フリッツ・フォン・エリック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/27 00:05 UTC 版)
得意技
獲得タイトル
- インターナショナル・タッグ王座:1回(w / キラー・カール・クラップ)[22]
- NWA南部タッグ王座(ミッドアトランティック版):1回(w / ワルドー・フォン・エリック)[27]
- NWAウエスタン・ステーツ・スポーツ
- NWAデトロイト
- NWAビッグタイム・レスリング / ワールド・クラス・チャンピオンシップ・レスリング
- NWA USヘビー級王座(テキサス版):3回
- NWA世界タッグ王座(テキサス版):2回(w / キラー・カール・コックス、デューク・ケオムカ)[30]
- NWA世界6人タッグ王座(テキサス版):1回(w / ケビン&マイク・フォン・エリック)[31]
- NWAテキサス・ヘビー級王座:3回[32]
- NWAアメリカン・ヘビー級王座:15回[8]
- NWAアメリカン・タッグ王座:8回(w / ワルドー・フォン・エリック×2、ビリー・レッド・ライオン、グリズリー・スミス×2、ダン・ミラー、フレッド・カリー、ディーン・ホー)[33]
- WWE殿堂:2009年度(フォン・エリック・ファミリーとして殿堂入り。インダクターはマイケル・ヘイズ)[1]
エピソード
- 生まれつき掌が大きく、スパンは32cmに達し、握力は120kgを超えていたという[26]。その強靭な握力を活かして考案された「アイアン・クロー」は、相手の顔面あるいは胃袋を握りつけるという単純明快な技でありながら強烈なインパクトを有し、昭和のプロレスを代表する必殺技となった。
- アイアン・クロー誕生の逸話としては、梶原一騎による創作では「街で刃物をもった暴漢と遭遇、とっさにその手をつかんだところ、相手は手首を骨折してしまった」あるいは「フットボール選手時代にボールを握りしめたところ、それを破裂させたことがある経験から考案した」などの話がある。
- 梶原一騎は上記のほか、数々のアイアン・クロー伝説を『プロレススーパースター列伝』などで書いた。その中には、「アイアン・クローを頭に食って脳波がおかしくなったレスラーは5人を超える」というものまである。また、プロモーターとしての成功に関しても、同作品のブルーザー・ブロディ編において、「ダラスのプロレスラーはエリックのホテルに部屋を与えられ、エリックのレストランで食事をし、エリックのスーパーマーケットで買い物をし、エリックの銀行の小切手でファイトマネーを支払われる」などと誇張して表現した。なお、実際に「エリック帝国」でファイトした経験を持つグレート小鹿は、「エリックはホテルやスーパーだけじゃなくて銀行も経営していた。ただ、個人オーナーじゃなくて共同経営者の一人だね。ギャラがエリックの経営してる銀行から発行された小切手だったかどうかは覚えてないけど、たしかダラスではエリックが共同経営してる銀行で口座を作ったような気がする」と語っている[34]。
- アメリカでは1960年代後半よりベビーフェイスに転向していたが、日本ではヒールのスタイルを押し通し、1975年7月25日に日大講堂で行われたジャイアント馬場とのテキサス・デスマッチは凄惨な流血戦となった。試合開始早々の場外乱闘の際、興奮した観客の男にボールペンで刺される事故に遭うが、平然としている様子が映像に残されている。
- ^ a b c “Fritz Von Erich”. Online World of Wrestling. 2015年4月8日閲覧。
- ^ “Canadian Hall of Fame: Hans Schmidt”. SLAM! Sports. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “Waldo Von Erich”. Online World of Wrestling. 2010年9月10日閲覧。
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- ^ “WCCW Fritz Von Erich Retirement Show”. Cagematch.net. 2015年4月8日閲覧。
- ^ “Manager/booker Gary Hart dies”. SLAM! Sports. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “Gary Hart: ‘With a little help from my friends’”. SLAM! Sports. 2015年4月10日閲覧。
- ^ a b “Who's who in the Von Erich Family?”. About.com. 2010年9月10日閲覧。
- ^ 『週刊プロレスSPECIAL 日本プロレス事件史vol.18』P45 - P50(2016年、ベースボール・マガジン社、ISBN 9784583624181)
- ^ a b “JWA 1966 Winter Series”. Puroresu.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ 『16文が行く (新装版) 』P205(1999年、ダイナミックセラーズ出版、ISBN 488493279X)
- ^ a b “JWA 1967 Iron Claw Series”. Puroresu.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “Show at Los Angeles: Friday, 1969/12/19”. Wrestlingdata.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ a b “JWA 1970 Dynamic Series & Iron Claw Series”. Puroresu.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ a b “「ねずみを捕まえた」シークの頼み事を聞いたら大変な目に…被害者カメラマンの告白”. 東京スポーツ. 2022年7月24日閲覧。
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- ^ “AJPW 1973 Giant Series II”. Puroresu.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “JPW New Year Giant Series 1979 - Tag 3”. Cagematch.net. 2015年4月10日閲覧。
- ^ a b c 『THE WRESTLER BEST 100』P36-37(1981年、日本スポーツ出版社)
- ^ “NWA Southern Tag Team Title [Mid-Atlantic]”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “NWA North American Heavyweight Title [W. Texas]”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月10日閲覧。
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- ^ “NWA World Tag Team Title [E. Texas]”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “NWA World 6-Man Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “NWA Texas Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “NWA American Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月10日閲覧。
- ^ “エリック銀行は実在したのか?”. 東スポweb(2012年1月16日). 2015年4月11日閲覧。
固有名詞の分類
アメリカ合衆国のプロレスラー |
デリリアス ディック・スレーター フリッツ・フォン・エリック シッド・ビシャス マイケル・モデスト |
全日本プロレスに参戦した外国人プロレスラー |
スティーブ・カーン ディック・スレーター フリッツ・フォン・エリック キラー・コワルスキー シルバー・キング |
プロレス・トレーナー |
マーク・ロモナコ スティーブ・カーン フリッツ・フォン・エリック キラー・コワルスキー フレッド・アトキンス |
日本プロレスに参戦した外国人プロレスラー |
ブルドッグ・ブラワー フリッツ・フォン・エリック キラー・コワルスキー キング・イヤウケア バグジー・マグロー |
WWE殿堂 |
ウェンディ・リヒター ポール・エラリング フリッツ・フォン・エリック キラー・コワルスキー ブレット・ハート |
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