイ-』が発売された(CEROレーティング12歳以上対象)。

後述するアニメ『双恋』と異なりほぼ原作のゲーム化に等しくアニメ版よりも評価が高い、舞台設定的には共通する部分がある。ゲーム中の期間は中学2年の4月 - 7月で、この間の数日を1つの話とした全11話構成(11話は各姉妹のエンディング)。

基本システムは一般の恋愛アドベンチャーゲームと同じだが、双子と会話をする際に画面が2分割される場合(ツインビュー)があり、この会話が終わったときに両者のバランスによって好感度が算出されていく。また会話によっては途中でタイマーが出現し、的確に素早く答えることで好感度を更に上げることもできる(バキューンシステム)場合がある。また、ストーリーの途中で"ジャンクション"と呼ばれる特殊な選択肢が出現することがあり、これにより次の話が誰の物になるかを変更することもできる(なお、話によっては次の話数が同じであったり2つ先へ飛んだりする場合があるが、これはジャンクションが発生した話とジャンクション先の姉妹における次の話の日付の関係による。この現象は雛菊姉妹が絡んだ時に発生する)。

登場人物(ゲーム)

スタッフ(ゲーム)

フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン

双恋島〜恋と水着のサバイバル〜

2005年8月25日に『双恋島〜恋と水着のサバイバル〜』がメディアワークスより発売された(CEROレーティング15歳以上対象)。時期設定としては『双恋 -フタコイ-』の直後(同じ年の夏休み)となっており、その意味では続編とも言える作品であるが、本作は無人島を舞台としたサバイバル的要素を含む内容である。

本作に登場する水着や服、小物といったアイテム類のコンテストが、発表と時期を同じくして開始されたファンページ『ふたコミ』の企画として開催された。

本作では理由不明のまま無人島に流れ着いた主人公+6組の姉妹が、以下にあげる一日の進行を繰り返しつつ10日間島を探検していく(11日目がエンディングとなる)。

  • 朝6組の中から1組を選び、18時まで島を散策する。なお、どの姉妹も連れず一人で散策することも可能で、イベントの中には一人でいる場合に発生する物もある。
  • 移動は隣接するポイントの中から移動先を選ぶことで行う。移動した後はそこで主人公もしくは同行している姉妹の内一方にその場所を調べさせたり、姉妹の一方にアイテムをあげることができる。
  • 朝選んだ姉妹以外もそれぞれ別に行動しており、遭遇する場合がある。遭遇した場合、その場で会った姉妹にアイテムをあげることができる。
  • 各ポイントを調べることで各種のアイテムが発見できる。また、場合によっては『双恋 -フタコイ-』の様にツインビューやバキューンシステムのある会話イベントが発生することもある。
  • 夜は12人それぞれにアイテムをあげることができる。なお、12人それぞれに各アイテムの好みが設定されており、それにより姉妹の他個人の好感度も変動する。また、水着や衣装の場合は翌朝あげた相手が起こしに来ることがある。

エンディングを迎えた後の状態を記録することで、次のプレイで残っていたアイテムを引き継ぐという特徴がある。また、内容としては『双恋 -フタコイ-』とは独立しているが、繰り返しプレイの際に同作のセーブデータがあれば同作のイベントの内1つ(姉妹により異なる)を見ることができる。

以前電撃アニマガの付録として桜月姉妹、電撃G'sマガジンの付録に白鐘姉妹のフィギュアがついていたことがあるが、本作には一条姉妹のフィギュアが同梱されている。

キャラクターおよびスタッフについては基本的に『双恋 -フタコイ-』と同様。ただし、サブキャラは回想で出る者もいるが基本的に登場しない。


注釈

  1. ^ 各姉妹に2つ、後の1つは"登場キャラクター"の桃衣姉妹の項参照。
  2. ^ 第2期のルールでは両方とも正解しないと賞品はもらえない。第1回の千草姉妹の正解は読者参加ゲーム誌上唯一2人とも同じ行動。桃衣姉妹が登場した第2期最終回(2004年8月号)の読者参加ゲームは回答を3つ選ぶことができた(3つの内2つが一致していれば正解となる)。
  3. ^ 第1期最終回(2003年10月号)が4823票、第2期第1回(12月号)が4208票、第2回(2004年2月号)が3348票、第3回(4月号)が3729票、第4回(6月号)が3507票、第5回(8月号)が3437票、最終回(10月号)が3308票
  4. ^ フタコイ オルタナティブ』の公式サイトで放送されていたラジオ『フタコイ メルっと★コレクティブ』や、『双恋島 〜恋と水着のサバイバル〜』と同時期に発売された同作のドラマCD『パカッ!と双恋島♪』も出演している。

出典







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