トリック (テレビドラマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 04:28 UTC 版)
登場人物
- 山田奈緒子
- 演 - 仲間由紀恵(少女時代:塚本璃子(現・成海璃子))
- 本作の主人公。自称天才美人マジシャンだが、すぐクビになり、家賃も払えないほどの貧乏暮らし。インチキ超能力者を見ると黙っていられない性分で、マジックの原理を使って数々のトリックを見破る。決め台詞は「お前のやったことは全てお見通しだ!」(エピソード毎にアレンジがある)である。髪は黒髪ロングでセンター分け、いつも地味なセーターとロングスカートを着ているが、一度だけノースリーブ、パンツルックの回がある。マジシャンとしてのヘアスタイルはお団子で衣装は主にチャイナ服である。友達はペットのハムスターと亀しかいないらしい。寝相と寝言がひどく、幼少のころより笑うことが苦手で、「ウヒョヒョヒョ!」「エヘヘヘ!」といった妙な笑い方をする。掛け声や悲鳴は「うにゃー!」「にゃっ!」である。貧乳がコンプレックス。かなり見栄っ張りな性格。
- 上田次郎
- 演 - 阿部寛
- 本作のもう一人の主人公。日本科学技術大学の教授(第1シリーズでは助教授)で、専門は物理学。自称天才物理学者で、どんな怪奇現象も科学で解明できる、といった持論がある。態度がデカいが気は小さく、怪奇現象を見るとすぐに気絶し、簡単なトリックにはコロっと騙されてしまう。事あるごとに奈緒子に頼っている。著作本は「どんと来い!超常現象1 - 5」「なぜベストを尽くさないのか」「IQ200」(本人によると本当はIQ220らしい)。ツンツンヘアに、メガネ、長袖のワイシャツにベスト、スラックス姿である。巨根すぎる為に女性経験がないことがコンプレックス。
- 矢部謙三
- 演 - 生瀬勝久
- 奈緒子と上田が事件に遭遇すると、なぜか決まって現れ、事態をさらに複雑にしていく公安部所属の警部補。誰が見てもバレバレのカツラをしており、本人はカツラの事実を決して認めないが、「ずれている」「偽物」という言葉や方言の「ズラ!」などには過剰反応をする。カツラの下に薄く生えているような発言があるが、外れるとモザイクがかかり見えない。権威の低い者には厳しく、逆に権威の高い者には弱い。関西出身で関西弁を話す。
- 山田里見
- 演 - 野際陽子
- 奈緒子の母。書道家。若いころは黒門島でシャーマンとして過ごしていたが、後に夫となる剛三が現れて彼とともに島を抜け出す。夫とのプロポーズの会話はフランス語であり、奈緒子に「なんでフランス語?」とつっこまれた。今は長野県で書道教室を営み、子供たちに書道を教えながら暮らしている。決めセリフは「全部ごりっとお見通しだ!」と「文字には不思議な力があります[注 5]」。奈緒子とは対照に金儲けが得意である。彼女も奈緒子と同じく笑うのが下手。
注釈
- ^ ロゴではKの文字が左右反転。
- ^ 一例を挙げると、「母之泉」の霧島澄子は教祖として行った様々な現象を奈緒子と上田によって科学的に解明されたものの、本人は本物の読心能力があると自負しており(本人曰く「教祖となって人を騙すようになったのは津村にそそのかされたため」)、死に際には奈緒子の幼少期の記憶を詳細に語っている。
- ^ 20:58 - 21:00に『今夜のドラマスペシャル』も別途放送。
- ^ ケーシーはこれ以降ドラマには1度も出演しないまま、その後2019年4月8日に死去した。
- ^ 書道教室の場面で必ず言っているイメージがあるが、実際、この台詞の初出はテレビドラマ第1シリーズの最終エピソードである。
- ^ 慣用句としては「笑顔がこぼれる」は誤用で、正しくは「笑みがこぼれる」。
出典
- ^ “『トリック劇場版 ラストステージ』OFFICIAL SITE”. 2013年7月5日閲覧。
- ^ “トリック 新作スペシャル3”. テレビ朝日. 2013年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月29日閲覧。
- ^ a b “仲間由紀恵&阿部寛の『トリック』最新作が登場!”. ORICON STYLE (2005年11月11日). 2015年12月4日閲覧。
- ^ a b “『TRICK』が劇場版、スピンオフに続き4年半ぶりのSPドラマも放送決定”. ORICON STYLE (2010年3月15日). 2015年12月4日閲覧。
- ^ a b “『トリック』、完全新作SPでドラマも有終の美 来年1月に放送”. ORICON STYLE (2013年11月21日). 2015年12月4日閲覧。
- ^ 文化放送『センパツ!』トリックスペシャルでの堤インタビューより。
- ^ 『オトナファミ』2010年6月号20頁より。
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