サクランボ 産地

サクランボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 06:33 UTC 版)

産地

世界

世界の2005年のサクランボ(セイヨウミザクラ)生産量は、1,900キロトンである。その主な生産国と生産割合は次の通り[15]

順位 生産国 生産量
1 トルコ 260,000 t
2 アメリカ合衆国 250,000 t
3 イラン 224,000 t
20 日本 18,400 t

日本

サクランボの生産地としては山形県が全国の収穫量の7割を占めており(その中でも山形県東根市は生産量日本一)、それに次ぐ北海道・青森県・山梨県を合わせた上位県で全国の9割以上を生産しているが、2014年度統計資料によると、他にも秋田県、福島県、群馬県、長野県で年産100トン以上、その他にも小規模の産地が点在し、20以上の都道府県で収穫実績がある。なお、累年統計をとっている都道府県は2016年発表資料現在、山形県と北海道のみであり、2010年までは青森県、2006年から2010年にかけては山梨県も統計を発表していた。

佐藤錦 高砂 サクランボ合計
収穫量 シェア 収穫量 シェア 収穫量 シェア
山形県 12,100 t 78% 261 t 33% 14,900 t 72%
青森県 1,140 t 7% 5 t 1% 1,630 t 8%
山梨県 752 t 5% 448 t 57% 1,350 t 6%
全国合計 15,500 t 783 t 20,800 t

(出典:農林水産省統計部:農林水産統計データ2006年版)*ただし、2006年版は隔年統計の都道府県を含んでいない。

主な産地


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 196.
  2. ^ プリニウス 博物誌 Book XV Section XXX.
  3. ^ a b 21世紀研究会編著『食の世界地図』文藝春秋文春新書〉、2004年、141頁。ISBN 4-16-660378-7 
  4. ^ Huxley, A., ed. (1992). New RHS Dictionary of Gardening. Macmillan ISBN 0-333-47494-5.
  5. ^ Candolle, A. de (1882). Origine des plantes cultivées. Geneva.
  6. ^ 加納喜光, 鈴木千春、「埤雅の研究・其十 釈木篇(2)」 『茨城大学人文学部紀要』 人文コミュニケーション学科論集 Vol.1 p.178-194, hdl:10109/427
  7. ^ 中國哲學書電子化計劃 月令
  8. ^ a b サクランボ -- 梅雨の季節の爽やかな味わい” (PDF). 筑波大学学生部. p. 11 (2006年). 2012年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月16日閲覧。
  9. ^ サクランボ”. JA南アルプス市. 2020年7月30日閲覧。
  10. ^ 下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、396頁。ISBN 4-309-22361-3 
  11. ^ NEWS ONLINE 編集部 (2021年6月10日). “「佐藤錦」は当初、違う名前が付けられる予定だった”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. ニッポン放送. 2024年4月28日閲覧。
  12. ^ “<平成-令和・次代へつなぐ>赤い宝石 より進化”. 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS. (2019年5月5日). https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_53029.html 2019年8月6日閲覧。 
  13. ^ "天香錦". デジタル大辞泉プラス. コトバンクより2021年1月3日閲覧
  14. ^ 黄色いさくらんぼの品種、月山錦(がっさんにしき) - 旬の食材百科HP
  15. ^ Asociacion de Exportadores de Chile A.G.[リンク切れ] World Sweet Cherry Review 2006 Edition (PDF 898K)
  16. ^ 太宰が生きたまち・三鷹三鷹市 2020年2月1日閲覧 (参考文献:桂英澄)


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