キリン一番搾り生ビール シリーズ商品

キリン一番搾り生ビール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 07:20 UTC 版)

シリーズ商品

一番搾り 横浜工場限定醸造
  • キリン一番搾り 黒生ビール(キリンいちばんしぼり くろなまビール)
1998年秋に発売された一番搾り製法による黒生ビール。2007年秋に「一番搾り スタウト」にリニューアルされた。
  • 一番搾り スタウト(いちばんしぼり スタウト)
2007年9月19日に発売された一番搾り製法による麦芽100%のオールモルト黒生ビール。「キリン一番搾り 黒生ビール」のリニューアル版で、実に10年ぶりのリニューアルとなる。初代は日本のスタウト定義は満たしているが、本来のスタウトとは異なり下面発酵であった[注釈 1]。2013年2月6日にリニューアルが行われ、上面発酵酵母に変更することでコクや香りを高めたほか、ロースト麦芽とカラメル麦芽の配合を調整したことで、飲みやすさの中にもより本格感のある味わいに変更され、パッケージの基本デザインも通常の一番搾りと統一された。2017年10月10日に「一番搾り〈黒生〉」にリニューアルされている。
  • キリン樽生一番搾り(キリンたるなまいちばんしぼり)
2002年11月に発売された専用サーバーで注ぐタイプの生ビール。工場から店舗までのチルド流通される。専用サーバーは2009年12月をもって出荷停止。また製品自体も2013年12月末日をもって販売終了(店頭販売は2010年12月で終了)している。なお、従来の『キリンのビヤ樽(3L/2L)』も発売されていたが、3Lは2000年代中頃に、2Lは2009年3月の麦芽100%化の際に販売終了している。
  • キリン一番搾り 樽詰生ビール(キリンいちばんしぼり たるづめなまビール)
業務用の生ビール。
  • 毬花一番搾り(まりばないちばんしぼり)
その夏に収穫された凍結毬花ホップを使用した一番搾り製法による生ビール。2002年及び2003年の秋に限定発売。毬花はホップの別名である。
  • とれたてホップ 一番搾り(とれたてホップいちばんしぼり)
岩手県遠野でその夏に収穫されたホップを使用した一番搾り製法による生ビール。2004年-2006年の秋に限定発売された。「毬花一番搾り」の後継ブランドにあたる。
  • 一番搾り とれたてホップ(いちばんしぼりとれたてホップ)
前述の「とれたてホップ 一番搾り」を改名したもので、2007年-現在の毎年秋に限定発売されている。
  • 一番搾り 無濾過〈生〉(いちばんしぼり むろか なま)
2006年4月5日-2008年6月に発売されていた一番搾り製法による濾過しない麦芽100%のオールモルト・チルドビール。
  • 一番搾り とれたてホップ 無濾過〈生〉(いちばんしぼりとれたてホップ むろか なま)
前述の「一番搾り とれたてホップ」を麦芽100%のオールモルト・チルドビールにしたもので、2007年秋に限定発売された。
  • 一番搾り プレミアム(いちばんしぼり プレミアム)
ギフト専用のプレミアム製品。「ブラウマイスター」の黒杭隆政が責任監修し、低温で丁寧に搾った極上の一番搾り麦汁と秋田県大雄産の第一等品ホップ「かいこがね」(後に東北産ホップ「IBUKI」に変更)を贅沢に使用し、ホップを発酵中に漬け込む製法を採用。キリンホームタップでは1Lの容器で配給されるが「生」の表示は無く「ビール」と表示されているとおり「非熱処理していない」の表示も無いため、2020年9月現在、生ビールではなく熱処理ビールである(キリンホームタップの公式サイトでは2020年9月16日現在、なぜか生ビールという言葉が使われている)。2020年のリニューアル実施以降より加熱処理ビールから生ビールに変更されたという主張もあるが、2020年9月現在においてはボトルの「ビール」の表記はかわっていない。
  • 一番搾り 小麦のうまみ(いちばんしぼり こむぎのうまみ)
一番搾り発売25周年を記念して2015年3月より期間限定で発売。小麦麦芽のまろやかなうまみを一番搾り製法で丁寧に引き出すことで、まろやかの味わいと軽やかな甘い香りを実現。同年5月に製造を終了したが、2016年3月15日にリニューアルの上、再発売された。リニューアルと同時に、アルコール度数が5%から、4.5%に引き下げられている[7]。また、一番搾りシリーズで唯一熱処理を行っている。2016年5月製造終了。
  • 一番搾り 全国9工場限定(いちばんしぼり ぜんこく9こうじょうげんてい)
全国の9工場の醸造長が地域で暮らすお客様の為に造った特別な一番搾り。また、工場によって味の違いや個性を楽しむことができるのが特徴の地域限定の一番搾りでもある。工場によってアルコール分は5%~6%と度数が異なっている。2015年5月に第1弾が数量限定で発売された後、同年12月1日に第2弾の販売が開始された。千歳・仙台・神戸・岡山の4工場で製造された商品は原料に地元産の米を使用。2016年5月の第3弾発売の際に熱処理に変更。同時に500ml缶が設定された。350ml缶・500ml缶・中びんのみの設定だが、仙台・神戸・横浜・名古屋・福岡の5工場は大びんも出荷している。福岡づくりのみスチール缶を使用している。2018年11月まで数量限定で出荷を継続の後、製造終了。
  • 47都道府県の一番搾り(47とどうふけんのいちばんしぼり)
全国47都道府県ごとに味の個性や違いを楽しめる一番搾り[8]。2016年5月から10月にかけて、順々発売された。ただし、本来の一番搾りと異なり、全てパストリゼーションによる熱処理ビールとなっている。このうち福井・熊本・岩手・千葉・栃木・秋田・熊本・広島の8県の商品は副原料に地元産の米を使用。また、鹿児島づくりのみ副原料にスターチを使用している。このうち、熊本づくりは2016年4月に発生した熊本地震の復興支援として2016年10月12日から全国で限定発売された(同年10月に製造終了)。350mlと中びんのみ設定。都道府県ごとにアルコール度数も異なっており、高いところは高知づくりの6.5%、低いところは福島づくりの4.5%。2017年も4月から7月にかけ順次発売され、38都府県の一番搾りは「○○に乾杯」、9工場で製造された商品は「○○づくり」になっている。同時に500ml缶が設定されたほか一部地域で大瓶も設定された。大分づくり(大分に乾杯)は福岡づくりと同様にスチール缶が使用されている。2017年版は「地元の商品を飲みたい」という声に応え、地域詰め合わせセットも順次販売され、全国で展開されていた。2017年3月~7月に全て製造終了。
  • 一番搾り シングルモルト(いちばんしぼり シングルモルト)
オーガニック麦芽とオーガニックホップを100%使用して麦本来のうまみを引きつめた一番搾り。2016年4月に数量限定で発売。好評だったため、2016年9月に通年販売になったが、2017年1月に製造を終了。305mlびんのみ設定で、アルコール分5.5%だった。
  • 一番搾り 若葉香るホップ(いちばんしぼり わかばかおるホップ)
2017年3月21日より春季限定で販売開始。国産ホップ「IBUKI」をふんだんに使用。350ml缶と500ml缶のみの設定。[9] 非熱処理ビール。2017年6月製造終了。
  • 一番搾り 夏冴えるホップ(いちばんしぼり なつさおるホップ)
2017年6月20日より夏季限定で販売開始。冷涼感と涼やかな香りを生み出すヘルスブルッカーホップを使用。350ml缶と500ml缶のみの設定。本シリーズでは初めての夏季限定商品となる。[10] 非熱処理ビール。2017年8月製造終了。
  • 一番搾り 超芳醇(いちばんしぼり ちょうほうじゅん)
2020年3月21日より期間限定商品として販売。アルコール度数は全シリーズ中最高となる6%で、高濃度一番搾り麦汁が用いられる。
  • 一番搾り 清澄み(いちばんしぼり きよずみ)
2020年4月21日よりセブン&アイグループ限定で販売開始。
  • 一番搾り 糖質ゼロ(いちばんしぼり とうしつゼロ)
2020年10月6日より販売開始[5]。同社としては2003年に発売され、2005年に終売となった「キリンラガー ブルーラベル」以来、15年ぶりとなる機能性重視のビールであり、一番搾りのおいしさはそのままに原材料である麦芽の選定から見直し、同社が培ってきた仕込技術と発酵技術を進化させ、純粋なビールでありながら糖質ゼロを実現した「新・糖質カット製法」を採用。開発には5年の歳月が費やされた[1]。なお、アルコール度数は発売当初、全シリーズ中最低となる4%、100gあたりのカロリーもシリーズ中最低となる23kcalとなっていたが、2022年8月23日の全面改良に伴い、生ビールから熱処理ビールに変更され、アルコール度数もオリジナルの一番搾り生ビール同様の5%に、更に100gあたりのカロリーも29kcalに引き上げられた。350ml缶と500ml缶のみの設定。
  • 一番搾り やわらか仕立て(いちばんしぼり やわらかじたて)
2023年10月10日より期間限定商品として販売開始[11]。大麦麦芽のほか、小麦麦芽を使用した一番搾りシリーズ史上初のホワイトビールであり、やわらかなうまみとかろやかな後味を実現。熱処理ビールで350ml缶と500ml缶のみの設定。アルコール度数は5%。

注釈

  1. ^ 黒ビール≧スタウト? を参照。世界的には存在している。日本におけるビールの分類で「スタウト」は『濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール』とビールの表示に関する公正競争規約・第4条 (PDF) に定義されているが、発酵については記載されていないため上面発酵か下面発酵かは問わない。
  2. ^ 後に同業のサントリーが発売する缶酎ハイこだわり酒場のタコハイ」、および酎ハイベースリキュールこだわり酒場のタコハイの素」のCMに出演。

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