ヘテロジニアスマルチコア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/19 08:50 UTC 版)
対して、同種のコアを複数実装するプロセッサをホモジニアス・マルチコア (英: homogeneous multi-core) と言う。
ARMアーキテクチャのbig.LITTLEのように、ISAは同じであるものの、異なる動作クロック周波数を持つCPUコアからなる構成を、異種CPUトポロジー (heterogeneous CPU topologies) と呼ぶ[1]。これは主に電力効率の向上を目的としている。異種CPUトポロジーは技術的には非対称型マルチプロセッシング (asymmetric multi-processing: AMP) の特徴も含んでいるが、完全なメモリ共有型であり、どちらかというと対称型マルチプロセッシング (symmetric multi-processing: SMP) に近い。異種CPUトポロジーの場合、基本的に各プロセッサコアへのタスクの割り当て(スケジューリング)はオペレーティングシステムが管理し、アプリケーションソフトウェアからは個々のコアの違いを意識することはなく、透過的である[2]。
- ^ Energy Aware Scheduling — The Linux Kernel documentation
- ^ Apple Siliconに求められるもの Apple Silicon Macのチップはどのような構成になるか:Apple Siliconがやってくる(2/4 ページ) - ITmedia NEWS
- ^ 後藤 弘茂 (2006年8月18日). “■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ 決定的となったヘテロジニアスマルチコアへの潮流”. PC Watch / Impress Watch Corporation. 2013年12月7日閲覧。
- ^ “Sony Japan | 技術情報|高性能プロセッサ “Cell(セル)” の半導体技術”. Sony Corporation. 2013年12月7日閲覧。
- ^ a b 後藤 弘茂 (2005年2月18日). “■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ CPUの新しいトレンド「ヘテロジニアスマルチコア」”. PC Watch / Impress Watch Corporation. 2013年12月7日閲覧。
- ^ 見えてきたAMDの次世代GPUアーキテクチャ。なぜAMDはVLIWを捨てるのか
- ^ クアッドコアCPUの魅力に迫る | 最新・クアッドコア自作の極意 | DOS/V POWER REPORT
- 1 ヘテロジニアスマルチコアとは
- 2 ヘテロジニアスマルチコアの概要
- 3 概要
- 4 将来のCPU
- ヘテロジニアスマルチコアのページへのリンク