ルゼルナ 名称

ルゼルナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 19:28 UTC 版)

名称

標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。

地理

位置・広がり

トレント自治県のコムーネ。アジアーゴから西北西へ15km、県都トレントから南東へ23kmの距離にある[5]

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のVIはヴィチェンツァ県所属を示す。

行政

Comunità di valle

トレント自治県が設置した広域行政組織 Comunità di valle のひとつ「アルティピアニ・チンブリ」 (it:Magnifica Comunità degli Altipiani cimbri (事務所所在地: ラヴァローネ)に属する。

文化

チンブロ語と文化

少数言語話者の割合(2011年)[6]
ラディン語
  
0.0%
モケーニ語
  
0.0%
チンブロ語
  
83.8%
村役場 (Kamou vo Lusérn - Comune di Luserna)
イタリア語とドイツ語の二言語表示がされた標識

2011年10月9日に行われた国勢調査によれば、住民284人中238人(83.8%)がチンブロ語話者である[6]。チンブロ語話者の割合が最も高いコムーネである。話者人口はフォルガリーア(249人)のほうが多い。

チンブロ語(キンブリ語)はゲルマン語派上部ドイツ語に属するバイエルン語の変種に分類される言語で、北イタリアではヴェネト語の中で言語島を形作っており、ほかにセッテ・コムーニヴィチェンツァ県)やトレディチ・コムーニヴェローナ県)にも分布している。かつてはルゼルナに隣接するラヴァローネでも話されていた[7]。チンブロ語は大きく3つの方言に分かれており、ルゼルナではルゼルナ方言が用いられている[8]

2001年の国勢調査によれば、ルゼルナの住民の90%近く(267人、89.9%)が、第一言語(母語)としてチンブロ語を挙げている[9]。ユネスコはチンブロ語を危機に瀕する言語としており、セッテ・コムーニやトレディチ・コムーニでのチンブロ語が消滅しつつある (disappearing)とされる中で、村人の多数がチンブロ語を話すルゼルナでは活発な使用が維持されている[10]

ユニークな伝統・文化・言語を維持するため、県の条例によって文化研究所が設立されており、イタリア政府の国費補助を受けている[11]

社会

人口推移


  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2020 by sex and marital status” (英語). 2020年8月11日閲覧。
  2. ^ a b Database di informazioni sui comuni italiani”. 2020年9月17日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Trento (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年12月9日閲覧。
  4. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Trento (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年12月9日閲覧。
  5. ^ 地図上で2地点の方角・方位、距離を調べる”. 2016年5月6日閲覧。
  6. ^ a b 15° Censimento della popolazione e delle abitazioni Rilevazione sulla consistenza e la dislocazione territoriale degli appartenenti alle popolazioni di lingua ladina, mòchena e cimbra”. Provincia Autonoma di Trento - Servizio Statistica(トレント自治県統計局) (Giugno 2012). 2016年5月10日閲覧。
  7. ^ Schweizer, Bruno (2008), James R. Dow, ed. (German), Zimbrische Gesamtgrammatik, Stuttgart: Franz Steiner Verlag 
  8. ^ Language: Cimbrian”. Glottolog. 2016年5月10日閲覧。
  9. ^ Tav. I.5 - Appartenenza alla popolazione di lingua ladina, mochena e cimbra, per comune di area di residenza (Censimento 2001)” (Italian). Annuario Statistico 2006. Autonomous Province of Trento (2007年). 2011年5月12日閲覧。
  10. ^ Cimbrian”. UNESCO Atlas of the World's Languages in Danger. UNESCO. 2016年5月10日閲覧。
  11. ^ Autonomous Province of Trento and local linguistic minorities”. Minoranze Linguistiche - servizio per la promozione delle minoranze linguistiche locali. Autonomous Province of Trento (2011年). 2011年5月12日閲覧。


「ルゼルナ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ルゼルナ」の関連用語

ルゼルナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ルゼルナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルゼルナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS