パブリック・イメージ・リミテッド 日本公演

パブリック・イメージ・リミテッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 14:00 UTC 版)

日本公演

  • 1983年 初来日公演・7月1日 中野サンプラザ ※VHS『Live in Japan '83』、DVD『PiL日本’83』として映像化。
6月21日 中野サンプラザ6月24日 名古屋市公会堂6月25日 大阪厚生年金会館6月27日28日7月1日2日 中野サンプラザ7月4日 京都会館7月5日 中野サンプラザ

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ピストルズ時代のR&Rを拒絶したジャーマンロック的なサウンド。ライドンのボーカル・スタイルも高くいななくようなものに変わっている。
  • 『メタル・ボックス』 - Metal Box (1979年)
45回転LP3枚組が、文字通り金属製のボックスに入った形で発売されたアルバム(映画のフィルムケース、あるいは地雷にも似た円盤状のボックス)。ジャー・ウォブルの地を這うようなベースと、キース・レヴィンのギター、ライドンの声が絡み合う。曲順を変更して通常の33回転LPの2枚組としたレギュラー・バージョン『Second Edition』も出ている。
ベースレス編成になったことで民族音楽に接近、呪術的なドラムサウンド。
  • 『ラブソング』This is not a love song を2テイク、Blue Water、Public Image (78年)の4曲構成のLPサイズ45回転のシングル。このテイクは次のアルバムには収録されなかった。
  • 『ジス・イズ・ホワット・ユー・ウォント』 - This Is What You Want... This Is What You Get (1984年)
『コマーシャル・ゾーン』の曲の再演では大胆にディスコサウンドを取り入れた。
ビル・ラズウェルがプロデュースしたハードなサウンド。坂本龍一スティーヴ・ヴァイジンジャー・ベイカーが参加。
  • 『HAPPY?』 - Happy? (1987年)
マガジンポップ・グループなどの元メンバーが集まったバンド編成となる。サウンド的にはポップ路線。
  • 『9/ナイン』 - 9 (1989年)
前作を引き継いだポップ路線の第2弾。ペット・ショップ・ボーイズニュー・オーダー等のプロデューサーとして知られるステファン・ヘイグがプロデュース。
  • 『ザット・ホワット・イズ・ノット』 - That What Is Not (1992年)
一部メンバーが入れ替わったポップ路線の第3弾。セックス・ピストルズの曲をサンプリングに使っている。
  • 『ディス・イズ・PiL』 - This Is PiL (2012年) ※旧邦題『This is PiL - 伝説をぶっとばせ』
  • 『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ…』 - What The World Needs Now (2015年)

ライブ・アルバム

パリ公演。観客に向かい、"Shut up!" と冷たく言い放つライドン。初期PILの貴重な記録。
初来日公演を記録したライブ盤。45回転LP2枚組でリリースされた。ドラムのマーティン・アトキンス以外はセッション・ミュージシャンを起用し、演奏は評判が悪かったが、アルバムとしてはヒットした。
  • AliFE (2009年)
  • Live at the Isle of Wight Festival 2011 (2011年)
  • 『ロックパラスト1983』 - Live at Rockpalast 1983 (2012年)
  • Live at O2 Shepherd's Bush Empire (2015年)

コンピレーション・アルバム

  • Commercial Zone (1983年) ※自主制作盤
  • 『グレイテスト・ヒッツ・ソー・ファー』 - The Greatest Hits, So Far (1990年)
初のベスト盤。内容はレヴィン脱退後である後期の曲が中心。
  • Box (1990年) ※ボックス・セット
  • Plastic Box (1999年)
全シングルのAB面と代表曲を集めたボックスセット。
  • Public Image/Second Edition (2003年) ※2in1再発
  • Gold (2012年)
  • 『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(ソングス・フロム・ザ・ハート)』 - The Public Image is Rotten - Songs from the Heart (2018年)

  1. ^ a b c d Deming, Mark. Public Image Ltd. | Biography & History - オールミュージック. 2021年6月3日閲覧。
  2. ^ Reynolds, Simon (1996年7月). “Krautrock”. Melody Maker. http://reynoldsretro.blogspot.com/2013/03/krautrock-melody-maker-july-1996-by.html 2021年6月3日閲覧。 
  3. ^ McCormick, Neil (2015年9月10日). “John Lydon: 'Robin Williams was my kindred spirit'”. The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/music/artists/john-lydon-interview-robin-williams-influence/ 2021年6月3日閲覧。 
  4. ^ Stokes, Paul (2009年9月7日). “John Lydon revives PiL for winter shows – ticket details”. NME. 2021年6月3日閲覧。
  5. ^ Szemere, Anna (1998). Pop Culture, Politics, and Social Transition. University of California, San Diego. p. 243. https://books.google.com/books?id=S0rwXCPPCRYC 
  6. ^ Public Image Ltd.”. thequietus.com. 2019年3月14日閲覧。
  7. ^ ヴァージン・レコードリチャード・ブランソン社長も同行していたという。
  8. ^ Silvia Pingitore (2020年5月7日). “Interview with post-punk legend Jah Wobble about music, Sid Vicious, star signs, Brexit and everything else you can think of” (英語). the-shortlisted.co.uk. 2022年4月3日閲覧。
  9. ^ 渋谷陽一がこのアルバムをラジオ番組で紹介した際、「来日したときジョン・ライドンに和太鼓のレコードをプレゼントした。かれはそれを興味深く聴いていたそうで、その影響が感じられる」と語っている。
  10. ^ PILが20年ぶり新作をリリース! ジョン・ライドン「オーディション番組は音楽をバカにしてる」@niftyミュージック 2012年5月30日
  11. ^ ザ・クラッシュとパブリック・イメージ・リミテッドの創設メンバー、キース・レヴィンが逝去”. Udiscovermusic.jp (2022年11月13日). 2022年11月13日閲覧。
  12. ^ タイトルは記録媒体によって異なる。LPは『ALBUM』、CDは『コンパクト・ディスク』等。






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