エクリプス (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 14:00 UTC 版)
主な産駒
- ポテイトーズ (Potoooooooo、1773年) 46戦30勝。 ネアルコ、ハイペリオン系等現在の父系の大半の祖先
- キングファーガス (King Fergus、1775年) 1797年英チャンピオンサイアー。セントサイモン系の祖先
- ヤングエクリプス (Young Eclipse、1778年) ダービーステークス
- サルトラム (Saltram、1780年) ダービーステークス
- サージェント (Serjeant、1781年) ダービーステークス
- ダンガノン(Dungannon、1780年) サージェントの全兄、25戦23勝
- アネット (Annette、1784年) オークスステークス
- ジョーアンドリュース (Joe Andrews、1778年) ジョーアンドリュース系の祖。現在は滅亡
- マーキュリー (Mercury、1778年) マーキュリー系の祖。現在は滅亡
- 牝駒の産駒(エクリプスを母の父に持つ馬)
- フェノメノン(Phoenomenon、1780年) セントレジャーステークス、ドンカスターカップ 父: Herod
- スカイスクレーパー(Skyscraper、1786年) ダービーステークス 父: Highflyer
- ヴァランテ(Volante、1789年) オークスステークス 父: Highflyer
- オベロン(Oberon、1790年) ドンカスターカップ 父: Highflyer
- スタンフォード(Stamford、1794年) ドンカスターカップ2回 父: Sir Peter Teazle
- アーチデューク(Archduke、1796年) ダービーステークス 父: Sir Peter Teazle
- パリ(Paris、1803年) ダービーステークス 父: Sir Peter Teazle
- ターター(Tartar、1789年) セントレジャーステークス 父: Florizel
- ジョンブル(John Bull、1790年) ダービーステークス 父: Fortitude
- ベリナ(Bellina、1796年) オークスステークス 父: Rockingham
- エフエメラ(Ephemera、1797年) オークスステークス 父: Woodpecker
- タグ(Tag、1786年) オークスステークス 父: Trentham
タグ以外はすべて父がヘロド系種牡馬
- ^ 当時はイングランドのランニングホース等と呼ばれていた
- ^ 当時は騎手と調教師、厩務員の区別は明瞭ではなく、騎手ジョン・オークリー、馬主ウィリアム・ワイルドマンらが調教を付けていた。『新・世界の名馬』はサリヴァンとしている
- ^ 当時のイギリスでは5月1日に一律年をとる
- ^ 本村凌二『競馬の世界史』中公新書、2016年、pp18-46,ISBN978-4-12-102391-9
- ^ この時の日食は金環食である。皆既日食が起こったというのは正確ではない。他にこの年イギリスで日食は起こっていないとする説もあるが、こちらは完全に誤りである
- ^ ジェネラルスタッドブック(血統書)創刊が1791年、レーシングカレンダー(成績書)が1773年
- ^ 『優駿』2011年6月号、84頁。
- ^ オケリーが賭け相手を集めるため意図的に流したとの説もある。「揺籃期のイギリス競馬」「新・世界の名馬」等による
- ^ 「新・世界の名馬」p.19による
- ^ ヒートを1つの競走と見るか、複数の競走と見るか。レーシングカレンダーに載っていない競走を含めるかどうかによって変わってくる。ここではイギリスの公式の競馬成績書に基づいて18戦としたが、bloodlinesは20戦とし最後の競走もNottinghamのキングズプレートとしている。また、「伝説の名馬 I」も別の組み合わせで20戦20勝としている
- ^ 「新・世界の名馬」による
- ^ 死亡日については27,28日と記述する資料もある。ここではThoroughbred Heritage、英語版Wikipediaを参考に26日としたが、「新・世界の名馬」「サラブレッド世界百名馬」「世界名馬ファイル」は27日、「伝説の名馬 I」及びThe book of Daysは28日としている
- ^ [1]、「新・世界の名馬」等による。「サラブレッドの生産及び英国競馬小史」等は逆に初年度が25ギニー、後50ギニーとしている
- ^ [2]による
- ^ 世界名馬ファイル p.17
- ^ 種付け料が3ギニーから100ギニーにまで上昇した
- ^ 「揺籃期のイギリス競馬」による
- ^ 「揺籃期のイギリス競馬」等による
- ^ BBC - DNA study of 'greatest racehorse'
- ^ BBC - 'Averageness' key to great racehorses
- ^ [3], [4]等による。他に80%や90%とする説もある
- ^ セントサイモンにおけるEclipse血量は約14%、Herodは19%強
- ^ 三大始祖が成立したのはエクリプスやハイフライヤーの産駒が走っていた時代であり、1785年にダービーを制したエイムウェル(オルコックアラビアン系)にしても母の父にヘロドを持っていた
- ^ 「揺籃期のイギリス競馬」、Thoroughbred Heritage - Highflyer等による
- ^ a b c Todd ET, Ho SYW, Thomson PC, Ang RA, Velie BD, Hamilton N2. (2018). “Founder-specific inbreeding depression affects racing performance in Thoroughbred horses.”. Scientific Reports 8 (1): 6167.
- ^ a b 『新・世界の名馬』原田俊治・著、サラブレッド血統センター・刊、1993,p13-27,エクリプス
- ^ a b 『英国競馬事典』p105-106「距離」
- ^ 『競馬百科』日本中央競馬会・編、みんと・刊、1976,p184
- ^ 『競馬 サラブレッドの生産および英国競馬小史』デニス・クレイグ著、マイルズ・ネーピア改訂、佐藤正人訳、中央競馬ピーアールセンター刊、1986,p70
- ^ 『アーバンダート百科』山野浩一・著,国書刊行会・刊,2003,p97
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