トラック野郎・男一匹桃次郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/29 03:25 UTC 版)
備考
- 音楽
- 本シリーズのBGMは10作中8作を木下忠司が担当しているが、本作は津島利章、第3作『トラック野郎・望郷一番星』は菊池俊輔が担当している(菊池は木下の弟子に当たる)[5]。
- 松下家の子供たち
- 次作『トラック野郎・突撃一番星』には君江(春川ますみ)ともども登場しない。第8作『トラック野郎・一番星北へ帰る』では総入れ替えとなっているため、梅地徳彦(長男・幸之助)、梅津昭典(次男・幸次郎)ら初代キャストが見られるのは本作が最後となる。
- 投げ技
- 桜野大門(堺正章)が桃次郎を背負い投げで投げ飛ばしているが、予告編では横手投げのような投げ技となっている(桃次郎も独楽のような横回転になっている)。
- ライバルのトレーラー
- 子連れ狼こと袴田太一(若山富三郎)のトレーラーは黒一色で装飾がなかったが、桃次郎と和解後のクライマックスでは、各種行灯を装備していた(「子連れ狼」、「薩摩」、「隼人」、「冥府魔道」など)。
- 準備稿
- 『トラック野郎 危機一発』というタイトルの準備稿(澤井信一郎・田中陽造脚本)の存在が確認されている[6]。
- DVD
- 2003年、全国で開催された夏目雅子を偲ぶ「永遠の夏目雅子展」を訪れた岡田茂(当時東映相談役)が「ウチの映画(東映の夏目出演映画)は、まだDVDになっとらんのか」と"ツルの一声"を発し急遽、夏目の出演している『二百三高地』、『大日本帝国』とともに、夏目がマドンナを務める本作が他の『トラック野郎シリーズ』作品より早く一本だけ同年12月初DVD化されている[7]。
同時上映
- 原作:山止たつひこ(秋本治)/脚本:鴨井達比古/監督:山口和彦/主演:せんだみつお
- 『こち亀』初の映画作品。
- 当初この枠は、清水健太郎主演で『紅の翼』の製作を決定していた(ボクサー (1977年の映画)#影響)。事情で製作中止になったため本作が急ぎ製作され、清水は『トラック野郎・男一匹桃次郎』に出演した。
参考文献
- 鈴木則文、宮崎靖男、小川晋 『映画「トラック野郎」大全集:日本最後のアナーキー・プログラム・ピクチャーの伝説」』洋泉社〈別冊映画秘宝 洋泉社MOOK〉、2010年。ISBN 978-4-86248-468-0。
- 杉作J太郎、植地毅 『トラック野郎 浪漫アルバム』徳間書店、2014年。ISBN 978-4198637927。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』キネマ旬報社、2003年、230-231頁。ISBN 4-87376-595-1。
- ^ 現・ユニバーサル ミュージック/ヴァージン ミュージック
- ^ 『映画「トラック野郎」大全集:日本最後のアナーキー・プログラム・ピクチャーの伝説』 85、92頁。
- ^ 同上。
- ^ 『映画「トラック野郎」大全集:日本最後のアナーキー・プログラム・ピクチャーの伝説』 61頁。
- ^ 文太さん、映画「トラック野郎」幻の台本は「最高傑作」だった - スポーツ報知、2014年12月4日
- ^ 夏目雅子、DVDで甦る…“ツルの一声” - ZAKZAK
固有名詞の分類
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