ステキなタイミング ステキなタイミングの概要

ステキなタイミング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 19:59 UTC 版)

音楽・音声外部リンク
試聴
ジミー・ジョーンズ「Good Timin'」 - YouTubeユニバーサルミュージック提供YouTubeアートトラック)
ダニー飯田とパラダイス・キング「ステキなタイミング」 - YouTube(ユニバーサルミュージック提供YouTubeアートトラック)

ステキなタイミングとは、1960年に発表された楽曲。原題は「Good Timin'」、別邦題「グッド・タイミング」。

解説

原曲はアメリカ合衆国アラバマ州出身の歌手であるジミー・ジョーンズ英語版が発表した「Good Timin'」(邦題:「ステキなタイミング」、「グッド・タイミング」)である。同曲はBillboard Hot 100で最高3位を記録した。

作詞・作曲はフレッド・トビアスクリント・バラード・ジュニア

日本語版

日本では同年にこの楽曲を草野昌一飯田久彦に歌わせていたが、坂本九のほうが似合うという判断により、坂本九のレパートリーとして加えられ、ステージで歌われていた[1]

ダニー飯田とパラダイス・キングのシングル「ビキニスタイルのお嬢さん」のB面を埋める曲として「ステキなタイミング」の邦題で、坂本九のメインボーカルでレコード化して発売された。時間が足りなかったため、急遽草野が「漣健児」のペンネームで自ら日本語の訳詞を手がけることとなった。草野が「漣健児」のペンネームを使用したのはこれが最初である[2]

B面の楽曲であったが、既に「悲しき六十才」のヒットで人気を確立していた坂本九のメインボーカル曲を売り出す目的で、曲直瀬信子の指示によりテレビではA面の楽曲「ビキニスタイルのお嬢さん」ではなく「ステキなタイミング」が演奏されるようになる[3]。そのこともあって、発表当初は「ビキニスタイルのお嬢さん」以上の人気を博した。漣健児によると、発売当時の売上は20万枚くらいであった[4]2000年代現在でもこの楽曲の人気は衰えておらず、CDアルバムやCD-BOXに収録されている事も多く、懐メロ番組でも取り上げられる事も多い。

カバー

  • 上田雅利 - 2004年発売『Together and Forever (a tribute to Kenji Sazanami)』収録。坂本九版がベース。

脚注

  1. ^ 佐藤剛『上を向いて歩こう』岩波書店、2011年、178-179頁。ISBN 978-4-00-022219-8
  2. ^ 佐藤剛『上を向いて歩こう』179頁。
  3. ^ 佐藤剛『上を向いて歩こう』177-178頁。
  4. ^ 『新しい音楽 漣健児とカヴァー・ポップス』シンコーミュージック・エンタテイメント、2022年、68頁。ISBN 978-4-401-65220-4



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ステキなタイミング」の関連用語

ステキなタイミングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ステキなタイミングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのステキなタイミング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS