ベルサイユのばら その他

ベルサイユのばら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 14:04 UTC 版)

その他

  • 宝塚歌劇団で舞台初演されたころはテレビの取材が殺到し、タカラヅカブームの火付け役となる[123]2022年7月16日にはNHK総合テレビジョンの教養番組『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』にて「ベルサイユのばら オスカルになりたかった私たち」のテーマで、当時を振り返る番組が放送され、原作者の池田、オスカル役の榛名由梨らへのインタビューが行われた。
  • 2022年には東京・大阪(他巡回予定)にて、「誕生50周年記念・ベルサイユのばら展-ベルばらは永遠に-」が行われ、初公開を含む池田の原画、舞台衣装、その他各種資料展示を行う予定である。
  • テレビアニメ版放送開始直前の1979年9月17日に放送された『ルパン三世』第101話「ベルサイユは愛に燃えた」にオスカル(声優 - 二木てるみ)が登場する。この話はルパン三世100回記念のシナリオ公募作品であった(ただし舞台が放送当時のフランスであるうえに、アンドレはマリー・アントワネットの怒りを買って石化の秘薬で石にされているなど、設定が食い違う箇所が存在する)。
  • 2000年にLAREINE(ラレーヌ)が、アニメ版の主題歌「薔薇は美しく散る」をカバー。原作者の池田理代子もコーラスで参加。初回限定盤ジャケットイラストには池田の描き下ろしLAREINEのイラストが描かれている。
  • 連載当時にはオスカルのファンクラブも結成されていた。『ばらベルサイユ』という機関誌が発行されており、現在ではその一部を2002年発行の『ベルサイユのばら大事典』で見ることができる。機関誌を中心となって編集していたのは作中、舞踏会のシーンにプラカードを持って登場したこともあるエミリという女性。
  • 本作ではオスカルの死後、バスティーユ陥落からアントワネットの処刑までが10回の連載となっているのは、一番人気のオスカルが退場することによって人気が落ちることを懸念した編集部の意向によるものであったことを作者自身が明らかにしている[124]
  • 原作者の池田理代子はテレビアニメ版のビデオを購入はしたものの、「眼が疲れる」という理由で一度も通して見たことがない。また、人づてに聞いたアランのその後が気に入らず、後に自身の作品「エロイカ」に登場させるきっかけとなった[124]
  • 中公文庫、池田理代子『女帝エカテリーナ』では、マリア・テレジア、ルイ15世、デュ・バリー夫人が登場する。マリー・アントワネットとルイ16世は台詞のみの王太子、王太子妃として登場[22]
  • オスカルを男装の麗人として描いた理由は、男性心理が理解できないのに、革命時に市民の側に立った衛兵隊の隊長を描くための苦肉の策だったと原作者は語っている[125]
  • 当初は映画版のオスカル役として、当時パリ在住だった岸恵子の娘のデルフィーヌ=麻衣子・シャンピ(当時14歳)が予定され、のちに資生堂の社長となった大野義雄がパリまで来て出演を依頼した。岸も乗り気だったが、本人が「絶対に女優にはならない」とあっさり断ってしまった[126]
  • 宝塚歌劇団出身の元女優・美雪花代が、競走馬の牧場・三城牧場を、前夫の死去に伴い経営を引き継ぐにあたり、「ベルサイユのばら」に由来する「ヴェルサイユファーム」に社名を改めた[127]

  1. ^ a b c ただし、新エピソードの巻数は集英社マーガレットコミックス11巻~14巻表記。
  2. ^ けれん味溢れる表現に流れる傾向にある。
  3. ^ しばらくしてから開催された、三部会で自身が登壇した際。自身に対して拍手どころか喝采すらなく白眼視されている事にショックを受けるも、三部会に臨む為、亡き母に力を貸して下さいと祈っていた。
  4. ^ 現実にショックや恐怖で髪が白くなるか否かについては真偽のほどは定かではなく、元々は灰色がかった金髪に牢獄内の埃を被ったことで見誤ったという説もある。
  5. ^ コミックス第11巻の「ベルばらFan Room Vol.02」にて作者が難しいだろうと語った。
  6. ^ 片目しか見えない事で、オスカルの負担にならないようにジャルジェ家の階段で、段数を読みながら歩く練習をしていた。
  7. ^ マロン・グラッセがオスカルの手当てをするため、部屋から出るように言われると、「男同士でも肌は見せられないというのか 王族でもないくせに」と言い放ち、怒ったマロンから「よくもお嬢様(=オスカル)に!!」と追い出され、それがきっかけで彼女が女性だと知る。
  8. ^ 物語終盤、生涯独身を貫いたことが明かされている。
  9. ^ 革命当時、まだまだ識字率が低かった。無学・無教養が大半であり、子供達と引き裂かれる前にアントワネットが勉強を教えていた時に数学が理解できない牢番は暗号の通信文を子供達が書いていると勘違いした。
  10. ^ 近習から渡された密告の手紙を読み、2人の仲を知ることになった。
  11. ^ エピソード8で、アンドレにより革命派のマラーとの関係が語られた。
  12. ^ アルトア伯共々に同筆者執筆の中公文庫『栄光のナポレオン-エロイカ』で各々の使者と革命派のポール・バラスが接触する。
  13. ^ 国を捨てた上に自分達が民衆に殺されることを願っている兄達に対し、「地獄へ落ちるがいい!!」と泣き叫んでいた。
  14. ^ 三部会開催初日、オスカルは亡きジョゼフを思い出し「私は フランス王妃になりそこなったぞ」とアンドレにつぶやいていた。
  15. ^ キリスト教では教義で自殺を禁じていて、自殺した場合は教会での葬儀を断られることから、ポリニャック家では事故死と偽証して葬儀を執り行った。
  16. ^ 日の出の光がもたらす寺院のガラスの反射光で目潰しした上で、額を撃ち抜いて謀殺する計画だった。決闘を夜明け前にした理由がこれであり、提案したのはオルレアン公である。
  17. ^ 物語序盤で、様々な国で兵法などを学び「ここフランスで最後のみがきをかけるために」フランスへとやって来た事が明かされている。
  18. ^ 本来なら銃殺刑だったが、自身の強姦未遂がバレることを恐れた前の隊長により降格処分になった。
  19. ^ 1781年に当時の陸軍大臣ド・セギュール公により制定された、規則。4代以上続いた貴族出身でなければ、いっさいの昇進を禁ずるという法律(en)。これは大貴族たちが高位高官の職を独占するための悪法である。この事を引き合いに出し、アランはオスカルに「貴族と言っても ピンからキリまであるんだぜ」と告げた。
  20. ^ オスカルに求婚した際、自ら彼女にそう告げた。
  21. ^ エピソード5『ジェローデル再び!』編の後編で、平民議員を排除せよとの命令を実行しようとした時。
  22. ^ 現在の第1砲兵連隊
  23. ^ 実はさる貴族の落胤だった(※母親の項を参照)。
  24. ^ ラ・セーヌの星』にも登場し、王妃と子供達を引き裂いたりした。
  25. ^ 史実のジャック・ド・サン・レミ。
  26. ^ ジャンヌが近衛士官を推薦したローアンに対し、ニコラスを「伯爵」であると経歴詐称したため、「税金を払わずに貴族を名乗るなんて…」と真っ青になる。
  27. ^ ガレー船などの漕ぎ手になる懲役刑の一種。
  28. ^ ニコラスいわく「坊主のくせに女と見れば 見さかいない」ほどの遊び人である。
  29. ^ ジャンヌから「ベルサイユ宮殿へはいつ連れてって下さるの?」と訊かれた際、「残念ながら うちは宮廷への出入りを許されていないのよ」と明かし、ジャンヌは貴族にも(家柄が)色々あるんだと実感していた。
  30. ^ 『ベルサイユのばら大事典』では3女となっており、オスカルの姉全員の名前や3女たったり長女だったり、設定の変動が激しい。
  31. ^ a b 『ポーの一族』のファンでもある作者が「ジェローデルが「ポーの村」に流れ着く」というアイデアを萩尾望都に話して快諾されたことで実現した。エピソード9の第4話の最後のページに「作中の村のイメージは、萩尾望都先生の許可を得て『ポーの一族』から使わせていただきました。」という説明文が掲載されている。
  32. ^ 編集部に確認したところ、作者が「2人の戦死直後に死んだというわけではなく数日が空いていたので、その間の出来事だった。」ということである。
  33. ^ 『ベルサイユのばら大事典』ではマリー・アンヌ、クロティルド、オルタンス、カトリーヌ、ジョゼフィーヌとなっていた。
  34. ^ EDテロップでは市川治
  35. ^ 例えば、ライターの南田操は「出崎統がチーフディレクターに起用されたのだ。作画も荒木、姫野の美形派から、出崎と不滅のタッグを組む、名手、杉野昭夫へと交代。ファンの間では『ベルサイユのエースをねらえ』という冗談が流行った記憶もある」とムック本の作品解説で記した[78]
  36. ^ その他、第19話のロザリーがポリニャック夫人に短銃を突きつけるシーンでは、Daniel Faureの「Prelude A La Vie」が流れている。
  37. ^ 一部地域では内容が全く異なる別バージョンの第24話『燃えつきたバラの肖像』を放送。
  38. ^ 予告ナレーションでは「兵営に咲いたリラの花」。デジタルリマスター版では「咲く」に修正された。
  39. ^ ただし、単行本版ではイラストが継続していた。






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