レア (企業) 歴史

レア (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 23:21 UTC 版)

歴史

1982年、ティムとクリスのスタンパー兄弟によりUltimate Play The Gameの社名で設立され、1985年にはU.S.Goldに売却された。黎明期にはZX Spectrumコモドール64向けのパソコンゲームを製作していたが、1986年にNintendo Entertainment Systemファミリーコンピュータ)向けソフトの開発を開始し、以後はSuper Nintendo Entertainment System / スーパーファミコンゲームボーイなど、任天堂ハードを中心にゲームを供給していた。

1994年、緻密にレンダリングされた3DCGをスーパーファミコンに描写させる技術が任天堂に評価され、業務提携を開始。セカンドパーティーとして『スーパードンキーコング』を開発して高い評価を受ける。その後も同シリーズの続編でヒットを飛ばし、NINTENDO64時代は『バンジョーとカズーイの大冒険』、『ゴールデンアイ 007』などの大ヒット作を次々に生み出して、任天堂に匹敵する開発力を見せた。

2000年頃からスタッフの退社、開発の遅れが目立つようになる。退社したスタッフが設立した会社にはZoonami英語版Free Radical Design英語版Playtonic Games英語版などがある。

2002年9月、任天堂は保有している株式をマイクロソフトへ売却。マイクロソフトはXboxのタイトルを強化する狙いがあった。マイクロソフトのゲームパブリッシング部門担当副社長を務めていたエド・フリーズの証言によれば、売却額は3億7500万ドルであり、アクティビジョンとの競合の末の買収であった。任天堂の売却理由には諸所の説が囁かれた。任天堂の広報は「近年、レア社のソフト開発本数が減っていたことが大きな理由。ゲームキューブの立ち上げ時にもソフトが揃わなかった」とコメントしている[1]。マイクロソフトの傘下になった後もゲームボーイアドバンスニンテンドーDSといった携帯型ゲーム機に限り、任天堂のプラットフォームで開発を継続していた。




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