クドわふたー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 05:24 UTC 版)
概要
『リトルバスターズ! エクスタシー』からのスピンオフ作品であり、2009年12月28日に公式ページ[1]が開設、『visualstyle Vol.13』の特集において概要が発表された[注 1]。なお、初回限定版には、オリジナルサウンドトラック、及びKey第9作目の予定である『Rewrite』の体験版が同梱された[2]。最速ビジュアルアンテナ!で池田淳が4コマ漫画を掲載している。また、電撃G's magazineにて漫画版が連載中。
タイトルにある『わふたー』は、メインヒロインである能美クドリャフカの口癖「わふー」と「after」を組み合わせた造語(上述の通り英語での表記は「wafter」)。本編はクドリャフカをヒロインとしたほぼ一本道だが、最初からプレイ可能なルートを終えると新たに「After編」がプレイ可能となり、Key伝統のラストシナリオは受け継がれている。従来のルートは当初の触れ込みどおりクドとのいちゃいちゃを全面に押し出したシナリオ。After編は序盤のみ展開はほぼ共通だが、キャラの立ち位置や一部のイベントが変化し、従来のルートラストで示唆された事件に本格的に挑むことになる。これらを指し、趣の違うW(二つ)のAfterストーリーという意味合いを込めたダブルミーニングが示唆されている。
キャラクターや舞台などの設定は基本的に『リトルバスターズ! エクスタシー』本編に準じる。ただし、ストーリーは本編中のある時点から本編とは異なる分岐したものの延長にあるため、パラレルワールド的な位置付けである。登場しないキャラクターに関しても、セリフの中で言及されていることがある。なお、本編キャラクターのほとんどは帰省中のため登場しない。
後に18禁要素を削除し新たなビジュアルやイベントを追加した『クドわふたー Converted Edition』がPlayStation Portable、PlayStation Vita、Nintendo Switch向けに移植された。また、Windows用にも『CE』と同じ内容の『クドわふたー 全年齢対象版』が発売され、2013年3月29日にはあそべる! BD-GAMEシリーズの一つとしてBDPG版も発売された。
注釈
出典
- ^ “公式ページ”. 2010年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月30日閲覧。
- ^ “クドわふたーspec”. 2012年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g “「劇場版 クドわふたー」公開は5月、ビジュアル公開&特典付きムビチケ情報も”. コミックナタリー. 2021年3月8日閲覧。
- ^ 電撃G's Festival! DELUXEVol.7
- ^ a b DENGEKI HIME2010年5月号
- ^ コンプティーク2010年6月号
- ^ クドわふたー初回限定版特典「Kud Wafter official guidebook 『入寮規則』」より
- ^ 城桐央のブログ アーカイブ 2013年10月22日 - ウェイバックマシン2011年1月15日の記事
- ^ one's future 本日発売! なのですっ アーカイブ 2010年5月3日 - ウェイバックマシン、2010年4月23日。
- ^ “電撃G's magazine 2014年 02月号”. 電撃G's magazine. 2013年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月3日閲覧。
- ^ “クドわふたー(1)”. アスキー・メディアワークス. 2012年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月3日閲覧。
- ^ “クドわふたー(6)”. アスキー・メディアワークス. 2014年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月14日閲覧。
- ^ “クドわふたーコミックアンソロジー”. Amazon.co.jp. 2014年1月15日閲覧。
- ^ “クドわふたーコミックアンソロジー 2”. Amazon.co.jp. 2014年1月15日閲覧。
- ^ “クドわふたー あんそろじーこみっく”. Amazon.co.jp. 2014年1月3日閲覧。
- ^ “リトルバスターズ!10th Anniversary Missionが発表されました!”. Key開発室 (2017年6月29日). 2019年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月29日閲覧。
- ^ “「リトバス」スピンオフ作品「クドわふたー」のアニメ化が決定 わずか2日で目標の3000万円を集める”. biglobeニュース (2017年7月21日). 2017年7月22日閲覧。
- ^ “「クドわふたー」劇場版、海外クラウドファンディングで300万円達成し、総額8000万円突破 海外字幕&世界配信が決定”. 2018年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月19日閲覧。
- ^ https://otakumode.com/projects/kudwafter アーカイブ 2018年1月19日 - ウェイバックマシン Kud Wafter Anime Movie: A “Little Busters!” 10th Anniversary Spin-Off Project (International Version)]
- ^ “「クドわふたー」念願の劇場アニメ化! クラウドファンディングで目標200%の6000万円を調達”. ねとらぼ (2017年9月26日). 2017年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月27日閲覧。
- ^ 「クドわふたー」アニメ化プロジェクト リターン送付の延期と監督交代のお知らせ
- ^ “「劇場版 クドわふたー」新型コロナウイルスの影響で7・8月に公開延期”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年5月11日). 2021年5月12日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.32
- ^ “Yahoo!オークションにて『クドわふカー』出品決定”. 2010年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月24日閲覧。
- ^ “クドわふたー痛車 Key (ホンダ/HONDA FIT)クドわふたー痛車 Key (ホンダ/HONDA FIT)”. 2010年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月25日閲覧。
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