マーシー・アベニュー駅 歴史

マーシー・アベニュー駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 13:38 UTC 版)

歴史

ブロードウェイ・フェリー方面の線路跡

駅は1888年6月25日ニューヨーク市初の高架路線であるブルックリン高架線の一部としてブロードウェイ・フェリーターミナルからカナーシーへ向かう路線の途中に開業した。その後1908年ウィリアムズバーグ橋を通ってマンハッタン区への乗り入れを開始した[3]1913年BMTナッソー・ストリート線チェンバーズ・ストリート駅まで開通した。この路線は翌1914年マートル・アベニュー線方面に接続した。その後、デュアル・コントラクト英語版期に線路の容量が増強され、中央に線路を敷設した。

1954年には駅の拡張を行った[4]

2015-2019年投資計画の一環で階段、改札および東行ホーム西端の拡張を行う予定である[5]。工事は2023年末または2024年初頭に完了を見込んでいる[6][7]

駅構造

P
ホーム階
相対式ホーム、右側のドアが開く
西行線[注釈 1] ブロード・ストリート駅行きエセックス・ストリート駅
平日:フォレスト・ヒルズ-71番街駅行き(エセックス・ストリート駅)
休日:エセックス・ストリート駅行き(終点)
引上線 定期列車運行なし
東行線[注釈 2] ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(平日午後:マートル・アベニュー駅、その他時間帯:ヒューズ・ストリート駅
深夜帯以外:ミドル・ヴィレッジ-メトロポリタン・アベニュー駅行き(ヒューズ・ストリート駅)
相対式ホーム、右側のドアが開く
G 地上階 出入口
(マーシー・アベニューとブロードウェイ交差点南西角と北西角にエレベーター)

相対式ホーム2面3線の高架駅である。1962年以降中央線は引上線となり、定期列車の使用はない。この線路は駅西側の車止めで終わっている。ホームには緑の支柱に赤い屋根があり、外壁もあるがこれらはホーム両端になくそこには黒いフェンスがあるのみである。

2005年にEllsworth AusbyによってA Space Odysseyと呼ばれるアートワークが設置された。ホーム外壁のステンドグラスで構成される。

駅の西で線路はウィリアムズバーグ橋を経由してマンハッタン区へ向かう。東側に転轍機があり平日日中のJ系統Z系統は駅の東で急行線へ転線する。

出口

高架橋の高さが低いため改札はホーム階に位置し各ホームに2か所ずつ、合計4か所改札があり東西ホームで独立している。このため改札内でホーム間の行き来はできない(ジャマイカ線内唯一)。各ホーム中央の改札からはマーシー・アベニューとブロードウェイ交差点に通じる階段が2つずつ、エレベーターが1つずつ接続している(東行ホームは南側、西行ホームは北側)。西行ホームからの階段は同交差点の北西と北東に1つずつ通じ、エレベーターは北西に通じる。東行ホームからの階段は同交差点の南西と南東に1つずつ通じ、エレベーターは南西に通じる[8][9]

各ホーム西端の改札からの階段はブロードウェイのヘーブメイヤー・ストリート付近に通じる[8]

大衆文化の中で


注釈

  1. ^ 案内上ではJ・Z系統が南行、M系統が北行と系統ごとに違っている。
  2. ^ 案内上ではJ・Z系統が北行、M系統が南行と系統ごとに違っている。

出典

  1. ^ “The Broadway Line Opened”. Brooklyn Daily Eagle (Brooklyn, NY): p. 6. (1888年6月25日) 
  2. ^ Facts and Figures: Annual Subway Ridership 2013–2018”. メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (2019年7月18日). 2019年7月18日閲覧。
  3. ^ 1912 BMT system map NYCSubway Retrieved August 10, 2009
  4. ^ Authority, New York City Transit (1953) (英語). Report. https://books.google.com/books?id=XZDVAAAAMAAJ&dq=%2275th+Avenue%22+%22IND%22&focus=searchwithinvolume&q=%22the+lengthening%22 
  5. ^ T7160519 Station Capacity Enhancements at Marcy Avenue on the Jamaica Line”. web.mta.info. Metropolitan Transportation Authority. 2017年9月3日閲覧。
  6. ^ Duggan, Kevin (2021年12月12日). “Advocates raise oversight concerns as MTA eyes more private subway elevator maintenance”. amNewYork. 2022年7月26日閲覧。
  7. ^ MTA announces historic investment in accessibility projects”. Mass Transit Magazine (2021年12月13日). 2022年7月26日閲覧。
  8. ^ a b MTA Neighborhood Maps: Williamsburg & Bedford-Stuyvesant”. Metropolitan Transportation Authority (2015年). 2015年7月3日閲覧。
  9. ^ Accessible Stations in the MTA Network”. web.mta.info. Metropolitan Transportation Authority. 2016年11月29日閲覧。
  10. ^ Genna Rivieccio aka Smoking Barrel (2012年5月18日). “The Dictator: Less of a Dick Than You Might Think”. Behind the Hype. 2012年6月26日閲覧。


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