オーストリア南部鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 16:18 UTC 版)
運行形態(快速、普通)
レギオナルエクスプレス(REX1, REX2, REX3)
これらの系統は、標準的な停車駅で運行される。
- REX1系統: ブルジェツラフ - ウィーン - ヴィーナー・ノイシュタト ( - パイヤーバッハ・ライヒェナウ)
- 毎時1本の運行。平日は、多くがパイヤーバッハ・ライヒェナウまで運行する。また、ウィーン以北は900号線に直通する。
- 2020年以前は、レギオナルツーク(R)として運行していた。2022年度以前は、平日でも午前中はノイシュタト止まりが多かった。
- REX1系統: (ブルジェツラフ - )フロリヅドルフ - ウィーン - パイヤーバッハ・ライヒェナウ
- 毎時1本の運行。また、ウィーン以北は900号線に直通する。
- 過去の運行形態
- 2020年以前は、レギオナルツーク(R)として運行していた。北行に限り、多くがズノイモ方面に直通していた。
- 2021年度に、レギオナルエクスプレス(REX)に格上げされ、主に南行にREX1、北行にREX3の系統番号が与えられた。
- 2022年度に、ほとんどがREX1系統に統合され、日中はほとんどがフロリヅドルフ発着となった。
- REX3系統: ズノイモ - フロリヅドルフ - ウィーン - ヴィーナー・ノイシュタト/パイヤーバッハ・ライヒェナウ
- 朝と平日夕方を中心に、30分間隔の運行。多くはバト・フェスラウとフェリクスドルフを通過する。
- 過去の運行形態
- 2020年以前は、レギオナルツーク(R)として運行していた。
- 2021年度に、レギオナルエクスプレス(REX)に格上げされた。多くはREX3の系統番号であったが、北行に限り、朝の半数と休日夜の1本のみREX2系統として運行し、フロリヅドルフ止まりであった。
- 2022年度に、全てREX3系統に統合された。
レギオナルエクスプレス(REX9, REX92, REX93)
これらの系統は、原則マイドリング - ヴィーナー・ノイシュタト間ノンストップで運行される。
- REX9系統: (レッツ/ラー - ) フロリツドルフ - マイドリング - ヴィーナー・ノイシュタト ( ← パイヤーバッハ・ライヒェナウ) 【平日・土曜運行】
- 平日は一日3往復、土曜日はノイシュタト以北に一日1往復のみの運行。マイドリング以北は900号線から直通する。深夜の南行1本のみバーデンに停車する。
- 2020年以前は、平日の南行、片道2本のみの運行で、マイドリング以北はレギオナルツーク(R)として運行していた。2021,22年度は、一日あたり平日2.5往復、土曜日北行1本の運行で、全てバーデンを通過していた。
- REX9系統: ウィーン本駅 - ヴィーナー・ノイシュタト ( - パイヤーバッハ・ライヒェナウ - ミュルツツシュラク)
- 2時間に1本の運行。平日の朝・夕方に限り、パイヤーバッハ・ライヒェナウまで運行される他、平日は北行1本のみ、休日1往復がミュルツツシュラク始発となる。バーデンには北行一日2本と、休日に限り南行一日2本が停車する。休日のノイシュタト以南は停車駅が変則的で、北行はノイシュタト - パイヤーバッハ間でグログニッツのみに停車する他、南行はノイシュタト以南で各駅に停車する。一部に限り、マッツラインスドルフにも停車する。
- 過去の運行形態
- 2020年以前は、日中の運行が無く、平日は朝と夕方中心、土曜日は北行6本・南行2本、休日は北行4本・南行1本の運行であった。1往復を除き「ズュドバーンシュプリンター」の愛称が、休日深夜の南行1本のみ「ナハトエクスプレス」の愛称がつけられていた。ミュルツツシュラク発着は平日・休日とも一日1往復で、南行はパイヤーバッハ以南でクラム・ショトヴィーン、ブライテンシュタイン、ゼンメリング、シュピータルにのみ停車していた。バーデン停車は一日1.5往復で、マッツラインスドルフは全列車通過であった。
- 2020年末に、ノイシュタト以北が2時間に1本の運行となった。平日のミュルツツシュラク行片道1本が、グラーツ発着の特急(D)に置き換えられた。
- 2023年度より、南行はパイヤーバッハ - ミュルツツシュラク間各駅停車となった。バーデン停車は、北行一日2本と、休日に限り南行一日2本となった。一部がマッツラインスドルフに停車する様になった。
- 世界文化遺産・ゼメリング鉄道号(REX9系統): ブラチスラヴァ - ウィーン - ミュルツツシュラク 【土曜・休日運行】
- 休日のみ、一日1往復の運行。ウィーン以北は700号線に直通する。ノイシュタト以南は、ノインキルヒェン、グログニッツ、パイヤーバッハ、クラム・ショトヴィーン、ブライテンシュタイン、ゼンメリング、シュピータルに停車する。また北行に限りリージングに停車する。
- 過去の運行形態
- 2019年以前は、ウィーン → ミュルツツシュラクの片道1本のみ運行していた。当初はクラム・ショトヴィーンを通過していた。
- 2019年末に1往復の運行となり、2020年夏よりブラチスラヴァへの乗り入れを開始した。南行は「世界文化遺産・ゼメリング鉄道」号、北行は「世界文化遺産・ゼメリング・ラクス地域」号の愛称がつけられていた。北行に限りリージングにも停車していた。
- 2020年末にクラム・ショトヴィーンへの停車を開始した。系統番号の付与に際し、愛称名を使用しなくなった。
- 2022年度に、上下ともリージング通過となった。
- 2023年度より、愛称名と系統番号を併用する様になった。北行に限りリージングへの停車を再開した。
- REX92系統: (ウィーン ← )マイドリンク - ヴィーナー・ノイシュタト - フリードベルク/ハートベルク/フェーリンク 【平日運行】
- 平日はハートベルク行が一日4本、マイドリンク行が一日3本の運行。ノイシュタト以南は520号線に直通する。なお、上りのうち平日2本がウィーン行となる。上りに限りバーデンに停車する(早朝の1本を除く)。
- 2022年度以前は、南行が一日1本の運行であった。
- REX92系統: ウィーン - マイドリンク - ヴィーナー・ノイシュタト - フリードベルク/ハートベルク/フェーリンク 【土曜・休日運行】
- 一日2往復のみ運行される。ノイシュタト以南は520号線に直通する。北行はリージングにも停車する。
- 過去の運行形態
- 2019年以前は一日1往復の運行であった。上下ともリージング通過していた。
- 2020年度より、一日2往復に増発された。ただし南行のうち1本がマイドリング始発で、残り1本はメドリングとバーデンに停車していた。
- 2021年度より、南行が全てウィーン始発となった。
- 2022年度より、北行に限りリージング停車となった。
- 2023年度より、メドリングとバーデンは全列車通過となった。
- ブルゲンラント・シュプリンター号(REX93系統): ドイチュクロイツ → ヴィーナー・ノイシュタト → マイドリンク → ウィーン 【平日運行】
- 平日のみ、一日あたり片道3本の運行。ノイシュタト以南は524号線から直通する。バーデンに停車する。なお、うち2本がウィーン行となる。
- 過去の運行形態
- 2021年以前は、一日2.5往復の運行で、上りのウィーン行は1本のみであった。下りはバーデンを通過していた。
- 2022年度は、一日3往復の運行で、上りのウィーン行が2本に増発された。
- 2023年度より、北行のみ一日3本の運行となった。
レギオナルエクスプレス(REX)、501,502号線内
- ミュルツツシュラク - ブルック・アン・デア・ムア - レーオベン 【平日運行】
- 平日のみ、一日2.5往復の運行。ブルック以西は600号線に直通する。2016年末に運行を開始した。
- グラーツ → ブルック・アン・デア・ムア → ミュルツツシュラク ※ブルック以北で快速 【平日運行】
- 平日のみ、一日片道2本の運行。ブルック以南は普通列車(S1)として運行される。
- ミュルツツシュラク - ブルック・アン・デア・ムア - グラーツ( - シュピールフェルト・シュトラス) ※ブルック以南で快速 【平日・土曜運行】
- 平日のみ、一日2.5往復の運行。土曜日は南行のみ片道1本の運行となる。グラーツ行は、ブルック以北で普通列車(S9)として運行される。ミュルツツシュラク行は、1本が全線で快速として、1本がブルック以北で普通(S9)として運行する。なお、グラーツ以南まで運行されるのは北行1本のみで、グラーツ以南は普通(S)として運行される。
- 2016年以前は、工科大学/マーライン/ミッタードルフを通過していた。2021年以前は、フローンライテン以北で普通になる快速が、ブルック以南でも快速として運行していた。2022年度以前は、1往復がグラーツ以南に直通していた。
- ウンツマルクト/ゼルツタル/etc - ブルック・アン・デア・ムア(短絡線) - グラーツ 【平日・土曜運行】
- 平日のみ、一日あたり南行3本、北行4本の運行。土曜日は南行3本、北行2本の運行。ブルック以北は600号線に直通する。
- 2022年度以前は、平日に一日4往復運行していた。
- ウンツマルクト → ブルック・アン・デア・ムア(短絡線) → グラーツ 【日曜運行】
- 日曜日のみ、片道1本のみの運行。ブルック以北は600号線から直通する。レーオベンからグラーツまでノンストップ。
- 2019年以前は、同じ停車駅で、シュネルツーク(D)として運行していた。
- ユーベルバッハ → ペッガウ → グラーツ 【平日運行】
- 一日あたり、片道1本のみの運行。ペッガウ以北は540号線から直通する。
- 2021年以前は、Sバーン(S11)として運行していて、各駅停車であった。2022年度にシュトゥービングとユーデンドルフとなり、2023年度に停車駅そのままで快速(REX)に格上げされた。
- グラーツ - シュピールフェルト・シュトラス ( - バト・ラトカースブルク ) 【平日運行】
- 一日あたり、南行3本、北行2本の運行。うち2往復は、シュピールフェルト以南Sバーン(S51)として運行する。
- 過去の運行形態
- 2016年以前は、平日のみ一日1.5往復の運行で、全てグラーツ - シュピールフェルト間の運行であった。ドンボスコ/プンティガムを通過していた。
- 2016年末に、ドンボスコとプンティガムが停車駅に加わった。
- 2019年末に、南行のみ、一日片道2本の運行(うち1本はライブニッツ止まり)となった。ライブニッツ止まりの便は、ヴェアンドルフ以南各駅に停車していた。
- 2020年末に、一日片道3本に増発された。
- 2022年度に、一日あたり南行3本、北行2本に増発された。全列車シュピールフェルトやバト・ラトカースブルクまで運行する様になり、ヴェアンドルフ/ヴィルドン/レーブリングは全列車通過となった。
レギオナルツーク(R)
区間毎に運転系統が分かれる。
- R3系統: ノイシュタト → ウィーン本駅 → シュトッケラウ 【平日運行】
- 平日の朝限定で、毎時2本の運行。半数はリージング以北をSバーン(S3)として運行する。平日の午後にも、リージング始発で毎時1本運行する。ウィーン以北は900号線に直通する。レーオバースドルフ以北は各駅に停車するが、ゾレナウを通過する列車もある。
- 2022年以前は、平日の朝限定の運行であった。
- R91系統: (ノイシュタト - ) パイヤーバッハ・ライヒェナウ - ゼンメリンク( - ミュルツツシュラク)
- 2時間に1本の運行。パイヤーバッハで、ウィーン方面の列車に接続する便が多い。平日はパイヤーバッハ発着だが、休日はノイシュタトまで直通する。
- 2020年以前は、ゼンメリング以北が一日7往復の運行で、うち平日2往復・休日7往復のみミュルツツシュラクまで直通していた。2022年度以前は平日・休日ともパイヤーバッハ発着であった。
- R96系統: ヴィーナー・ノイシュタト → レーオバースドルフ → ヴァイセンバッハ
- 一日あたり、平日2本、休日1本の運行。レーオバースドルフ - ヴィーナー・ノイシュタト間はフェーリクスドルフにのみ停車するが、平日の1本はフェーリクスドルフ通過となる。
- 2022年度以前は、平日一日2.5往復、休日一日1往復の運行であった。フェーリクスドルフは通過する列車の方が多かった。
- シュネーベルクラント号(R97,98系統): ウィーン本駅 - ノイシュタト - グーテンシュタイン/プフベルク 【休日運行】
- ノイシュタト → ウィーン本駅 → トゥルナーフェルト
- 一日1本のみの運行。ウィーン以北は900号線に直通する。ブルン・マーリア・エンツァースドルフとペアヒトルヅドルフを除く各駅に停車する。
- 2022年度のダイヤで新設された。
- 過去の運行系統
- R93系統: ドイチュクロイツ → ヴィーナー・ノイシュタト → ウィーン本駅 【平日運行】
- 平日のみ、一日片道1本の運行していた。2021年度より、快速(REX)を格下げする形で設定された。ノイシュタト以南は524号線から直通する。ノイシュタト以北、バーデンとマイドリングのみに停車していた。
- 2022年度限りで休止。
- R93系統: ドイチュクロイツ → ヴィーナー・ノイシュタト → ウィーン本駅 【平日運行】
Sバーン(ウィーン近郊)
区間毎に運転系統が分かれる。
- ミステルバッハ/フロリヅドルフ/etc - ウィーン - メドリンク (S2系統)
- 30分間隔の運行。ウィーン以北は900号線に直通する。なお、一部はS1系統として運行される他、ヴィーナー・ノイシュタトまで運行される便もある。
- ホラブルン/アプスドルフ - ウィーン - レオバースドルフ/ノイシュタト ( ← パイヤーバッハ)(S3,S4系統)
- 30分間隔の運行。半数がノイシュタト発着で、残り半数がメドリンク発着(平日午後はレオバースドルフ発着)。休日限定で、早朝の北行片道1本のみがパイヤーバッハ始発となる。朝の北行を中心に、S1,S2系統として運行される便もある。
- 2021年以前は、平日午前もレオバースドルフまで30分間隔で運行していた。また、休日深夜の南行1本もパイヤーバッハまで直通していた。
Sバーン(グラーツ近郊)
- ブルック・アン・デア・ムア - グラーツ (S1系統)
- 1時間に1本の運行だが、平日は時間帯により30~60分間隔で運行される。
- ユーベルハッバ - ペッガウ - グラーツ (S11系統) 【平日運行】
- 平日のみ、一日1.5往復の運行。ペッガウ以北は540号線に直通する。
- 2021年以前は、全て各駅停車であった。
- グラーツ - シュピールフェルト・シュトラス (S5系統)
- 1時間に1本の運行だが、平日は時間帯により30~60分間隔で運行される。
- シュピールフェルト・シュトラス - バト・ラトカースブルク (S51系統)
- 平日は1~2時間に1本、休日は2時間に1本の運行。
- グラーツ - ヴェアンドルフ - ヴィース・アイビスヴァルト (S6系統) 【平日・土曜運行】
- 平日1~2時間に1本、土曜日一日2往復の運行で、休日は運行されない。プンティガム~ヴェアンドルフ間はノンストップで、ヴェアンドルフ以南は900号線に直通する。
- ミュルツツシュラク - ブルック・アン・デア・ムア - フリーザハ (S9系統)
- 平日は1時間に1本、休日は2時間に1本の運行。平日の半数は、600号線のフリーザハまで直通する。また平日は、カプフェンベルク - ブルック - レーオベン間で増発され、カプフェンベルク以西は毎時2本の運行となる。
- 2016年以前は、レギオナルツーク(R)として運行していた他、休日も大部分がフリーザハまで直通していた。
- ^ Julius Scholz: Der Werdegang der Südbahn. In: Rosegger: Die Südbahn, S. 2.
- ^ オーストリア東部地域運輸連合の鉄道路線図(Pläne Bahnnetz): VORの資料
- ^ シュタイアーマルク運輸連合の鉄道路線図: Verbund Linieの資料(Bahnnetz)
- ^ チューリッヒとザグレブを結ぶEN40414/40465号は、通常はフィラハ・リュブリャナ経由で運行しているが、この期間のみグラーツ経由で運行していた。
- ^ ÖBB: Umfassende Modernisierung der Haltestelle Matzleinsdorfer Platz hat begonnen
- ^ 2022 wird in Hönigsberg nicht mehr angehalten
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