エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 15:41 UTC 版)
歴史
1937年、当時セビージャFCの会長を務めていたラモン・サンチェス・ピスフアンがスタジアム建設予定地を購入し、1954年の設計コンペを経て、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの設計も担当したマヌエル・ムニョス・モナステイロ氏のデザインが採用された[2]。1956年12月2日、新スタジアムの建設工事がスタートすると、2年後の1958年夏にほぼ全ての工程が完了し、エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン (Estadio Ramón Sánchez Pizjuán)と命名された[2]。
1958年9月7日、セビージャFC対レアル・ハエンとの親善試合でこけら落しとなった[3]。スタジアム初の公式戦は、こけら落しから2週間後に行われたレアル・ベティスとのアンダルシア・ダービーであり、初ゴールはベティスのルイス・デル・ソルが挙げた[3]。
1958年に完成して以来、セビージャFCがホームスタジアムとして使用している。スタジアム名はセビージャFCの元会長ラモン・サンチェス・ピスフアンに因む。
スペイン代表には、このスタジアムで行われた試合には一度も負けた事がないという「伝説」がある。
スペインで開催された1982年FIFAワールドカップでは、グループリーグのブラジル対ソビエト連邦、準決勝の西ドイツ対フランスの2試合が行われた。1986年のUEFAチャンピオンズカップでは決勝戦会場に使用された。
2022年5月にはUEFAヨーロッパリーグ 2021-22決勝を開催した。
開催された主な試合
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | ラウンド |
---|---|---|---|---|
1982年6月14日 | ブラジル | 2-1 | ソビエト連邦 | グループステージ |
1982年7月8日 | 西ドイツ | 3-3 (5-4 p) |
フランス | 準決勝 |
- 国際大会
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | 大会 |
---|---|---|---|---|
1986年5月7日 | ステアウア・ブカレスト | 0-0 2-0 p) |
FCバルセロナ | UEFAチャンピオンズカップ1985-86決勝 |
2022年5月18日 | アイントラハト・フランクフルト | 1-1 (5-4 p) |
レンジャーズFC | UEFAヨーロッパリーグ2021-22決勝 |
アクセス
- 地下鉄
- セビリア・メトロ1号線ネルビオン駅より徒歩3分
- ^ “Sevilla F.C. The organization”. www.sevillafc.es. 2022年1月31日閲覧。
- ^ a b “Estadio Ramón Sánchez Pizjuán” (スペイン語). Estadio Deportivo. 2023年3月13日閲覧。
- ^ a b “Se cumplen 63 años de la inauguración del Ramón Sánchez-Pizjuán” (スペイン語). エル・デスマルケ (2021年9月7日). 2023年3月13日閲覧。
固有名詞の分類
スペインのサッカー競技施設 |
エスタディオ・ヌエボ・アルカンヘル コリセウム・アルフォンソ・ペレス エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン エスタディオ・デ・メスタージャ エスタディオ・アノエタ |
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