ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 10:00 UTC 版)
公開
特殊上映での公開
東映アニメーションの制作、東映の配給により、2022年6月11日にIMAX版とともに公開された[34][35]。同年6月25日から4DX版・MX4D版が上映[35]、同年7月1日からドルビーシネマ版が上映された[35]。
世界各国での公開
日本国外でも8月18日より、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコを初め世界各国で公開された[36][37]。日本国外での配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとその傘下のCrunchyrollによって行われる。クランチロールによると、本作はクランチロールにとって初めて全世界的規模の公開になるとの事[36]。
北米では、2022年8月19日に2300館での劇場公開された[38]。配給は前作まではファニメーションによって行われてきたが、本作ではクランチロールとファニメーションのブランド統合にともないクランチロールによって配給される[36]。
クランチロールは、以前『デジモンクロスウォーズ 〜時を駆ける少年ハンターたち〜』、『デジモンユニバース アプリモンスターズ』、『デジモンアドベンチャー:』、『デジモンゴーストゲーム』において、日本国外で同時配信された。
興行成績
日本
2022年6月11日・12日の2日間で観客動員49万7526人、興行収入6億6989万220円を記録し、週末映画ランキングで(興行通信社調べ)初登場第1位となった[39][40]。
2022年6月20日、公式Twitterより興行収入が12億円を突破した事が発表された[41][42]。
2022年6月24日、累計動員数100万人突破を記念し、YouTubeチャンネル「東映映画チャンネル」にて同日18時から2日間限定[注 47]で本編冒頭5分の特別公開が発表された[43]。
2022年7月11日時点で興行収入20億円、観客動員数154万人を記録した[44]。
世界
2022年8月18日より、ソニー・ピクチャーズとクランチロールの共同配給で世界公開され、北米で2100万ドル(約28.9億円)、北米を除くメキシコ、アルゼンチン、ペルー、イギリス、アイルランド、チリなどそのほかの地域で1230万ドル(約17億円)で全世界の週末興収3340万ドル(約46億円)を記録し、コムスコア社調査の「全世界週末興行収入ランキング」で第1位を獲得した[45][46][47]。8月21日までの日本を含む全世界の累計興行収入が約5200万ドル(約70.8億円)を記録した[48]。
2022年9月5日時点で日本を含む全世界累計興行収入は7710万ドル(約108億円)を記録している。
北米では3018館で公開され、公開初日に興行収入1092万ドルを記録し、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(1999年公開)の1010万ドルを抜いて「北米における日本映画の初日の最高興行収入」を記録した。8月19日〜21日までの公開3日間で2110万ドル(約28.9億円)の興行収入を記録し、週末の興行収入ランキングで1位を記録した。日本での累計興行収入1850万ドル(約24.9億円)を公開3日間で上回る大ヒットとなった。
最終的には全世界で1億250万ドル(約138億円)の興行成績を記録した[49]。
プロモーション
入場者プレゼント
- 第1弾入場者プレゼント:スーパードラゴンボールヒーローズカード「孫悟飯:SH/孫悟空:SH」
- 第2弾入場者プレゼント:鳥山明描き下ろしビジュアルクリアボード[注 48][注 49]
- 第3弾入場者プレゼント:厳選シーン&台本ビジュアルボード(悟飯ver.)[注 50]
- 2022年7月9日から7月15日まで20万枚限定でランダム配布[52]。
- 第4弾入場者プレゼント:厳選シーン&台本ビジュアルボード(ピッコロver.)[注 51]
- 2022年7月16日から7月22日まで10万枚限定でランダム配布[50]。
- 第5弾入場者プレゼント:スーパードラゴンボールヒーローズカード「孫悟飯:SH」[注 52]
- 2022年7月23日より配布[53]。
イベント・キャンペーン
- ジャンプフェスタ22
- 2021年12月18日開催のジャンプフェスタ22のジャンプスーパーステージでガンマ1号・2号が人造人間であること、1号の声優が神谷浩史、2号の声優が宮野真守であること、最新予告編、鳥山明のコメント、公開予定日が2022年4月22日であることが発表された[54]。
- ドラゴンボール ゲームスバトルアワー2022
- 2022年2月20日、「ドラゴンボール ゲームスバトルアワー2022」にて新情報が発表され、第1弾ビジュアルの左半分(第1弾ビジュアル"超")として新たにブルマ、人造人間18号、クリリン、孫悟天、トランクスが描かれた第2弾ビジュアルが公開された[55]。
- 映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」×ナムコ ドラゴンボール祭り
- 本作の公開を記念して、2022年6月11日から8月4日までの期間中、全国のアミューズメント施設『namco』にて開催された。ナムコのお店に本作の鑑賞済み半券を渡すと、ランダムで1枚ダイカットの「オリジナルステッカー」が貰えた[56]。
- ドン・キホーテ
- 本作とドン・キホーテとのコラボ。2022年3月19日から全国のドン・キホーテ対象店舗で、本作のキャラクターが描かれているトレーディングスクエア缶バッジやトレーディングアクリルクリップなどが発売された[57]。
- 森永製菓
- 本作と森永製菓のパリパリバーがコラボした限定パッケージが期間限定で2022年4月25日から発売された。孫悟空をはじめ、孫悟飯、ピッコロが描かれたパリパリバーの限定デザインパッケージ全3種が登場する[58]。
- ビックリマン
- 本作と「ビックリマン」とのコラボシリーズ「ドラゴンボールマンチョコ超」が2022年5月24日から発売された。『ドラゴンボール』と「ビックリマン」とのコラボは前作『ドラゴンボール超 ブロリー』以来、3年7カ月ぶりとなる。今回のコラボでは、ビックリマンイラストレーター描き下しのコレクターシールが全24種、パッケージは2種類で本作に登場するキャラクターをシール化している。また、シークレットシールとして、「ビックリマン」とのコラボverシールも用意されている[59]。
- アサヒ飲料
- 2022年6月21日から9月20日までの期間中、本作とアサヒ飲料とのコラボキャンペーンが開催された。対象商品を購入するとLINEポイントが貰え、対象商品のキャンペーンシールのシリアルコードを入力して応募シールをためると、抽選で本作のグッズがもらえた[60]。
関連番組
- 土曜プレミアム『映画「ドラゴンボール超 ブロリー」』
- 2022年4月16日放送。本作の映画公開記念スペシャルとして放送。本編終了後には、本作の特別映像が放送[61]。
- 『レッドリボン軍大反省会』
- 2022年12月7日、4K ULTRA HD Blu-ray・Blu-ray&DVDの発売を記念してYouTubeにてプレミア公開。シャバダバふじがMCを務め、声優陣による裏話などが行われた[注 53]。
関連商品
書籍
- ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(著/日下部匡俊、ジャンプ ジェイ ブックス、2022年6月14日。ISBN 978-4-08-703520-9)
- ドラゴンボール超 スーパーヒーロー 映画ノベライズみらい文庫版(著/小川彗、集英社みらい文庫、2022年6月14日。ISBN 978-4-08-321721-0)
DVD・Blu-ray
- DVD・Blu-ray・4K Ultra HD Blu-rayの3タイプで2022年12月7日に東映ビデオから発売[62](同日にレンタル開始)。
注釈
- ^ その為、弱体化する事もしばしばあるが、戦闘状況や感情の変化で感覚が戻るのが早いので総合的に見ると戦闘力の浮き沈みが激しい。
- ^ かめはめ波や魔閃光、本作初披露の魔貫光殺砲などが使えるが、魔貫光殺砲に関しては悟飯が練習し自力で会得した物と語られている。
- ^ また、頻繁にピッコロと会っていた事からカプセルコーポレーション一味組織の裏のボスではないかと疑われた。
- ^ ピッコロと同じデザインの道着とマントに加え、腕には黒のリストカバーを付けている。
- ^ ただし、この変身はガンマ1号は過去のデータから想定の範囲内であり、ある程度互角に戦えるようになるものの、徐々に学習され1号の優勢は変わらなかった。
- ^ 第3弾入場者プレゼントの台本では便宜上「覚醒悟飯」と呼称されている。
- ^ 正確には超サイヤ人とは違う形態だが、身勝手の極意や我儘の極意とも異なり、本編中では超サイヤ人の状態から直接変身しており、超サイヤ人ゴッドやブルーのような超サイヤ人の上位変身として扱われている。
- ^ この現象は力の大会前にアルティメット化を取り戻した時も起こっている。
- ^ 本編内で変身形態の名前について触れられずパンフレットにも表記はなし、後日脚本を担当した鳥山明により正式名称が「孫悟飯ビースト」であると明かされた。
- ^ 第3弾入場者プレゼントの台本では便宜上「最終悟飯」と呼称されている。
- ^ 悟飯が覚醒する直前のシーンでは人造人間・セル編にて超サイヤ人2へと覚醒するシーンを彷彿させる演出が入る。
- ^ セルマックスの攻撃に笑みを浮かべたり、挑発を行うなど。
- ^ 『映画ノベライズみらい文庫版』では「アルティメット悟飯の限界を超えて覚醒し、ついに究極の姿へと到達した」と表現されている。
- ^ パンの幼稚園へ迎えに頼まれて行く事が多い為か、パンの幼稚園の園長からは悟飯やビーデルといった身内以外の保護者として認識されており、名前や顔も覚えられている。
- ^ 『超パンフレット』内の「鳥山明インタビュー」にて、以前パンからぬいぐるみをもらい、気を使って喜んでみせたところを悟飯やビーデルからぬいぐるみが好きだと勘違いされ、以後ぬいぐるみを大量にもらうようになったと明かされている。
- ^ ピッコロ自身は先代を「父」と呼んだり、自身を「生まれ変わり」とも称した事がある。
- ^ 敬語で話したり、神龍は「様」をつけて呼ぶなど。
- ^ 『小説版』では「黄色に染めたピッコロ」、『映画ノベライズみらい文庫版』では「いつもより黄色味をおびている」と表現されている。
- ^ ピッコロの姿が明確に変化する変身は完全に初の事である。
- ^ 小説版にて判明[18][19]。
- ^ ただし、巨大化しても強さは対して変わらないとのことと、それまでの戦いで体力を消耗していたために劣勢だった。
- ^ この時、本来ピッコロ(ナメック星人)なら紫色のはずである血が何故か赤い。オレンジピッコロへと変身している為に変化したのかその他要因があるのかは不明。
- ^ (GO TO HELLの略称)鳥山明の設定画では元々「GO TO HELL」と書かれていたが、ストレートすぎるため省略して「GTH」となった。
- ^ 願いの大半は「小ジワを取って」「お尻を数センチ上げて」「まつ毛を少し伸ばして」など自身のスタイルを維持するための願いである。
- ^ この事について悟飯曰く「サイヤ人は幼い期間が長くある時期から急激に成長する」と説明している。それを知らずしばらく会っていなかったピッコロは成長ぶりに驚いていた。
- ^ セルマックスとの交戦中にフュージョンを行い、最後のポーズで悟天の指がわずかに下にずれていたため失敗。
- ^ パンが流れ弾を喰らいそうになった時に「パン、飛ぶんだ!!」と叫び舞空術を習得するきっかけを作ったり、18号が危機に陥った際には気円斬で助ける他に、ピッコロがセルマックスの大きさに対抗する為に第23回天下一武道会にて悟空と対決していた際に巨大化していた事を思い出させたり、太陽拳で足止めをするなど
- ^ ウイスには「ビルス様の好みって、案外ベタだったんですね」と言われていた事から、長年の付き合いであるウイスもビルスの女性の好みは知らなかったようである。
- ^ 悟飯たちがセルマックスを撃退した後に杖にブルマからの通信が入っている事にようやく気付き、「もしかして美味しい料理でしょうか?」と尋ねるも、「そうだけど料理が冷めちゃったからまた今度」と通信を切られ、「何だったのでしょう?」と疑問に思う所で今回の物語は幕を閉じた。
- ^ このシーンは『公開後PV』でも使われており、「泣くほどの興奮を劇場で!」という煽り文句と共に最後に流れた。
- ^ 映画本編で描写があったのは2号。
- ^ 悟飯に特性について説明し、エネルギー残量が82%ということを伝えた際には「マジか」と少し焦るような表情をしていた為劣勢ではあったがある程度は戦えている様子だった。ただ、エネルギーが切れるまで全力が出せる性質を持っているためアルティメット状態の悟飯にも「疲れ知らずか」と驚かれていた。
- ^ 「BOOOM!」や「DOKAAAM!!」といういわゆる漫画文字。
- ^ 実際のハチを改造して作ったと語られている。
- ^ あくまでもカーマインがマゼンタにヘドの情報を報告した時からであり、正確な刑期は明言されていなかったが、漫画版にて人造人間として蘇らせた死体の遺族たちから減刑を求められ、結果3ヶ月服役することになったと明かされた。
- ^ それに加え、祖父のゲロが製作した人造人間とは違い、ガンマ達を悪事(軍の世界征服、孫悟空抹殺など)を行う為に作っていないなどの差異点もある。その為、ガンマ達は本編で判明している中で唯一悪事以外を目的として作られた人造人間となる。
- ^ プレゼンテーションの時には、レッドリボン軍のマークと共に陽気な音楽と「カーマイン・プレゼンツ」と本人の声が入ったオープニングが流れる。マゼンタに「お前が作ったのか」と尋ねられた際には得意げに笑い「はい」と答えていた。
- ^ ピッコロの言い訳を79番が伝えたため。
- ^ 仙豆を取りに行く、神龍により潜在能力を解放してもらうなど。
- ^ 背中の羽も本来のセルは完全体にのみ備わっていたもので二段階目にはなかったが、こちらは完成途中で動かされた可能性もある。
- ^ 劇中では悟空たちの技やピッコロの再生能力などを見せていない。
- ^ これはヘドが万が一の事態が発生した時に対処出来るように弱点を備えた。
- ^ 最終形態そのままの姿ではなくサイボーグ化したメカフリーザが登場。
- ^ 実は彼の実力の秘密は、悟空やベジータとそれほど変わらないことが判明した。にもかかわらず彼らを圧倒できたのは、普段はリラックスさせ、攻撃の瞬間だけ爆発的に戦闘力を高めて相手を倒す。その動きに一切無駄や隙がなく、スーパーサイヤ人のように体力の消耗も殆どないため、的確かつ効率よく体力の節約や戦闘などを無意識に行うことが可能であり、ウイス曰く「その領域こそ身勝手の極意のきっかけ」と話している。
- ^ 本作では「GEVO」と表記。また、『ドラゴンボールZ カカロット』ゲーム内辞典「Z大全集」では人造人間16号のコードネームが「ゴールド」だったことも判明している。
- ^ 『ドラゴンボール ファイターズ』では「人造人間16号のモデルになった人物の母親」とだけ言及。本作で妻の名前が「VOMI」であると判明するも、正式な読み方は言及されていない。
- ^ 6月24日18時から6月26日23時59分まで。
- ^ 全2種でオレンジピッコロ/セルマックス・ガンマ2号が描かれた。
- ^ 公式媒体でオレンジピッコロとセルマックスが展開されるのは映画本編・小説2種を除き初の事となった。
- ^ 全5種類。
- ^ 全5種類。
- ^ 状態は孫悟飯ビースト。孫悟飯ビーストがカード化されるのは同ゲームの『ウルトラゴッドミッション』第3弾に収録されている『シークレットアルティメットレア(SEC)』の「孫悟飯:SH」に引き続き2回目。
- ^ 出演したのはピッコロ役の古川登志夫、ガンマ1号役の神谷浩史、マゼンタ役のボルケーノ太田、カーマイン役の竹内良太、孫悟飯役の野沢雅子、ガンマ2号役の宮野真守、Dr.ヘド役の入野自由。野沢、宮野、入野の3名はVTR出演。
出典
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