ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 02:32 UTC 版)
駅
アメリカンウォーターフロント駅
単式1面1線の高架駅。駅は、ウォーターフロントパークと、「マクダックス・デパートメントストア」の間に位置する。入り口は「マクダックス・デパートメントストア」側で1階にある。建物は赤レンガづくりとなっており、20世紀初頭のニューヨークの世界観を醸し出している。駅の奥に車庫がある。
ポートディスカバリー駅
単式1面1線の高架駅。「ディスカバリーギフト」の前にあり、駅舎の1階部分は「ホライズンベイ・レストラン」というレストランになっている。入り口は2階部分にあり、フードワゴン「ブリーズウェイ・バイツ」の前にある。乗り場の待ち列の両端の壁には、ポートディスカバリーをイメージしたような絵が描かれているが、ここにはたくさんの隠れミッキーがあり、それを探すのもゲストの楽しみの一つとなっている。
車両
赤を基調とし、屋根と裾は青という、2色に塗られた車体はノスタルジックな雰囲気を醸し出している。前面と乗降用の扉には"Electric Railway(エレクトリックレールウェイ)"の略である「ER」という文字が書かれたロゴがある。2両編成の電車が4本(車両番号は5591+1111、1022+2842、1783+5593、0214+4824)用意されており、基本的にはそのうちの1本がアメリカンウォーターフロント駅先の車庫で、予備編成として待機する。閑散期には2本運営になることもある。
列車の発車は車内の運転台ではなく、駅のプラットホーム中央の操作盤にある緑色の発車ボタンで行われる。運転台の上の屋根には小さな鐘が設置され、乗務するキャストが発車時に紐を引いて2回鳴らす。前照灯は運転台下中央に1個。その両脇にカンテラ型の標識灯があり、往年の路面電車のような顔つきである(バックグラウンドストーリーでは、元は路面電車であったが、ニューヨーク市内の道路を走る自動車が増えたため、高架鉄道となったとされる)。1両につき乗降用扉は両側に前後2箇所ずつあり、乗客の乗車は連結面側扉、降車は運転台側扉と開業時から定義されている。
当初より車内に暖房装置が設置されているが、冷房装置は備わっていなかったため、夏場は窓を半分開けて運行していた。2015年頃に冷房装置が追加設置された。
東京ディズニーシー5周年期間中は、全ての乗降用扉の窓下に5周年ロゴのカラーフィルムが貼られていた。また、クリスマスシーズンには前照灯部分にリースが取り付けられた。
路線データ
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- 路線距離(営業キロ):全長 0.48km
- 軌間:762mm(特殊狭軌)
- 駅数:2駅
- 複線区間:全線(駅構内を除く)
- 電化区間:全線(第三軌条方式)
- 閉塞方式:車内信号方式
- 最高速度:15km/h
- 駆動方式:ローラーチェーン駆動
- 保安設備:CS-ATCを用いたATO
- 運行形態:ワンマン運転
- ^ Amendola, Dana (September 2015). All Aboard: The Wonderful World of Disney Trains. Disney Editions. p. 168. ISBN 978-142311714-8
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