オクメ 保全状況

オクメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 07:09 UTC 版)

保全状況

VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))[5]

度重なる伐採はある地域における遺伝子プールの悪化を招き、本種の長期的な状態についての懸念も存在する[3]。(とりわけ沿岸近くのいわゆる「プルミエール・ゾーン」における)度重なる伐採は本種の再生を妨げている[3]。リー・ホワイト(Lee White)を含む専門家たちは本種の分布域が限られた範囲内に留まっていることや、その生態系の破壊が進んでいることが原因で将来の生き残りが危ぶまれる事態となっていると考えている[3]

諸言語における呼称

ガボン:

  • ヴァラマ語(Varama; 別名: Barama、Bavarama): mukumi[9]
  • ヴィヤ語(Viya; 別名: Eviya、Ivéa): okumé[9]
  • ヴィリ語(Vili; 別名: Ibhili): mungumi[9]
  • ヴング語(Vungu; 別名: Vumbu): mukumi[9]
  • ケレ語(Kélé): anguma[9]
  • コタ語(Kota): nguma[9]
  • サング語(Sangu): mungumi[9]
  • シラ語(Shira; 別名: Eshira): mukumi[9]
  • セケ語(Seke; 別名: Seki): ungumu[9]
  • ツォゴ語(Tsogo; 別名: Mitsogo): okumé[9]
  • ドゥマ語(Duma; 別名: Badouma): mungumi[9]
  • ピンジ語(Pinji; 別名: Apindji): ogumé[9]
  • ファン語: anguma[9] - añguma[10] や angouma と表記されている場合がある[2]
  • プヌ語(Punu): mukumi[9]
  • ベンガ語Benga): bokumé[9]
  • ボヴェ語(Pove; 別名: Bubi、Vove): ngumé[9][11]
  • ミエネ語(Myene; 別名: Omyene):〔ガルワ方言、ロンゴ方言、ンコミ方言、ンポングウェ方言〕okumé[9] - ガルワ方言は ôkoumé と表記された例もある[10]
  • ミンドゥウモ語(Minduumo; 別名: Mindoumou、Ndumu): mokumu、opfumu[9]
  • ルンブ語(Lumbu; 別名: Baloumbou): mukumi[9]
  • ングビ語(Ngubi; 別名: Ngowé): mumi[9]
  • ンゼビ語(Nzebi; 別名: Bandzabi、Njebi): mungumi[9]
  • 言語名不明: okoum[2]

コンゴ共和国:

  • 言語名不明: n'kumi[1], combogala[2]

赤道ギニア:

  • 言語名不明: okoumé[1], n'goumi[2]

脚注

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注釈

  1. ^ 板材の両端に力を加えて割れる時の力を測定したもの[2]
  2. ^ 木材の弾力性を表す尺度で、曲げ強さとの関連で考慮される[2]
  3. ^ 木口に加えられる荷重に耐えられる能力のことで、短柱や支柱などに用いられる木材にとっては重要な要素となる[2]
  4. ^ Lyctus brunneus をはじめとするLyctus属の甲虫類などを指す[6]
  5. ^ 単にマホガニーというとセンダン科マホガニー属Swietenia mahagoni を指すが、この木は西インド諸島産であり、アフリカには自生しない。アフリカに自生し、マホガニーの名で呼ばれるのは同じセンダン科ではあるが別属アフリカマホガニー属(Khaya)の複数の樹種である。ガボンにはアフリカマホガニー(Khaya ivorensis)とドライマホガニー(K. senegalensis)の2種が自生する。
  6. ^ エボニーはカキノキ科カキノキ属Diospyros)の複数の樹種を指すが、ガボンにはアフリカンエボニイ(: African ebony; 学名: Diospyros crassiflora)や D. piscatoria が自生する。
  7. ^ 英語でウオルナット(walnut)というと通常はクルミ科クルミ属Juglans)の樹種を指すが、ガボンに自生するのはアフリカンウオルナット(: African walnut; 学名: Lovoa trichilioides; 別名: ディベトウ)と呼ばれるセンダン科の高木である。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 熱帯植物研究会 (1996).
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y ウォーカー (2006)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Yates (2018:363–4).
  4. ^ a b Pierre (1896).
  5. ^ a b White (1998).
  6. ^ ケーニッヒ (2000:181).
  7. ^ a b Yates (2018:202).
  8. ^ 苅安 (2003).
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u Raponda-Walker & Sillans (1961:110).
  10. ^ a b Galley (1964:43).
  11. ^ Kialo (1999).


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