ブラウニー ブラウニーの概要

ブラウニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/01 19:02 UTC 版)

ブラウニー
古い家に棲み着いているブラウニーが、台所の床のごみと汚れを取り除こうとを使って掃除している。
描き手はイングランド挿絵画家アーサー・ラッカム1910年発表の水彩画

ブラウニー」はこの妖精のイングランドにおける代表的名称 "brownie" の日本語音写形で、イングランドでは brounie とも綴る。同じ妖精をスコットランド語(スコットランド低地語)では broonie日本語音写例:ブルーニー)、urisk という。スコットランド・ゲール語では brùnaidh日本語音写例:ブラナッハ)、brùinidhgruagachùraisg などといい、ほかにも地方名は様々にある。


注釈

  1. ^ チョコレートケーキの一種である chocolate brownie(チョコレートブラウニー、ブラウニー)と妖精のブラウニーのどちらを "brownie" の第1義とするかは辞事典によってまちまちである。リンクを張ったウィクショナリー英語版ではケーキが第1義で妖精は第2義になっている。
  2. ^ 普通名詞であり、小文字で始まる。同綴の大文字始まりは固有名詞であり、妖精ブラウニーのことを指さない。
  3. ^ household deity(ハウスホールドディーアティ)は、家屋を守護する神霊 (deity) や精霊 (spirit) を意味する欧米概念。日本の「家の神(いえのかみ)」や「屋敷神」と多くの点で重なる。
  4. ^ 古来の日本語の「取替子(とりかえこ、とりかえご)」もあるので、混同なきよう。日本語「取替子」は伝承ではなく実際の子供の交換である[4]
  5. ^ changelin と changeling は日本語音写形が同じになってしまうだけで、実際は発音が異なる。前者はシャングランが近い。
  6. ^ 初の120フィルム使用カメラであるNo.2ブローニー(1901年発売)の画面サイズ6×9cmを、日本ではブローニー判と呼ぶようになった。後には画面サイズの異なる中判カメラなどであっても、同フィルムにかかわるものの呼称として使われるようになった。

出典

  1. ^ a b c 日立デジタル平凡社世界大百科事典』第2版. “ブラウニー”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。
  2. ^ a b c 小学館『デジタル大辞泉』. “ブラウニー”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。
  3. ^ a b 草野 (1997), p. 269.
  4. ^ a b c d 日立デジタル平凡社『世界大百科事典』第2版. “取替子”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。


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