スダッタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 02:25 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2017年10月) |
アナータピンディカ | |
---|---|
祇園精舎を金貨で埋めつくすスダッタ | |
肩書き | 僧侶の支援者 |
別名 | スダッタ |
個人情報 | |
宗教 | 仏教 |
国籍 | コーサラ国 |
配偶者 | Puññalakkhanā |
子供 | Kāla, Mahā-Subhaddā, Cūla-Subhaddā and Sumanā |
師 | 釈迦 |
別名 | スダッタ |
専門職 | 商人、銀行家 |
地位 | |
師 | 釈迦 |
専門職 | 商人、銀行家 |
彼はある日、マガダ国に赴き、その地にあった竹林精舎で釈迦仏の説法を聞くと深く敬信の心を生じ、釈迦仏に舎衛城への遊化に来てほしいと請い願った。彼はそのために精舎を建立する願を立てると、すぐに探しついに祇陀(ジェータ)太子が所有していた林苑を見つけ、ジェータ太子に譲ってほしいと頼んだ。するとジェータ太子は冗談で「必要な土地の表面を金貨で敷き詰めたら譲ってやろう」と言ったら、シュダッタは本当に金貨を敷き詰め始めたためジェータ太子は驚いて、土地を素直に譲りさらに自らも樹木を寄付して寺院建設を援助した、という逸話がある。
このことから、この僧園はジェータ太子と給孤独者シュダッタ両者の名を冠して祇樹給孤独園と呼ばれ、そこに建てられた精舎を祇樹給孤独園精舎と称するようになった。
シュダッタの家族は子女はじめみんな仏教に帰依し、妻の玉耶女も仏の教誨を得て帰依したといわれる。またシュダッタが病気になると、釈迦の弟子であるアーナンダ(阿難)やシャーリープトラ(舎利弗)などの見舞いをうけたという。また彼は死んで兜卒天に生じたといわれている。
- ^ Jr, Robert E. Buswell; Jr, Donald S. Lopez (2013-11-24) (英語). The Princeton Dictionary of Buddhism. Princeton University Press. pp. 383. ISBN 978-0-691-15786-3
- スダッタのページへのリンク