ルノーコリア・QM6
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 13:38 UTC 版)
ルノー・QM6 HZG型 | |
---|---|
RE 4WD フロント(2016-2019) | |
LE フロント(2020-2023 ) | |
RE 4WD フロント(2023-) | |
概要 | |
別名 | ルノー・コレオス |
製造国 | 韓国(釜山広域市江西区菉山洞) |
販売期間 | 2016年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 2/5名 |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
駆動方式 |
FF 4WD(オールモード4X4-i、2.0dCiのみ) |
パワートレイン | |
エンジン |
2.0L 直4 M9R 直噴ターボディーゼル dCi 1.7L 直4 R9N 直噴ターボディーゼル dCi(2019-2020) 2.0L 直4 M4RV LPG LPe(2019- ) 2.0L 直4 M5R 直噴ガソリン GDe |
変速機 | エクストロニックCVT(7速マニュアルモード付) |
前 |
F:ストラット R:マルチリンク |
後 |
F:ストラット R:マルチリンク |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,705mm |
全長 | 4,675mm |
全幅 | 1,845mm |
全高 | 1,680mm |
その他 | |
プラットフォーム | CMF |
デザイン | アレクシス・マートット(Alexis Martot) |
概要
2016年4月、北京モーターショー2016にて親会社のルノーが新型「コレオス」を発表[1]。
同年5月に、翌6月から開催する釜山モーターショー2016にコレオスのルノーサムスン(当時)版を「QM6」の名で発表することがアナウンスされ[2]、6月2日のプレスデーで初披露。事実上、QM5の後継車種となる。
「QM6」の名はあくまで韓国市場のみで使われ、それ以外の市場では2代目「ルノー・コレオス(通称:コレオスII)」の名で販売される。また、ベース車両であるSM6ならびにルノー・タリスマンはブランドや仕向地に応じて生産拠点が異なるが、QM6はコレオスとともに、すべて釜山工場製[3]となり、世界80か国以上に輸出される計画である。
-
釜山モーターショー2016出品車(プロトタイプ)
メカニズム
開発はルノーサムスン主導の下、ベースとなったT32型エクストレイル[4]同様、CMF C/Dを核とした日産自動車の主要メカニズムを活かしてルノーと共同にて行われた。エクステリアおよびインテリアデザインについても、ルノーのアジア地域におけるハブ的役割を持つ京畿道の器興研究所(ルノーデザインアジアスタジオ)が中心となって進められた。ルノーのデザイン部であるローレンス・ヴァン・デン・アッカーの提唱する近年のデザインアイコン「サイクル・オブ・ライフ」に則ったデザインを採用するとともに、最新のデザインアイコンであるL字型のLEDを左右ヘッドライト下に配置している。
駆動方式は前輪駆動(FF)のほか、日産が開発した「オールモード4X4-i」と呼ばれる4輪駆動(4WD)システムを用意する。
エンジンはルノー製2.0L・M9Rもしくは日産製2.0L・M5Rを用意し、いずれにもジヤトコ製エクストロニックCVTを組み合わせる。
ABSや両席エアバッグの他、AEBS(アクティブ・エマージェンシー・ブレーキ・システム)、走行中の前方との距離を知らせるDW(ディスタンス・ワーニング)、車線のふらつきを抑制するLDW(レーン・デパーチャ・ワーニング)、BSW(ブラインド・スポット・ワーニング)、パークアシスト(日産のインテリジェントパーキングアシストに相当)、アダプティブクルーズコントロール、運転席前に設置されるヘッドアップディスプレイなどといった安全装備も積極的に投入される一方で、大型ガラスサンルーフやS-Link(R-Linkのルノーサムスン版)対応8.7インチディスプレイ、リモコンキーを所持したままゲート下に足をかざすだけでゲートを開くことが可能な「マジックゲート」を備えた(これに伴い、QM5の特徴のひとつだった上下分割式の「クラムシェルゲート」は廃止)。
コレオスには仕向け地により、3列シート仕様(7人乗り)も用意されるが、QM6は2列シート仕様と1列シート仕様(クエスト)の2種である。
- 1 ルノーコリア・QM6とは
- 2 ルノーコリア・QM6の概要
- 3 歴史
- 4 車名の由来
- ルノーコリア・QM6のページへのリンク