デモリションマン 備考

デモリションマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 06:15 UTC 版)

備考

  • 冒頭から聴かれるテーマ曲は「世界が灰燼に帰す日」を歌ったグレゴリオ聖歌怒りの日」の旋律に基づく。
  • レニーナー・ハックスリーといった登場人物の名称でわかるようにオルダス・ハックスリーすばらしい新世界』の影響が強い。
  • 脚本は企画段階からキャスティングが決まった後まで書き直しが続いており、初期には俳優のクレイグ・シェイファー(製作総指揮の肩書きでクレジットされている)が、またクレジット無しで映画監督のフレッド・デッカーも関わっている。
  • 冒頭シークエンスの爆破・倒壊シーンは『リーサル・ウェポン3』同様模型や合成ではなく、ルイビルの廃工場を実際に爆破している。
  • 本作の冷凍刑務所にはジェフリー・ダーマーといった著名な凶悪犯罪者も多数収監されている。だが、実際のダーマーは本作公開後の1994年11月28日に収監先の連邦刑務所で清掃作業中に囚人仲間により殺害されている。また、偶然にも、スコット・ピーターソンと言う映画公開時には逮捕されていない犯罪者と同姓同名の人物が収監されている。
  • 女優のエイドリアン・バーボーヴァナ・ボンタ、ジェニファー・ダーリングがコンピュータ音声をクレジット無しで担当した。
  • 本作の2032年の世界における大統領はアーノルド・シュワルツェネッガーと設定されており、それを知ったスパルタンがうんざりするというシーンがあるが、不仲ということではない。シュワルツェネッガーは『ラスト・アクション・ヒーロー』では俳優・シュワルツェネッガーが存在しない世界では『ターミネーターの役』をスタローンが演じていると設定している。尚、シュワルツェネッガーは現実世界ではカリフォルニア州知事を務めた事があるが、現行法ではアメリカ合衆国生まれ(移民であれば13植民地当時から住んでいる一族、若しくは3代目以降)でないと合衆国大統領にはなれないと定められており、法改正が行われない限りシュワルツェネッガーが大統領になれる可能性は無い。劇中では彼を大統領に押す声が挙がり、そのために法を修正したとハックスリーが語っている。
  • なお、フェニックスの一味に加わる蘇生された犯罪者の一人を演じるビリー・D・ルーカスはスタント出身の俳優で、シュワルツェネッガーのスタンドインも務めていた。スタローンが本作の直前に撮影していた『クリフハンガー』にも出演している。
  • 1997年4月6日に『日曜洋画劇場』にて本作が初回放映された際に、翻訳:平田勝茂、テレビ朝日独自の《スタローン=ささきいさお、サンドラ・ブロック=松本梨香》という方針に沿ってビデオ版と異なる吹替版となった。警察の装備グローロッド(glow bar)は「ショックロッド」と呼ばれている。警察支給の服装でハックスリーの家にあがり鏡に映った自分の姿を「キマッてる」と少し嬉しそうに言う場面があるが、原音の"Happy Halloween."という台詞では自らの姿を哀れみ嘆く感情が主体である。ソフト版の吹き替えでも「仮装パーティーか?」と呆れたような口調でため息混じりに言っている。
  • 2011年1月26日に同じくスタローン主演の『コブラ』と共にブルーレイ化された。DVDやVHS版には収録されていない、監督による音声解説が収録されている。
  • 本作のプロモーションのために主演のスタローンが来日し、TBS『TVジェネレーション』に出演して番組司会者の山田邦子と対談した。
  • 本作のメインテーマの一部が『ブラボー火星人2000』の日本版予告編に使用されている。

  1. ^ a b Demolition Man (1993)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月1日閲覧。
  2. ^ コンピューターの分析で明らかになっただけでも、市街地での戦闘術、拷問方、ハッキング、サバイバル術、テロ戦術、武器操作、格闘技、殺人術、爆薬操作、暴力思考が組み込まれ、レニーナからは怪物と称された。
  3. ^ ハックスレイと記述される場合もある。
  4. ^ 彼自身フェニックス本人には「コクトーを殺せないようにする」更生プログラムを組み込んでいたが、フェニックスの部下とするために解凍させた犯罪者達には更生プログラムを組み込んでいなかった模様。
  5. ^ ただし日本でのタコベルは、後に2015年に再進出している。






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