ギムナジウム
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スイス
スイスには、主にドイツ語圏の州立学校(Kantonsschule = 「カントンスシューレ」)として、いくつかのギムナジウムがある(フランス語圏に関しては後述)。
リヒテンシュタイン・ルクセンブルク・オランダ
リヒテンシュタインとルクセンブルクとオランダにも、同様のギムナジウムがある。
フランス
フランスでは、スイスのフランス語圏も含めて、同等の学校は一般的にリセ(Lycée)と呼ばれる。また、ギムナジウムは、フランス語風のジムナーズ(Gymnase)と呼ばれるか、時にリセとも呼ばれる。
かつてのリセはギムナジウムと同様の体制であったが、日本の小学6年から中学に相当する前期中等教育機関のコレージュ創設後は、3年制の後期中等教育期間となっている。
参考文献
- 文部省『教育調査第122集 諸外国の学校教育 欧米編』1995年11月、オーストリア(pp.63-71)。ISBN 978-4172186045。
- 『優等生ポーランドの教育制度の行方は?』(日本語),Global News View,Ikumi Arata,2020年5月
関連文献
- Margret Kraul著、望田幸男他訳『ドイツ・ギムナジウム200年史』(ミネルヴァ書房、1986年4月30日)
- 望田幸男著『MINERVA西洋史ライブラリー28 ドイツ・エリート養成の社会史-ギムナジウムとアビトゥーアの世界-』(ミネルヴァ書房、1998年9月30日初版発行)
- 大内洵子著『ジュンコ先生再びドイツへ、なんとなんとギムナジウムの成績表』(五月書房、1996年7月28日発行)
- ^ この段落は『諸外国の初等中等教育』(文部科学省編、2002年3月11日発行)の「ドイツ」の「2 教育内容・方法」の「表5 ギムナジウムの教科・週当たり授業時数<ノルトライン・ヴェストファーレン州>」(p.99)の表および備考を参考にした。
- ^ 前掲の「表6 第11学年の教科構成・時間配当<ノルトライン・ヴェストファーレン州>」(p.101)の表および備考を参考にした。
- ^ この節においては天野正治・結城忠・別府昭郎編『Die Bildung in der Bundesrepublik Deutschland ドイツの教育』(東信堂、1998年7月初版発行)の「第7章 多様な中等教育と第二の教育の道」の「2 後期中等教育学校」の「①ギムナジウム上級段階と大学入学資格」(pp.123-129)による。
- ^ 堀あきこ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』 臨川書店、2009年、117頁。ISBN 978-4653040187。
- ^ 「小鳥の巣」ではガブリエル・スイス・ギムナジウム、『トーマの心臓』ではシュロッターベッツ・ギムナジウム、「11月のギムナジウム」ではヒュールリン・ギムナジウムが、それぞれ作品の舞台となっている。
- ^ a b “ISCED MAPPINGS - Austria”. UNESCO. 2015年11月4日閲覧。
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