専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典
評価
オールミュージック
[1]
ハートフォードシャー州リトルハダムのエンジェル(右)
『エンジェル・ディライト 』 (Angel Delight )は、英国のフォーク・ロック ・バンド、フェアポート・コンヴェンション による6枚目のアルバムである。 ギタリストのリチャード・トンプソンを 伴わない最初のフェアポート・コンヴェンションのアルバムであり、ラインナップは唯一のオリジナルのグループメンバーであるサイモン・ニコル(ギター、ボーカル)、デイブ・スウォーブリック (フィドル、ボーカル)、デイヴ・ペグ(ベース、ボーカル)、デイヴ・マタックス (ドラムス)となっている。
タイトルはハートフォードシャー 、リトルハダムにあるバンドメンバーが当時住んでいたパブ「エンジェル」に由来する。[2] [3] 、 同名の トラックは自叙伝的で、「ジョン・ザ・ウッド」(共同プロデューサー)、「デイヴ・ザ・ドラム」(マタックス)、「もやを透かし覗いて"トップ・オブ・ザ・ポップス(BBCの音楽番組) "を見る」などに言及している。貨物トラック が制御不能になってデイブ・スウォーブリックの寝室に突っ込んだことから、バンドはアルバムのリリース後すぐにエンジェルから引っ越した。[4] [5]
UK版のジャケットにはギグのために「エンジェル」から出立する準備をしているバンドメンバーとローディーとの会話からなるライナーノーツが含まれているが、北米版ではより直截的な伝記的なエッセイに置き換えられた。[6] [7]
音楽的には『エンジェル・ディライト』は前作からはほとんど進歩していないが、「トップ・オブ・ザ・ポップス 」への特集アルバムとしての登場はチャートでの成功に貢献した。[8] 全英アルバムチャートでは8位に達し、バンドにとって英国でもっともチャート上位を記録したアルバムとなっている。[9]
トラックリスト
サイド1
#
タイトル
作詞
作曲・編曲
時間
1.
「ロード・マルボロ」(トラディショナル)
3:27
2.
「サー・ウィリアム・ガワー」(トラディショナル)
5:00
3.
「ブリッジ・オーヴァー・ザ・リヴァー・アッシュ」(トラディショナル)
2:15
4.
「ウィザード・オブ・ザ・ワールドリー・ゲーム」(サイモン・ニコル、デイヴ・スウォーブリック )
4:08
5.
「ジャーニーマンズ・グレイス」(スウォーブリック、リチャード・トンプソン )
4:35
サイド2
#
タイトル
作詞
作曲・編曲
時間
6.
「エンジェル・ディライト」(ニコル、スウォーブリック、デイヴ・ペグ、デイヴ・マタックス )
4:10
7.
「バンクス・オブ・ザ・スウィート・プリムロージズ」(トラディショナル)
4:15
8.
「カッコーの巣~ハーディマン・ザ・フィドラー~パパ・スタウア」(トラディショナル)
3:28
9.
「ボニー・ブラック・ヘア」(トラディショナル)
3:08
10.
「シックネス&ディシージズ」(スウォブリック、トンプソン)
3:47
アイランド・レコードによるリマスターCDでのボーナストラック
#
タイトル
作詞
作曲・編曲
時間
11.
「ジャーニーマンズ・グレイス (BBCライヴ:フィーチャリング、リチャード・トンプソン)」(スウォーブリック、トンプソン)
3:58
パーソネル
デイヴ・スウォーブリック – リードボーカル(1,4,5,10,11)、マンドリン (2,6,8,9,10)、ボーカル(2,6,7,9)、フィドル (1,5,7,8 、11)、 ヴィオラ (9)、カッコウ(8)
デイヴ・ペグ – ベースギター(1-2,4-8,10,11)、ボーカル(1,2,4-7,9,10,11)、リードギター(10)、ヴィオラ(9)、バイオリン(3 )
デイヴ・マタックス – ドラム(1,2,4-11)、パーカッション(8,10)、ボーカル(1,4-7,10-11)、ハーモニウム (4)、タンバリン (6)、ベースギター(3)、ピアノ(4)
サイモン・ニコル – リードボーカル(2,5)、ボーカル(1,4-7,9,10,11)、ギター(1,2,4-8,10,11)、ベースギター(9)、エレクトリックダルシマー ( 1,9)、バイオリン(3)
11のみ:
題名
カバーには2人の智天使 がキスしている写真が使われている。 タイトルは英国のデザート、エンジェル・ディライトにもかけている。
脚注