ラキシス (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 16:48 UTC 版)
血統
血統表は本記事の#血統表節を参照。
父ディープインパクト
父馬の詳細についてはディープインパクトを参照。
ディープインパクトは種牡馬になって最初の産駒が2008年に誕生した。この世代が競走年齢に達するのは2010年で、ラキシスが種付けされた2009年の時点ではまだディープインパクト産駒は1頭も競走に出ていなかった。
母マジックストーム
母馬の*マジックストーム(Magic Storm)は1999年にアメリカ合衆国で生まれたサラブレッドで、ウェイン・ルーカス調教師のもとで競走生活を送った。2001年に2歳となるこの世代のアメリカ牝馬では、東海岸の2歳牝馬路線でユー(You)とキャッシャーズドリーム(Cashier's Dream)が争っていて、マジックストームは両馬から離れた3番手の評価だった。マジックストームは8月にアディロンダックステークス(en:Adirondack Stakes、G3・ダート7ハロン(≒1408m))に出走し、レコード勝ちをしたユー(You)とキャッシャーズドリーム(Cashier's Dream)から15馬身1⁄4離された3着に入った[9][10]。2週間後のスピナウェイステークスは夏のアメリカ東海岸を代表する2歳牝馬のG1競走だが、キャッシャーズドリームが後続を6馬身ちぎり、マジックストームは離された3着に入った[11][注 1]。
1年後の2002年8月、マジックストームはモンマスオークス(G2・ダート9ハロン(≒1810m))を最低人気で勝ち、ステークスウィナーになった。過去2年連続で、モンマスオークスの優勝馬がその年のBCディスタフを勝っていたことからマジックストームを穴馬視するむきもあったが、マジックストームは結局BCディスタフには出なかった[12][13][14][15]。
マジックストームは繁殖牝馬として数シーズンをアメリカで過ごしたが、2007年の11月にキーンランドで行われた繁殖牝馬セールで競りにかけられ、ノーザンファーム社長の吉田勝己が50万ドルで落札した。このときマジックストームはアメリカの種牡馬マライアズモンの子を孕んでおり、日本で生まれたエスケープマジックは、準オープン級の勝ち鞍がある[16][17]。
エスケープマジックのあと、1年をあけて2010年に誕生したのが本馬ラキシスである[12][18]。
ラキシスの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト JPN 2002 鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence USA 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘアIRE 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 *マジックストーム Magic Storm USA 1999 黒鹿毛 |
Storm Cat USA 1983 黒鹿毛 |
Storm Bird | Northern Dancer | |
South Ocean | ||||
Terlingua | Secretariat | |||
Crimson Saint | ||||
母の母 Foppy Dancer 1990 鹿毛 |
Fappiano | Mr. Prospector | ||
Killaloe | ||||
Water Dance | Nijinsky | |||
Luiana | ||||
母系(F-No.) | (FN:16-h) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×4*5[注 6] | [§ 4] | ||
出典 |
|
- ラキシス (競走馬)のページへのリンク