カワサキ・GPZ900R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 08:47 UTC 版)
モデル一覧
A1
1984年に全く新しい機種として市場に投入され、元WGPチャンピオンでカワサキ・ワークスライダーであったコーク・バリントンのデモンストレーションと高性能で注目を集める。
- 乾燥重量228 kg
- 車体ロゴは「GPz900R」と表記(正確には「Z900R」の部分のロゴが小さい)
- カラーリングは(BLU)ルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー、ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン
- フレームNo.ZX900A-000001〜 ,JKAZX2A1=EA000001〜
A2
1985年発売。
- カラーリング変更 ルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー、ファイヤークラッカーレッド×エボニー、ライムグリーン×ポーラホワイト(南アフリカ仕様のみ)、ファイヤークラッカーレッド×ギャラクシーシルバー
- 映画『トップガン』(1986年公開)において主人公のピート・“マーヴェリック”・ミッチェルの愛車として登場した。
- 北米仕様はハンドルが高く、ステップも前方にセットされているのが特徴。
- フレームNo.ZX900A-015501〜 , JKAZX2A1=FA015001〜
A3
1986年発売。
- 北米仕様は最高出力を110PSに落としトルク特性を向上、その他ヨーロッパ・南アフリカ・オーストラリアはフルパワーのままで115PS、西ドイツ・フランス等の馬力規制のある国は100PS
- 北米仕様「Ninja」最終型
- 潤滑系を強化するためシリンダーヘッドまわりのオイルラインを拡大化
- 車体ロゴを「GPZ900R」と表記
- フロントフォークのアウターチューブとブレーキキャリパーがシルバーに変更(A1およびA2はブラック)
- カラーリング変更(EBY)エボニー×ファイヤークラッカーレッド、ファイヤークラッカーレッド×パールアルペンホワイト
- フレームNo.ZX900A-031001〜035100 , JKAZX2A1=GA031001〜
A4
1987年発売。
- カラーリング変更 ファイヤークラッカーレッド×ギャラクシーシルバー
- フレームNo.ZX900A-035101〜
A5
1988年発売。
- ディスクローターをGPz1000RXと共通化(放熱孔 50穴 → 80穴)
- カムチェーンテンショナーの構造をノッチ式に改良
- カラーリング変更 エボニー×パールコスミックグレー(赤ライン)
- ホイールの塗装色をレッドに変更(A1からA4まではブラックとヘアラインシルバーとのツートーン)。
- 欧州仕様のみ製造
- フレームNo.ZX900A-038501〜
A6
1989年発売。
- 冬季におけるガソリンの霧化性能を向上させるべく、ラジエーター液をキャブレターに循環させるキャブヒーターが装備される。
- カラーリング変更 エボニー×パールコスミックグレー(金ライン)
- ホイールのカラーを単色のゴールドメタリックに変更(A5までは塗装色とヘアラインシルバーとのツートーン)。
- 欧州仕様のみの製造
- フロントホイール16インチ時代の最終モデル
- フレームNo.ZX900A-042001〜 , JKAZX2A1=KA042001〜
A7
1990年発売。
- フルパワー車のエンジン出力が108PSに落とされる
- 乾燥重量が234 kgに増加
- メーターパネルデザイン変更によりアンメーターの廃止
- バックミラーのデザイン変更
- シートスポンジの材質変更
- ステップラバーのデザイン変更
- ディマスイッチ変更(デザインおよびウインカープッシュキャンセル化)
- ホイールデザインおよびサイズ変更(F:2.50-16 → 3.00-17、R:3.00-18 → 3.50-18)
- タイヤサイズの変(F:120/80-16 → 120/70-17、R:130/80-18 → 150/70-18)
- ブレーキキャリパーの変更(F:片押し1ポット → 対向4ポット、R:片押し1ポット → 片押し2ポット)
- ブレーキローターの変更(F: ⌀280 → ⌀300、R: ⌀270 → ⌀250)
- フロントフォークの変更(⌀38 → ⌀41)、AVDS(フロントフォーク沈み込み防止機能)廃止
- サイレンサー長変更(30 mm位長くなる)
- カラーリング変更(エボニー×パールコスミックグレー、エボニー×ファイヤークラッカーレッド)
- フレームNo.ZX900A-048001〜 , JKAZX2A1=LA048001〜
A8
1991年発売。
- 日本での750cc超のオートバイの自主規制が撤廃され日本仕様が発売。日本仕様は最高出力86PS/9,000rpm・最大トルク7.3kgf·m/6,500rpm 速度リミッターが180km/hで作動、さらにロングマフラーの採用、ヘッドライト常時点灯化。輸出仕様はA7と同一。
- キャブレターボディがシルバーに変更(A7まではブラック)
- カラーリングはA7と同一
- フレームNo.ZX900A-056001〜 , JKAZX2A1=MA056001〜
- フレームNo.ZX900A-058183〜ZX900A-059848(日本国内仕様)
A9
1992年発売。
- アッパーカウルにはKawasakiのロゴに変わり、Ninjaのロゴ
- カラーリング変更は日本仕様のみ
- ルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー、ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン
- 輸出仕様はA8のまま生産
- フレームNo.ZX900A-063001〜ZX900A-063892(日本国内仕様)
A10
1993年発売。
- 日本仕様のホイールのカラーを単色のガンメタルグレーに変更(A6からA9まではゴールドメタリック)。
- 輸出仕様はA8のまま生産され欧州仕様生産最終年
- フレームNo.ZX900A-068001〜078000
- フレームNo.ZX900A-068921〜070887(日本国内仕様)
A11
1998年発売。
- カラーリング変更 ライムグリーン×パールアルペンホワイト、ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン
- 日本国内・日本国外ともに共通のカラーリング
- 日本国内仕様のタイヤの速度レンジを日本国外仕様と同じV規格へ変更
- グリップのデザインをZRX1100と共通化
- ヘッドライト常時点灯(日本国内/日本国外仕様とも)
- フレームNo.ZX900A-078001〜ZX900A-080555(日本国内仕様/マレーシア仕様)
A12
1999年発売。
- フロントブレーキキャリパーを6ポットに変更
- リヤサスペンションガス封入式ショック搭載
- リンク比を変更
- タイヤラジアルに変更
- フロントフォークインナーチューブガード追加
- 日本国内仕様最終型(排出ガスや騒音規制の問題で生産終了になる/生産は2002年まで)
- フレームNo.ZX900A-085001〜ZX900A-087079(日本国内仕様/マレーシア仕様)
A13
2000年発売。
- カラーリング変更 ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン、パールクロームイエロー×ブラックパール(イエローの日本総輸入販売台数328台[要出典])
- マレーシア仕様のみ生産
- フレームNo.ZX900A-090001〜ZX900A-090474
A14
2001年発売。
- カラーリング変更 エボニー×パールコスミックグレー、ライムグリーン×ポーラホワイト
- エボニー×パールコスミックグレーのみホイールに単色のゴールドメタリックを採用(A6 - A8と共通)
- ライムグリーン×ポーラホワイトは従来通りガンメタリックグレーを継続
- マレーシア仕様のみ生産
- フレームNo.ZX900A-092001〜ZX900A-092690
A15
2002年発売。
- 排出ガス規制をクリアするため、二次空気導入装置「KCA(カワサキ・クリーン・エア)」採用
- マレーシア仕様のみ生産
- フレームNo.ZX900A-095001〜
A16
2003年発売。
- 最終モデルには「Final Edition」のエンブレムあり(正規代理店販売の商品のみ)
- 並行輸入販売の商品にはこのエンブレムはない。
- カラーリング変更 ルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー、ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン
- 初期型のA1のカラーラインナップ「赤・金ライン・灰」「青・赤ライン・銀」とほぼ共通しているが、ラインのデザインが太い、ホイールカラーの違い(A1のブラックとヘアラインシルバーに対し、A16は「赤」のガン*メタルブルーと「青」のゴールドメタリック)など、まったく同じではない
- マレーシア仕様のみ生産
- フレームNo.ZX900A-097001〜ZX900A-097162(?)
固有名詞の分類
カワサキのオートバイの車種 |
カワサキ・KH ZRX カワサキ・GPZ900R カワサキ・EX-4 カワサキ・エリミネーター |
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