リトル・チャイルド リトル・チャイルドの概要

リトル・チャイルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/11 13:50 UTC 版)

ビートルズ > 曲名リスト > リトル・チャイルド
リトル・チャイルド
ビートルズ楽曲
収録アルバムウィズ・ザ・ビートルズ
英語名Little Child
リリース1963年11月22日
録音
ジャンルロックンロール[1]
時間1分48秒
レーベルパーロフォン
作詞者レノン=マッカートニー
作曲者レノン=マッカートニー
プロデュースジョージ・マーティン
ウィズ・ザ・ビートルズ 収録曲
ドント・バザー・ミー
(A-4)
リトル・チャイルド
(A-5)
ティル・ゼア・ウォズ・ユー
(A-6)

背景

「リトル・チャイルド」についてジョン・レノンは、「ポールと2人で急ごしらえで書いた[3]」「他の誰かのために書いた曲。確かリンゴだったかな[4]」と語っている。

ポール・マッカートニーは、「ちゃんとした曲ならそれなりに心に残るんだけど、『リトル・チャイルド』はただの仕事だった」と説明している[5]。また、マッカートニーは「I'm so sad and lonely」というフレーズが、エルトン・ヘイズ英語版の楽曲「Whistle My Love」からの引用であることを認めている[5]

レコーディング

「リトル・チャイルド」はジョージ・マーティンのもと、EMIレコーディング・スタジオで行なわれた1963年9月11日、12日、10月3日の3回のセッションでレコーディングされた[6]

9月11日に2テイク録音されたが、いずれのテイクも未発表のままとなっている[7]。翌日にベーシック・トラックが5テイク録音された後、ジョン・レノンハーモニカとマッカートニーのピアノがオーバー・ダビングされた[7]。9月30日にテイク15とテイク18を組み合わせたモノラル・ミックスが作成されたが、これは未発表となっている[7]

10月3日にさらにオーバー・ダビングが施され、23日にテイク21からモノラル・ミックス、29日にステレオ・ミックスが作成された[8]。ステレオ・ミックスでは、ハーモニカ・ソロが左右にパンするアレンジになっている。本作のソロは12小節ブルース形式に従っている[9]

評価

オールミュージック』のリッチー・アンターバーガー英語版は、「アルバムの中でも垢抜けない印象の薄い曲の1つかもしれないが、それでもかなり良く出来ている」「天才的な作品ではないかもしれないが、ロックンロールの面白みが凝縮されていて、ビートルズの最も陽気でハッピーな面を表現した曲としては、あまり他に見られない」と評している[1]


  1. ^ a b Unterberger, Richie. “Little Child - The Beatles : Listen, Appearances, Song Review”. AllMusic. All Media Network. 2012年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月30日閲覧。
  2. ^ a b MacDonald 2005, p. 96.
  3. ^ Davies 2016, p. 285.
  4. ^ Sheff 2000, p. 171.
  5. ^ a b Miles 1997, p. 153.
  6. ^ Womack 2016, p. 551.
  7. ^ a b c Everett 2001, p. 184.
  8. ^ Everett 2001, p. 185.
  9. ^ Everett 1999, p. 16.
  10. ^ Deming, Mark. Meet the Smithereens! - The Smithereens | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年6月30日閲覧。
  11. ^ We're With The Beatles – Track Listing | Mojo Cover CDs – The Definitive List”. Mojo Cover CDs. 2014年2月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2021年6月30日閲覧。


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