元住吉駅列車追突事故とは? わかりやすく解説

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元住吉駅列車追突事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/18 17:50 UTC 版)

元住吉駅列車追突事故
詳細
発生日 2014年(平成26年)2月15日
発生時刻 0時30分頃(JST)
現場 神奈川県川崎市中原区木月一丁目
日本
路線 東急東横線
運営者 東京急行電鉄
事故の種類 列車追突事故
原因 雪によるブレーキ力の低下
国土交通省運輸安全委員会による事故調査中)
統計
被害列車数 被追突列車8両、追突列車8両
死者 0人
負傷者 軽傷19人
その他の損害 直通運転先の東京メトロ副都心線などにも影響
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元住吉駅列車追突事故(もとすみよしえきれっしゃついとつじこ)は、2014年2月15日午前0時30分頃に東京急行電鉄東横線元住吉駅構内で発生した列車衝突事故である。

概略

東横線元住吉駅2番線ホームに30m程度オーバーランして停車していた渋谷元町・中華街行下り各駅停車(横浜高速鉄道Y500系電車)に、後続の同じく渋谷発元町・中華街行下り各駅停車(東急5050系電車)が追突した。電車の乗客16人(報道では最大19人)が軽傷を負った[1][2][3]

前日2月14日の昼頃から、関東平野南部では珍しく降雪状態にあり、最寄りの観測地点である横浜市では、2月14日午後1時頃から降雪を観測し[4]、午後4時44分に神奈川県全域に大雪警報が発表されていた[5]。同地点での積雪は、2月15日午前0時に26cm、午前1時に28cmを記録していた[6]

要因

国土交通省運輸安全委員会は調査官3人を派遣して、事故原因を調査中で、神奈川県警察業務上過失傷害の疑いで捜査中である[7]

東急電鉄の発表によれば、事故当時、自動列車制御装置(ATC)は正常に作動していたものの、追突列車の運転士が元住吉駅の約600m手前で非常ブレーキをかけたが、時速30~40kmで先行の停車列車に衝突した。同日の積雪で、同線ではオーバーランが10件発生していたものの、列車指令から徐行規制はされておらず、追突電車の運転士は非常ブレーキが効かなかったと話している[8][9]。なお、オーバーラン10件のうち2件は同駅で発生したものである。

脚注

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  1. ^ 弊社東横線での列車衝突事故に関するお詫びとお知らせ(東京急行電鉄)、(2014年2月16日閲覧)
  2. ^ 東急東横線電車が追突、脱線…乗客19人が軽傷、読売新聞、2014年2月15日、(2014年2月15日閲覧)
  3. ^ 東急東横線で脱線、19人けが 元住吉駅で電車追突、朝日新聞、2014年2月15日、(2014年2月15日閲覧)
  4. ^ 気象庁アメダスによる気象統計情報(2014年2月14日、神奈川県横浜市)
  5. ^ 横浜地方気象台 (2014年2月14日). “神奈川県気象警報・注意報(表形式) (PDF)”. 神奈川県. 2014年2月16日閲覧。
  6. ^ 気象庁アメダスによる気象統計情報(2014年2月15日、神奈川県横浜市)
  7. ^ 東急線で追突、19人けが=停車中の列車に後続-弾みで脱線、県警捜査・川崎、時事通信、2014年2月15日、(2014年2月15日閲覧)
  8. ^ 「非常ブレーキ利かず」追突電車の運転士が話す、読売新聞、2014年2月15日、(2014年2月16日閲覧)
  9. ^ 東横線追突事故:「オーバーラン10件」雪原因の可能性も、毎日新聞、2014年2月15日、(2014年2月16日閲覧)

関連項目

外部リンク




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